二鶴工芸です。
昨日、京都は桜の開花宣言しましたが、大混雑シーズン到来ですね~(>_<)
桜パート2 扇形です。
現在、京都紅谷神宮堂・天正堂成田空港店で扱っていただいております。
京都紅谷神宮堂:https://www.benitani.co.jp/
天正堂成田空港店:http://www.tensho-do.com/concept.html
二鶴工芸です。
昨日の続きで、もう少し簡単に。
画像を参考にしてくださればと思います。
画像はあくまでも参考ですので、これが全てではありません。
画像は印金の袈裟・印金の紋様・摺箔の着物です。
印金の施された袈裟はこの状態か、端切れとして輸入されたのかはわかりませんが、このようなものを元に日本では模倣されていったと思われます。
紋様は画像のように宗教的な紋様で連続紋様がほとんどです。
染織の方はこれを元に摺箔として日本独自に発展していきました。
茶道の方は私はわからないですが、名物裂として軸の表装や仕覆等にも使われたようです。
摺箔は画像のように印金のような連続紋様ではなく絵紋様になっていきます。
着るものですから当時でもファッションなので、おしゃれしたい欲望はいつの時代も同じです。
その時の依頼主のご要望に応える職人さんが努力されたわけです。
これが金彩のルーツになりますが、印金は印金で定義があり、研究されている方からすれば印金=摺箔・印金=金彩というわけではないということになります。
摺箔は現在では金彩加工のひとつの技術になっております。
二鶴工芸です。
日曜日に京都経済センターのこけら落とし事業で開催中のThe KIMONO Styled&Restyled ファッションとしてのきもの1300年に行ってきました。
「昭和初期に復元された奈良時代から江戸時代までの染織衣装を中心に、明治から昭和時代の衣装も含めた、約1300年に亘る日本の染織衣装の変遷をスタイリングの観点から概観すると共に、未来のきもののスタイリングについて考える機会を提供する」という特別展覧会です。
私の目当ては復元されたものとは言え、縫箔(ぬいはく)・摺箔(すりはく)の着物です。
撮影可能とわかっていましたが、カメラを持って行くのを忘れてしまいました(>_<)
スマホで撮りましたが、イマイチ(>_<)
絞りや刺繍・摺箔のみで加工された着物です。
この時代(安土・桃山)は友禅はまだ誕生していなかったのです。
金彩は歴史的には友禅よりも古く、このことは意外と知られていないのです。
金彩という名称も昭和になって使われたもので、それまでの業界では印金(いんきん)と呼んでいました。
明治以降、京友禅の工程のひとつになっています。
江戸時代の奢侈禁止令等で廃れていき、明治時代に復活、昭和の時代に劇的に進化します。
この展示されている摺箔の着物(打掛・下着)は上層階級の方が着用されていたものです。
当方の工房でも金彩(後に刺繍をプラス)のみの着物や帯を加工依頼する得意先があります。
私も金彩のみで制作した帯や着物も作品として制作しています。
知らない方から見れば珍しがられますが、歴史的にみれば存在して当然のものです。
ちなみにですが摺箔というのは型紙等を用いて紋様を金箔で施す技術です。
ルーツは中国に修行していた学問僧が持ち帰った金箔が施された袈裟だったようです。
日本ではその技術を印金(いんきん)と称しました。
その後この印金の裂は日本に輸入され、名物裂として茶人にも珍重されました。
印金は織物に金箔を施す技術ですが、染織だけでなく茶道・及び表装関係にも影響を与えました。
染織ではこの印金を元に摺箔として宗教的なパターン紋様から絵紋様へと日本独自に進化していったわけです。
昭和になり接着剤+箔の開発で摺箔以外に様々な加工技術・表現方法が多様になり、印金という定義に納まらなくなりました。
そういう意味では印金という名称を金彩としたのは先達の血のにじむような努力の結果ですm(__)m
まわりくどくなりましたが、そういうルーツを再度確認した展覧会でした。
二鶴工芸です。
過日に記載しました螺鈿を使った生地が豆皿になって仕上がりました。
10cmの丸と角です。
この豆皿は京都清水茶碗坂のArts安木さんへ納品しています。
京都清水へお越しの際はお立ち寄りくださいませ。
Arts安木:http://arts-yasuki.com/
二鶴工芸です。
探し物をしていたところ、ドッグタグが出てきました(゜o゜)
自分でもいつ作ったのか忘れてしまいました^_^;
ドッグタグは昔、オリジナルバッグのファスナーの引き手によく使っていました。
シルバー色でこれよりも小さいタイプです。
これはゴールド色なので私物用に作ったと思います。
二鶴工芸です。
名刺入れが数点仕上がってきました。
京都城陽の銀糸を使った銀ラメ入りデニム生地にカモフラを銀色で加工したものと銀ラメ入りの黒地の正絹地に市松を銀色で加工したもの。
裏地は黒色になります。
カモフラ3点・市松2点です。
二鶴工芸です。
告知が遅くなりましたが、今月21日(木・祝日)に実演をすることになりました。
京もの認定工芸士 上仲昭浩で参加します。
「きものde楽しむ京都駅ビル321」というイベントで会場はホテルグランヴィア京都 3階 源氏の間です。
時間は12:00(開場11:30)~17:00です。
入場無料です。
着物でなくても入場できるようです。
当方の商品もその場で販売します。
色々楽しそうなイベントですので是非お立ち寄りくださいませ。
詳細:https://kyoto-station-building.co.jp/lp/img/kimono_321.pdf