細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

連帯保証人

2009-04-25 14:02:32 | 読書メモ ま行
連帯保証人   著者   松井 計

《内容》
ある日、高校教師の雄策のもとに消費者金融から一本の電話がかかってきた。家庭の事情で必要だからと頼まれ、愛人・柊子の借金の連帯保証人になっていた雄策だが、柊子の返済が滞っており、連絡もつかなくなっているという。雄策は柊子のマンションに向かうが、すでにもぬけの殻だった。何故、彼女は何も言わずに消えたのか?東京から四国、大阪と住民票や戸籍謄本をもとに柊子の足跡を追う雄策は、予想もしなかった柊子の過去を知ることになる。一方、雄策と妻・麻衣子とのあいだには埋めようのない距離感が生まれていく。そしてついに、雄策は麻衣子の想像を絶する一面を知ることになる。
            (紹介文より)


―――知らぬ間に私は思考の迷路を彷徨い、時間が経てば経つほど、胸にとどまった異物は、その大きさを増していくばかりだった

さよならの扉

2009-04-25 13:01:33 | 読書メモ た行
さよならの扉   著者 平 安寿子

《内容》
彼は逝ってしまったけれどわたしとあなたは、ここにいる。社会経験まるでなしの本妻(48歳)と、デキる独身OLにして夫の愛人(45歳)が、夫の死をきっかけに対面。そんな女ふたりが織りなす奇妙な交流を、一滴の涙を添えてユーモラスに描く。
           (紹介文より)


―――本人がいかに悟って逝ったとしても、残された者には思いが残る。あの優しさにもう甘えることができないと思うと、その理不尽に涙が溢れた。


―――フワフワとよるべない。自由だが重みがない。人生の密度が下がった。不思議な気分だ。楽しいのか寂しいのか、わからない。


あれから

2009-04-25 12:32:36 | 読書メモ や・ら・わ行
あれから    著者 矢口 敦子

《内容》
高校1年の千幸と中学3年の夕美姉妹は、ある朝、父が電車内で痴漢をし、咎めた男性を線路に転落死させたと知らされる。二人は偶然出会った大学生たちの力を借り、父の汚名を晴らそうとするが…。10年後、看護師として一人働く千幸の前に、忌まわしい過去を彷彿させる女性が現れる。そして、哀しくも驚くべき真実が明らかになる。
           (紹介文より)


悲しくなってしまいました。

家康の人生観

2009-04-17 00:00:00 | Weblog
元和二年(1616)の今日は、徳川家康が亡くなった日だそうです。

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし、急ぐべからず。不自由を常と思へば不足なく、心に望みおこらば、困窮したる時を思ひ出すべし。堪忍は無事長久の基。怒は敵と思へ。勝つ事ばかりを知って、負くる事を知らざれば、害その身に至る。おのれを責めて人をせむるな。及ばざるは過ぎたるより優れり。《徳川家康》

宣告

2009-04-15 21:50:11 | 読書メモ 
宣告      著者 佐伯泰英

《内容》
金杉惣三郎、決断す!江戸と越後、金杉父子が己に課す新たな試練とは?将軍吉宗(よしむね)公主催の大剣術大会まで一年足らず。春遠い越後(えちご)で修行の仕上げに励む金杉清之助(かなすぎせいのすけ)は、江戸に向かう年若い姉弟(きょうだい)と同道することに。雪深い地で育まれる友情、しかし村上(むらかみ)藩の重大な使命を帯びた姉弟を、次々と刺客(しかく)が襲う……。その頃、江戸の父・惣三郎(そうざぶろう)の口からは驚くべき“宣告”が発せられていた! 父子の想いが交錯(こうさく)する、衝撃のシリーズ第二十弾!
          (紹介文より)

K

デュプリシティ

2009-04-15 21:33:35 | Weblog
試写会 《デュプリシティ  スパイは、スパイに嘘をつく》

ジュリア・ロバーツ
クライヴ・オーウェン
監督 トニー・ギルロイ

《内容》
B&R社は創業150年を誇る老舗企業。業界トップに君臨し続けていることもあり、CEOハワードはゆるぎない自信を持っている。一方、急速に業績を伸ばし始めているエクイクロム社のCEOディックはB&R社の存在に神経過敏だ。同業者の二人は常に互いの動向を注視していた。そんな中エクイクロム社は、業界内で誰でもが不可能だと思っていた“脅威の新製品”をB&R社が開発するという情報を入手する。―――(略)
        (パンフレットより)

 面白かったです。誰が誰を騙しているんだか、騙されているんだか・・・
最後は・・笑って(くすっと)しまったけれど。
ジュリア・ロバーツ、お年のわりに綺麗です。(怒られちゃうかな)