おくやみ続く。

昨夜のニュースで、萩原流行さんの訃報。

せんだっては愛川欣也さんも泉下の人になられたし、
存在感のある人がつぎつぎいなくなっていく。

私の中で萩原流行さんの印象が強く残っているのは、
「寒椿」（1992年・降旗康男監督）のインテリ侠客。

昭和初期の花街を舞台にした映画で、
和装の登場人物が多い中、ひときわ目立つ洋装の伊達男だった。

「寒椿」の主演は西田敏行さん。
親分肌の女衒（ぜげん）なのだが、ニコリとも笑わない渋い役。
ぞくぞくするほどかっこよくて、
西田敏行ってこんなにいい男だったのかとしみじみ思った。

ああ、また見たいなあ。
どこかで追悼放映してくれないかな。