細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

体育座りで、空を見上げて

2008-11-15 19:21:14 | 読書メモ や・ら・わ行
体育座りで、空を見上げて  著者  椰月 美智子

《内容》
私は、自分をたっぷりと持て余していた。理不尽に怒り、親に当たり散らし、自分で自分をコントロールできない-。5分だって同じ気持ちでいられなかった、あの頃。読者を瞬時に思春期へと引き戻す、おかしくも美しい感動作。
              (紹介文より)


―――見た目とはうらはらに、私の心は、徐々に波を打ちはじめていた。他人から見られる自分と自分の中の自分、ぜんぶ自分なんだけど、どれも違うような気がして、いつも気持ちがざわざわとしていた。

―――矛盾してる感情がいつも心の中にいくつもあって、自分ではどうすることもできなかった。

 大なり小なり、いろいろあるんでしょう・・この時期は。と。
自分はどうだったんだろう?親からみたら・・・・・・。

紅花の邨

2008-11-15 11:16:03 | 読書メモ 
紅花の邨   著者 佐伯 泰英

《内容》
百日紅が咲き誇り、江戸が晩夏に移ろう頃、佐々木磐音は吉原会所の若い衆とともに奥州道中を北へと向かっていた。奈緒の嫁いだ紅花大尽前田屋に奇禍が降りかかる騒ぎが起き、山形藩も関わっているというのだが…。春風駘蕩の如き磐音が許せぬ悪を討つ、著者渾身の書き下ろし痛快長編時代小説第二十六弾。

k