信心正因 称名報恩
浄土真宗の教えの特徴とは何でしょうか?それはなんといっても「信心正因 称名報恩」の8語に集約されます。南無阿弥陀仏を称えることで救われるのが浄土真宗でしょ?と多くの人は思っているでしょう。確かに親鸞聖人の師である法然上人が開かれた浄土宗では、多くの念仏を称えることが救われる道であると教えています。ところが親鸞聖人はその念仏の教えをさらに発展させ、大事なことは阿弥陀さまの救いを信じることだとしたのです。それは絶対他力を突き詰め、口に出す念仏さえも自分のはからいで称えている自力の念仏だとしたのです。そしてすべてを阿弥陀如来さまに任せる気持ちがあるならば、自分で行う修行は一切必要なく、阿弥陀さまのお慈悲を信じるだけでいいのだと結論づけたのでした。そして信じたあとの念仏は、阿弥陀さまのお慈悲に感謝する思いで称える「報恩謝徳」の念仏であると述べたのです。この「信心正因 称名報恩」を説明する記述が正信偈(赤い本の20ページ)に書いてありますので、皆さんもご覧になっていただきたいと思います。
憶念弥陀仏本願 阿弥陀如来の本願を信受したとき
自然即時入必定 自ずと即時に成仏が定まる身となるのです
唯能常称如来号 ですからただ常に念仏を声に出し
応報大悲弘誓恩 阿弥陀如来の大慈悲に感謝すべきです
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