浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

2012-01-18 11:02:23 | 日記


今朝も、とても寒かったですね。
お寺の駐車場入り口にある、蓮の鉢の水が凍っていました。
寒さに負けず、今年もきれいな蓮の花が咲くといいなと思います。

ちなみに去年の咲いている様子は、こちら。
とってもきれいです。
今年は、咲き始めましたら、ブログでお知らせしたいと思います。



寒い日が続き、雨が降らず、乾燥していますね。
インフルエンザも流行りはじめたと聞きました。

皆さま、体調を崩さないようにお気をつけ下さい。

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新年法要

2012-01-18 10:23:00 | 法要


今まで、ホームページの行事レポートで紹介してきました合同法要の様子を今後は、ブログの方で紹介しようと思います。

まずは、2012年(平成24年)1月2日、法徳寺本堂において、行いました新年法要です。
新しい年を阿弥陀様の前で、たくさんの皆さまとお経を唱えました。

当日は3回法要を行いましたが、午前中1回目の、10時の回に、人が集中してまいました。
       
今年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。 


ここで、新年法要での法話の一部をご紹介いたします。




(法話講師 伊東知幸)

皆さんあけましておめでとうございます。
三月十一日の震災のことを考えますと、おめでとうと申し上げるのも、ためらう気持にもなります。
しかし今年一年を明るくする為に、また新たな気持ちで冗談も織り交ぜながら話したいと思います。

 昨年の流行語大賞は「なでしこジャパン」でしたね。そのほかは震災の用語なども挙がっていますが、
皆さんが今年一番印象に残った言葉は、なんといってもあのACジャパンのCM「ぽぽぽぽ~ん」じゃ
ないでしょうか。あのCM正式には「あいさつの魔法」と称しまして、震災直後企業がCMを自粛した
お陰で、極めて頻繁に放送されたので皆さん覚えていると思います。
内容としては可愛い動物キャラクターが色々変身し挨拶を勧めるのですが、なにせあれだけ大量に放送
されて、ウンザリした方も多かったのではないでしょうか。

しかし挨拶は声に限ったものではありません。「よおっ」と挙手をしたり、頭を下げお辞儀をしたり、
手を取り合い握手をしたり、また自衛隊では敬礼が挨拶と言えるでしょう。

 仏教の挨拶とは何でしょうか。ズバリお念仏です。新年から、皆さんのように有名神社などには行かず
御縁のあった法徳寺にお参りし、一緒にお経を称えその前後にはお念仏を称える。これほど先祖が喜ぶこ
とはないのではないでしょうか。お念仏は決して難しい呪文ではありません。
手のひらを合わせ、南無阿弥陀仏と口に出すことは、今の生活に感謝をし、ご先祖を敬いたたえる言葉なのです。
間違っても「祟りが起きないように、先祖の怒りを鎮める」だとか「どうか、運勢が上がり幸せやお金が
手に入りますように」という身勝手な解釈はしないでください。

お念仏は今の生活を報告し、これからも見守っていてくださいと願う先祖との挨拶です。煩悩にまみれ厳しい
修行の出来ない私達が、唯一つ出来る良い行い「お念仏」を今年も欠かさないようにしましょう。

 また挨拶という言葉は禅宗の用語が元になったそうです。
修行僧が互いの修行の成果を、質問しあうことで悟りや知識の深さを確認しあう。これを挨拶と言ったそうです。

 禅宗と言えば、私の義父、千葉の住職は北海道の禅寺の出でして、僧籍は浄土真宗ですが禅宗の教えが身に
ついています。禅宗では行住坐臥と言って、寝る、食べる、坐禅する、掃除をするといった生活の全てが修行だと
説いているので、掃除にはたいへん厳しいのです。禅宗の教えでは汚れている、いないは関係ないのです。
身の回りを綺麗に磨く行為そのものが修行であり、身も清めるという考えがあるので、年末の大掃除には毎年苦労します。
というか一年中掃除掃除と怒られています。

 最後にその住職が法事で最も多く話す、話をしたいと思います。

今から2500年前お釈迦さまが、説法の旅の途中ある親子に諭しました。
「あの木の幹を御覧なさい。太い幹が一家の主。枝、小枝が子供、孫。
その一家を支えるのがぎっしり張った根であって先祖なのだ。知恵のない人は枝、小枝に肥やしを与え枯らしてしまう。
知恵のある人は根っこに肥やしをやり、その木は生い茂る。その根っこに与える肥やしを供養と言うのだ」

つまり、子供や孫に贅沢な物や金を与えることは、決して一家の繁栄にはなりません。
ご先祖を敬い手厚く供養をすることが、一家の幸せにつながるのです。
 私もつい子供に物を買い与えてしまいますが、決して本人のためになっているとは言えないものばかりです。
ご先祖が喜ぶお金の使い道(勉強用具だとか)を考え、改めていきたいと思います。
     

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平成24年1月の法話 「大掃除」

2012-01-16 17:46:06 | 法話
これを書いている年末はお寺にとって大変な時期でもあります。
なにせ一般家庭に比べ境内や室内は遥かに広く、求められる清潔の度合いも高い
のです。神聖なお寺が落ち葉だらけだったり、仏像に埃がかぶっていたらがっかりさ
れるに違いありません。よって年末の大掃除には多大な労力を必要とするのです。
・・・と今もその疲れをほぐすためと称しパソコンに向かっているのですが・・。
ふぅ~。 と、こんな愚痴るようなことを言っていたら禅宗のお寺では僧侶失格です。

以下は浄土真宗の教えとはちょっと違う禅宗の僧侶の話ですが、時節柄たいへん勉強に
なるので今回は“掃除”のお話をしましょう。

禅宗の修行僧を“雲水(うんすい)”と呼びますが、彼らが行う日常生活の労働全般
を作(さ)務(む)と言います。
そう、お坊さんがお寺にいる時に着ている作務衣の作務です。
作務も修行で、その中でも掃除は、一番大事な修行だと考えられています。
掃除と言うと、汚れたらやることのように思うでしょうが、禅では汚れているかどうかは
関係ありません。
とにかくただひたすらにゴミを拾い、埃を取り除き、雑巾をかけるのです。

禅宗の雲水にとっては、日常の全ては行住坐臥(ぎょうじゅうざが)(行は歩くこと、
住はとどまること、坐は坐ること、臥は寝ること。
この4つで人間の動作のすべてを表す。修行僧の日常は全てが修行だということ
です。静の修行が坐禅であり、動の修行が作務なのです。  
鏡面のように光る床は、掃除の結果得られるものです。無心で掃除が終わった時
にはじめて、空間も心もすがすがしいものに変わっていくのです。  
皆さんも雲水のように無心で、日常生活の一環として掃除をしてみたらいかがでしょうか。
しかし、年末にまとめて掃除をしていること自体が日ごろ怠けていた証(あかし)ですね。
と書いている自分も胸が痛むのですが・・。
そしてお墓や仏壇がある方は、そこを特に綺麗に仕上げてもらいたいと思います。
ご先祖様や逝去された方を思い今年一年を振り返り掃除に没頭すれば、心もすが
すがしく新たな一年を迎えられるに違いありません。

昨年は日本にとって大変な年でしたが、今年はより良い年になりますよう、
日常の出来ることから始める。それが掃除なのかもしれません。  

法話担当 伊東知幸


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ブログを始めました。

2012-01-16 11:45:03 | お知らせ
神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。

ホームページを始めて、13年になりましたが、毎月の法話のページを読みやすく、
また、お寺の今の様子を発信できたらと思い、ブログを始めました。
よろしくお願いいたします。

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