社労士(社会保険労務士)さんのひとり言

社会保険労務士ブログは早く卒業して、グルメブログにしたいものです。

講師の資質。

2004年10月21日 23時26分54秒 | Weblog
 講師業は難しい。本当に難しいと思う。与えられた時間の間、聴衆を引き付けなければならない。目の前で雑談をされたり携帯電話の音を鳴らされたり。ひどい時には「いい睡眠時間」とばかりに船を漕がれてしまう。連続した講義の場合は、受講生が減っていく度に、胃が痛くなってしまう。講義の日に雪が降ったり大雨だったりした時は最悪だ。受講生が減るし、次回の講義に出る意欲を減退させてしまう。そして、講師たる私は・・・。反省するしかなくなってしまう。
 
 逆に、受講生の立場になると、いろんな批判をしてしまう。時計をチラチラ見てしまう。他人に厳しいのは、私も例外ではないらしい。

 10、声が小さすぎる講師(自信がないのかな)
  9、片寄った話をする講師(自分よがりは家でやれ)
  8、他人の非難が多い講師(何様??)
  7、しゃべるだけで、資料の配布がない(全部、聞き取れってか)
  6、時間前に終わる講師(組み立てが甘い??)
  5、明確な間違いをする講師(知らない人が信じたらどうするのだろう)
  4、冗談がすべる講師(ジョークを交えて話すのは難しい)
  3、時間が足らなくなる講師(私もたまにある・・・)
  2、声が大きくてうるさい講師(小さいよりはましなのだが)
  1、専門用語を説明無しでしゃべる講師

 難しいことを簡単にしゃべるのがいいコンサルタントである・・・と言われたことがある。講師も同じだと思う。わかりやすくしゃべる。それがいい講師の最大の条件だと思う。

講師の仕事。

2004年10月21日 07時49分31秒 | Weblog

 台風一過。澄んだ空気が気持ちの良い朝だ。
 
 今日は、講演会が一つあるので、出席する予定だ。私も講師の端くれなので、他の講師の話をよく聞く。話し方やテーマの決め方の勉強になるからだ。一番勉強になるのは銀行系の講演会である。経済・経営のコンサルタントは講演に力を入れている。言い換えれば、それで食っているのだから、おもしろくないわけがない。
 役所関係の講演会(勉強会ではない。)もいいものが多い。(ただし、お役人の講師は、話下手である場合が多い。)ほとんどの場合、無料なので、積極的に参加している。

 社会保険労務士の必要な技術とには「しゃべること」「聞くこと」があると思う。意外に「しゃべること」が苦手な方が多い。そういう方には「聞くこと」能力を研ぎ澄ましてください・・・と申し上げている。どちらも中途半端に出来るよりは、どちらかが超一流であった方が良いと思う。ただ「しゃべること」ばかりで「聞くこと」が出来ないタイプは始末に悪い。「聞くこと」能力については平均値ぐらいは欲しい。

 「しゃべること」ができれば良い講師。「聞くこと」ができれば「相談できる先生」である。