Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

ゼネストと音楽会

2006年02月02日 | 生活
今日は全国規模のストライキです。

●公務員の給料値上げ要求
●消費力アップの要求
●職業削減反対
●教育の場での安全対策

これらが労働組合が示したストの内容です。

今朝は今晩のコンサートのゲネプロでしたが、音楽家以外は全員ストをしていましたので、照明もなく、キャンセルになりました。
今夜の演奏会もキャンセルとなり、しばらくの間議論が続きました。
われわれ音楽家がストをするわけではないことを明示すること、
何とかコンサートが出来ないものか、たとえばオペラで使う電気の付いた譜面台は使えないものか、
などの提案もありましたが、とにかくホール案内の人も、切符を売る人も、電気関係の技術者もいないのでキャンセルせざるを得ません。

今週はポーランドの指揮者、スクロヴァチェフスキーによる、ブルックナーの第二番交響曲、スクロヴァチェフスキー作曲、左手のためのピアノコンチェルト。
ピアノは作曲家が彼のために書いたゲリー・グラフマン。

今年83歳になるこの指揮者+作曲家の淡々とした非常につぼを心得た練習と音楽性に魅力を感じていたわれわれにとって今日の演奏会は是非やりたかった所でした。

土曜日にも同じプログラムで演奏会がありますので、土曜の朝にゲネプロをしてコンサートの運びとなります。
一度でおしまいにするのは残念でした。