二鶴工芸のきままなブログ

京都で呉服に金箔を装飾する金彩工芸の職人です。
仕事のうんちくや商品説明等きままな事を更新していきます。

京に生きる琳派の美

2015年04月30日 | 日記

二鶴工芸です。
昨日、京都文化博物館で開催中の”京に生きる琳派の美”を観覧してきました。
現代作家200人による日本画・工芸展です。
”琳派400年記念”今年の京都は琳派yearです。
著名な作家から新進気鋭の若手作家まで。
京都のレベルの高さを再確認。
我々、若手職人でよく話すことですが、琳派をテーマに何を作ったらいいのか!?
ひょっとしたら、もうすでに作っているのではないかと!!
先人の技術を継承しながら新しいものに挑戦していく。
我々の日々していることが知らず知らずに琳派のイズムを継承しているかもしれません。

潜在的に琳派イズムをすでに身に着けているのでは?
それを今年の琳派400年で再確認するいいきっかけになるかも。
それだけ琳派の美意識の影響力は凄いということですね~。


月Ⅱ

2015年04月28日 | 日記

二鶴工芸です。
タイトルを通常は2のところをⅡに変えてみました。
なんてことはないですが気分的に。
形状は定番の扇型です。

純金箔の濃淡で迷彩調に加工。
月はプラチナ箔で割り箔加工です。
濃淡だけで迷彩模様を表現するのは以外と難しいのがわかりました。


工房見学

2015年04月27日 | 日記

二鶴工芸です。
一昨日、第1回若手職人交流会と題して西陣織の袈裟を織られている織匠平居 平居幹央さんの工房見学に行ってきました。
手機で織っている希少な職人です。
一日数十センチ(本当は尺です)ほどしか織れないそうです。
使い込まれた織機のメンテナンスも自分でされるようです。
数々の紋紙・京都らしい微妙な色合いの糸!!
お父様も現役で織られています。
織られた裂地は高級品で凄い価格!!
でも工程を聞いたら、そらそうだ!と納得!!
平居さんの熱のこもった解説!!
仕事の現状や情熱・思いが伝わってきます。
そんな熱い男です。
同い年ですが、リスペクト!!
画像のように素材を活かした小物やジーンズ・ベルトも創作しています。
ベルト!凄くいいです!!


日本刀女子

2015年04月25日 | 日記

二鶴工芸です。
画像は今月の地元の新聞記事の一部です。
日本刀女子が急増
どうもネットゲームがきっかけのようです。
「刀剣乱舞」というゲームらしいです。
名刀を擬人化した美男子のキャラクターを育てるゲームのようです。
ゲームを楽しむ7割が女性らしいです。
その反響で日本刀の関連本が売れてるそうで
中には各地の美術館や博物館に名刀を観に足を運ぶコアなファンがいるようです。
世の中どういうきっかけで何が流行るかわかりませんね!!
ニッチな所に思いがけない市場があるのかもしれませんね。


角帯2

2015年04月24日 | 日記

二鶴工芸です。
角帯パート2です
先のブログで記載していましたブリーチのデニム生地で制作しました。
ブリーチの部分がイマイチ出ませんでした。
使う場所によって雰囲気がかわります。
七宝(大)のデザインで先の商品と同じ墨銀色での加工です。
webショップiichiでの販売です。




月影

2015年04月23日 | 日記

二鶴工芸です。
この前、博物館に行った時に京展の申し込み用紙を見つけました。
懐かしい
京都の登竜門的公募展
私は過去2回入選しました。
独立して10年くらいは手当り次第公募展に応募してました。
この作品は2回目の入選作です。
11年前ですか~ずいぶん前です。

グレー地にしけ引きの型を墨での捺染と当方の墨泥と銀泥で摺り箔加工の段紋様をベースにその上から振り砂子加工しています。
月影という作品名でした。
しばらく箱の中にしまったままですので、今年は陰干しをしないといけないかな
虫が食ってたりして


プロトタイプのトートバッグ

2015年04月21日 | 日記

二鶴工芸です。
画像は日付の通り11年前に制作したトートバッグです。
当時はデジカメも持ってなく普通のカメラで撮影してました。

バッグ制作をやり始めてまだ手探り状態の頃でした。
プロトタイプの商品です。
本革も組み合わせて現在と違いカチッとしたイメージの型です。
今見るとまた新鮮な感じがします。
復刻しようかな~




進化する琳派・羽裏展

2015年04月20日 | 日記

二鶴工芸です。
昨日、京都市上京区の織成館 別館 岩上ホールにて開催されています琳派400年記念「羽裏」密やかに楽しむ粋・洒落・数奇の美学 進化する琳派・羽裏展 を見に行ってきました。
元々、織物工場だった建物をホールに改装したらしく100坪もあるので大きな展示場でした。
中でも岡重の羽裏衣装コレクションは見応えがあって楽しめました。
人目につかない部分に手間をかけ、お金をかけたりすることを、”底至り(そこいたり)”といいます。
当時の贅沢禁止令の影響がこの粋な美意識を生み出しました。
おしゃれに対する執念というか、いかにも日本人らしい美意識ですね。


夜の水族館

2015年04月18日 | 日記

二鶴工芸です。
2週前の日曜日の夜に地元の京都水族館へ行ってきました
予想通りスイスイです。
昼はファミリー客で大混雑だからです。
夜おすすめです。
また現在期間限定でプロジェクションマッピングをしています。
私は年間パスポートを持っていますので行ける時に行かないと。
昨年8月に更新してもう6回は行っていると思います。
水族館好きですね~
飽きないです。