浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

私のお盆の思い出

2022-08-20 10:14:23 | お知らせ

法徳寺 門徒総代 代表 秋本杏子

私の出身は、沖縄です。沖縄から、この法徳寺さんのある厚木市岡田に嫁いできました。沖縄のお盆と岡田地区のお盆は、ずいぶん違うなと嫁いだ頃思いました。沖縄のお盆は、派手にお飾りします。スイカ丸ごと2個、パイナップル丸ごと2個、そして、サトウキビを束ねてお供えします。最後の送り火の時は、爆竹を鳴らすのです。この世に帰ってきて、お酒で酔っ払って居眠りしている、ご先祖様をたたき起こすためと、私に祖母は教えてくれました。しかし、私の嫁いだ秋本家は、代々浄土真宗、お盆でも特別な飾りもせず、迎え火も送り火もやりません。理由は、浄土真宗は、いつでも、ご先祖様が帰ってきてくれているからだそうです。そんな考え方もあるんだとびっくりしたことが、懐かしく思い出されます。
今年、初めて、門徒総代としてお盆法要に参加を致しました。法要が始まる前、参加者の方が、和紙のウチワを使っている光景を見て、私は、ビックリしました。このウチワは、私の亡き主人が手作りした物です。私と主人は、共に、染め物の仕事をしていました。もう20年以上前、お寺の本堂に、エアコンがついてない頃、お寺で使ってもらおうと手作りした物でした。ウチワを作るのは、冬が最適なんです。それは、材料の竹が、虫も入らず、一番良い乾燥状態になるためなのです。今でも、法徳寺さんで、使って下さっているなんて感動でした。数名の方が、ウチワであおいでいる姿を見ては、亡き主人の事を思い出させてくれました。


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お盆法要が無事終了しました

2022-08-20 09:41:09 | お知らせ

令和4年8月15日・16日に、初盆・お盆法要をお勤めさせて頂きました。昨年は、コロナ蔓延防止の為、中止に致しましたので、2年ぶりの開催となりましたが、実は、今年も急激な感染拡大で、中止にするべきか迷いました。しかし、参加人数を制限させて頂き、感染防止を徹底し勤めることに致しました。8月13日のお盆初日に、台風が、関東を直撃するという、珍しいことがありましたが、幸い、台風の被害は、ほとんどなく、安心致しました。迎えた15日・16日当日は、まさに、猛暑でした。受付もエアコンの効いた大広間にしました。本堂は、エアコンを最大限使っても、換気を十分にしなければと思い、なかなか涼しくはなりません。コロナよりも熱中症を心配しましたが、全6回の法要は、以前に比べて、参加者は、少な目で、体調を崩す方も出ず、無事に終えることが出来ました。

当日の住職 伊東英幸の法話の一部を掲載いたします。

私の好きなワンピースというテレビアニメに出てくる、

「人はいつ死ぬと思う?人に忘れ去られた時さ…。」

という名シーンがあります。

人は、いつ死ぬのか、鉄砲で心臓を撃ち抜かれた時ではない、心臓が止まった時ではない、その人間が、心の記憶から忘れ去られた時だ、という言葉は、私の心をつかみました。今日は、コロナ過にもかかわらず、こうして、亡き方のために、皆様がお参りしてくださっているということは、亡き方は、皆様の記憶から、忘れ去られていないということです。そして、皆様も、今でも、忘れようにも忘れることの出来ない、一緒に過ごした日々のことを思い出すことが、沢山あるということです。お互いが、出会えて幸せだったのです。お盆は、古来より亡き方が、お浄土より、ご自宅にお戻りになる期間とされております。しかし、浄土真宗の教えでは、お盆の期間だけ、お戻りになるのではありません。なぜなら、仏様の世界には、苦しみや悲しみや迷いはありません。しかし、この世に生きる者には、苦しみや悲しみが多く、そして、大切な方を失い、これからの人生、どう生きればいいのか、不安と迷いの中にある方が多いからであります。その苦しむ者を、救うために、お戻り下さるのです。お戻りくださっているとはいえ、残念ながら、私たちには、生きているお姿は、拝めません。しかし、お参り致しますと、懐かしい声が聞こえてきたり、懐かしい顔が目に浮かぶことがあると思います。亡き方は、残された者に、「前を向いて生きてね」「体を大切にね」「人生何とかなるよ」「心配ないよ大丈夫」と、応援し、安心を与え、時には、背中を押してくれています。残された者も、そんな声が聞こえてきたら、お参りして、皆様からも、声をかけてあげてください。日常の嬉しかったことや楽しかったことの報告、悩み事や相談事なども良いのです。お参りすることで、気持ちが安らぎます、また、生きる力や勇気が湧いてくるものです。そして、どう生きるべきなのか、自然と良き方向に導いて下さるのです。

皆様も、「さようならではなく、また、いつか、仏様の世界で会いましょう。私たちも、いつか、この世の自分の役目が終わるまで、頑張って生きていくから、見守っていて下さいね、いつか、あなたが待ってくれている、仏様の世界に参られて頂きます」という思いを持ち続けてください。また、いつか、仏様の世界でお会いされた時、一緒に笑ったり、泣いたり、懐かしい思い出をたくさん語り合ってください。亡き方も、その日を、楽しみにされています。

お盆法要にあたり、お布施をお預かり致しました。阿弥陀如来様に、お供えし読経を勤め、ご供養をさせて頂きました。

8月17日 お盆法要では、皆様のお名前を読み上げることが出来ないため、次の日に、

読み上げをさせて頂きました。約400件のお宅様から、新盆・お盆のお布施を頂きました。

全ての方を読み上げるのに、約1時間 かかりました。

法名を、読み上げた後、阿弥陀如来様の尊前にお供えし、読経をさせて頂きました。

その後は、第二永代供養墓、第一永代供養墓、第三永代供養墓の順に、お参りを致しました。

最後は、法徳寺歴代住職のお墓に、お盆法要のご報告をさせて頂きました。

永代供養墓には、お盆期間、仏華が多数お供えされましたが、

昨日、8月19日 夏場は、一日で、暑さで仏華が傷んでしまいます。

夕方、住職が、枯れた華を撤去し、掃除を致しましたので、ご了承下さい。


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