二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

切箔

2014年02月19日 | 工芸

二鶴工芸です。
今日は久しぶりに仕事のお話
今回は切箔(
きりはく)と言って箔をサイコロ状に切ったものです。
箔を切るには基本的にはを使います。
(なかにはカッターを使う方もおられます)
なぜなら前のブログにも記載しましたが、静電気がおきないからです。
箔を扱う道具類は竹製のものがほとんどです。
切る竹は しの という種類の竹を使います。
カッターか短刀で竹の繊維にそってスパンと引き裂く感じで刃を通します。
その繰り返しで刀の刃のようにしていきます。
箔を切る台は鹿革を使います。
画像の台には点々がうってありますが、これは1分の目盛になります。
箔を置いて刀を左右(上下)に動かして切ります。
まずは一定方向に切っていき、そして90度角度をかえて、また繰り返し切っていきます。
この時は呼吸に気を付けないと息を吹いてしまいますと箔が飛び散ってしまいます。
画像の箔は銀箔を金色に着色した着色金箔を使用していますが、本金箔を使う場合は箔を重ねて高温のアイロンで押さえつけて圧着させて厚みをつけたものを使います。


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下の鶴のバックの加工は大小の切箔を散りばめています。

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金彩+刺繍

2013年12月19日 | 工芸

二鶴工芸です。
画像は過去にバッグ等商品にパッチワークして使うように加工しました生地になります。
金彩加工+刺繍加工です。
刺繍といっても日本刺繍ではなく欧風刺繍になります。
刺繍作家さんに依頼してました。
刺繍を入れますと立体感が出てのっぺりした印象がなくなります
少し高級感もでます
現在はあまり和柄を全面に押した商品は作っていないので、こういう手間のかかる加工はしてません。

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ジーンズリメイクのトートバッグ

2013年12月05日 | 工芸

二鶴工芸です。
画像は過去にジーンズレングス部分リメイクして製作しましたトートバッグです。
履きつぶしたジーンズリメイクしたものです。
出来上がってから表面に文字金彩加工しました。
裏地はオリジナルシンボルマークのデザインです。
継ぎはぎですので手間はめちゃくちゃかかっています。
仕立て職人さん泣かせの商品でした。

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