昨日は、夕方から、歯医者さんに行ってきました。私は、小さい頃、歯医者さんに行くのが大嫌いでした。待合室でまっていると、歯を削る音が聞こえてくると、それだけで逃げ出したい気持ちでした。大人になってからも、相変わらず、痛くならないと行かないので、治療は長引きます。定期的に、診てもらうのが一番、良いのです。そうすれば、治療も長引くことなく、痛い思いもしなくてすみます。よく、亡き母が、私に、歯の大事さが、おまえにも、そのうちわかるわよと言ってましたが、本当にそうだなと今は思います。時々、インプラントの広告を見ると、一本、何十万します。全部の歯だったら、そうとうな額です。それだけ、健康な歯は財産なんだなと思います。「親の意見と冷や酒は、後で利く」と言われますが、今も母の言葉が、時々思い出されます(私は、お酒がダメなのですが)。私が大学生の頃「いつか、お寺に生まれたことに感謝するわよ」「お寺に助けてもらえるよ」と言われました。母は、お寺の生まれではありませんでしたが、高校の教員と住職をしている父を助けるために、僧侶の資格をとりました。今は、女性の僧侶の方は、珍しくありませんが、まだ、40年程前、学校を休めない父の代わりに、通夜 葬儀 法事をこなしていました。とても、大変だったと思います。「なんで、女の坊さんなんだよ」と言われることもしばしばだったそうです。また、父に代わって、築地本願寺での会議などにも出ていたので、割と顔が広くて、私が、僧侶に成りたての頃、父よりも、母の事を話題にされました。女性で会議に出るのが珍しい時代だったのだと思います、そのおかげで、新米の僧侶の私も、仲間に加えて頂いたこともありました。お寺の息子あるあるですが、私は、幼い頃から、お寺が好きではありませんでした。朝のお経も嫌だったし、しかし、京都で出会ったお寺の子弟の方で、私は、小さい頃から、お坊さんになりたくて仕方がなかったという方がいらっしゃって、びっくりしたことです。私は、まったく、その気持ちが分かりませんでした。ですから、今でも、お寺の住職をさせてもらっているのが、不思議です。皆さん、お寺は、長男が継ぐと思われているかもしれませんが、まったく、そんなことはありません。長男は、まったく、別な仕事をされていることも珍しくありません。結局、私は、母の予言通りになっております。浄土真宗本願寺派では、正確な数はわかりませんが、全体の三分の一程度が、女性の僧侶です。女性が住職をされているお寺は、珍しくありません。布教使として活躍されている方も数多くいらっしゃいます。
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