Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

スペインの香りたっぷりのコンサート

2007年11月25日 | 音楽
腕を痛めているためにコンサートは休んでいますが、
今日は客席で聞きました。

指揮はカタロニアのジョゼップ・ポンス。
スペインの作曲家のファリャと、チャイコフスキーの
ピアノコンチェルトと言う面白い組み合わせ。

ピアノコンチェルトは中国の若手、ラン・ラン。
大変にきれいな音で、ひっぱたかないチャイコフスキー
でした。いわゆる「いつもの演奏」とは違う・・・

いいところもあり、????と言う所もあり。
指揮者とテンポ感が違うところが目立ちました。
まあ、でもとても聞かせる演奏でした。

第2部はファリャの「三角帽子」。
スペイン物のエスプリたっぷりの軽妙ですが、難しい
曲です。
これは指揮者のダイナミックな音楽観と、色彩に対する
追求が見事に消化されていて、非常に素晴らしかった。

終わったあとにコクテルがありましたので、行って、
久しぶりに皆と話してきました。

フランクフルトのオーケストラからクラリネット奏者が
来て吹いていますので、その人たちとの交流会と言う名目です。

何年か前からフランクフルトとバーミンガムのオーケストラとで
楽団員の交換をしています。
わたしも3年前にフランクフルトで2週間弾いてきました。
フランクフルトからも団員がこちらに来て仲間として演奏して
います。

大変すばらしい事で、是非続けたい事のひとつです。
違う国のオーケストラで、どのように演奏し、どのような雰囲気で、
どのようなコンサートをするか、などのことが学べて大変参考に
なります。

残念ながら、フランクフルトの奏者と話し損ねてしまいました。


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2 コメント

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結構、交流があるんですね (昼寝ネコ)
2007-11-26 20:19:34
やはり、音楽は国境のない言語、
ということなんでしょうね。
政治的なバリアにも関係なく・・・
緊張を強いられたとしても、いいお仕事ですね。
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珍しい試み (romarin)
2007-11-27 06:03:09
昼寝ネコさん、コメントをありがとうございます。

プロのオーケストラの中で、団員の交換留学(?)と
言うのは普通はしない事ですが、うちのオーケストラと
バーミンガム、フランクフルトのラジオのオーケストラとが、
4年前から始めた試みです。

いったい何になるんだろう?と言うのが正直な感想でしたが、
実際、自分が行ってみたら、なんと楽しい事か。
いろいろな国の違い、習慣の違い、音楽への感性の違い
などが、身にしみて感じられる貴重な経験でした。

ちなみに、いける人数はすごく少なくて、一回に2人が限度。
しかも一年に一回あるかどうかの少ない回数ですから、
私がいけてラッキーでした。

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