俺はだれなんだ
俺なんてものは元々居ないんだ
存在じゃなくて出来事なんだ
泡が生まれて消えていくような出来事なんだ
みんな一つの大きさの無い無限の宇宙の中での出来事だ
俺は君でもあり帽子屋でもありウサギでもある
いつかこの宇宙を夢見ている帽子屋があくびをしながら目覚め
「変な帽子屋の夢を見た。俺は夢の中の帽子屋なのか、夢を見てるほうの帽子屋なのか」
「俺の内側に世界が有るのか、俺の外側が世界なのか」
こうしてマッドハッターが一人増えていく
目の前を小さな大名行列が通る
窓の下をお坊さんの行列が続く
そして俺は途方に暮れる
俺なんてものは元々居ないんだ
存在じゃなくて出来事なんだ
泡が生まれて消えていくような出来事なんだ
みんな一つの大きさの無い無限の宇宙の中での出来事だ
俺は君でもあり帽子屋でもありウサギでもある
いつかこの宇宙を夢見ている帽子屋があくびをしながら目覚め
「変な帽子屋の夢を見た。俺は夢の中の帽子屋なのか、夢を見てるほうの帽子屋なのか」
「俺の内側に世界が有るのか、俺の外側が世界なのか」
こうしてマッドハッターが一人増えていく
目の前を小さな大名行列が通る
窓の下をお坊さんの行列が続く
そして俺は途方に暮れる