Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

サン・ヴァランタン

2006年02月14日 | 生活
今日はヴァレンタインデーですね。
日本では昔からこの日は特別で女の子はこの日が近づくとそわそわしていましたっけ。
フランスに来て見たら、ちっとも話にも出ないし、祝いもしないので不思議に思っていました。でも最近はハローウィン同様商業活発化(?)のためか、さかんに広告を出しています。
赤いバラ、宝石,レストラン、チョコレート、香水などが筆頭に上げられます。

なんでも10%の女性がこの日を待って結婚申し込みをするそうです。

愛するための10か条

新聞に載っている記事を紹介します。フランス人の愛に対する考え方が少しでも分かるかもしれません。

①会話をすること:
愛が長続きすることを願うだけではだめで、お互いに話し合わないことによって、傷つくことが非常に多い。うまくいっていることもうまく行かないことも話し合うことです、とブリジット・ラエさんが言っております。

②自分自身を愛すること:
ソフィー・ルービエさん曰く、自分自身に自信がなく、愛が長続きしないと考えている人は愛を得ることが出来ません。

③慣れから逃れること
愛されることを常に保つこと。サン・ヴァランタンはこの日だけではない。誕生日でなくてもプレゼントをする。《自然に愛を維持することはできない。努力をしなければならない》

④幻滅させない
男性:ぽんぽんのついたモカサン(革靴の一種)・前が短く後ろが長い髪型・鎖のブレスレット
女性:はげたマニュキア・すべての指に指輪をしている人・首に付いたファンデーション
すべての精神学者が断言していること-男を愛する女性は男を賛美することが必要だ
反対に、自己讃美の強い男性は自分が安心させられることが必要。
趣向の食い違いは関係を破綻させる。

⑤レオとジュリアは愛を持続させるためにお互いはなれ、一人はパリ、一人はマルセイユに行った。そして再会するために、二人はその中間地点であるリヨンまで歩いていく。
《歩くことは努力することである。彼らはそれを決行した。》

⑥沈黙は金なり-多くを語るな。
人には秘密の庭がある。それをそっとしておくのがよい。
《接吻は何も言わずにすべてを語る最高の手段である》(ギ・デゥ・モーパッサン)

⑦甘い言葉に気をつけよ
愛を保つには甘い言葉をかけるのがいいということになっているが、それは気をつけよ。とラジオ番組でブリジットさんがいっています。「それを言うことによって愛を保つことは決していい方法ではない。大事なことは彼無しでは生きられないということを示すことだ。」

⑧自分が親であることを忘れよ
カップルに子供が出来ると動転する人が多い。時々子供を預けて二人だけに時間を作ることが大事。

⑨夫婦によっては一人でいることがまったく必要でない場合がある。反対に、息をつきたい夫婦もいる。ちょっとした息抜きは悪い方法ではない。

⑩性的本能
人は性なしに生きることは出来るが感性なしに生きることは出来ない。
軽く触れたり、なでたり、見つめたりすることがいかに重要か、を言っています。

いかがでしょう?日本人との考え方にいろいろな違いが見られると思います。
こちらのカップルは結構大変ですよ。お互いの愛情を確かめ合いながら生活をいしないといけないんです。でも結局日本人だって同じだと思うのですが。

いろいろな考えを聞かせてください。