会社や学校、家庭生活、現代に生きる人間は、
さまざまなところでストレスを抱えています。
ストレスを完全には取り去ることは無理ですが、
ストレスによる諸症状を和らげてくれる薬膳をご紹介します。
みなさんは、どんな時にこのような思いを抱きますか?
「気分がいい」「ほっとする」「心地良い」
すべての方ではありませんが、
「香り」に癒やされるというのは多くの人が感じることではないかと思います。
アロマテラピーなど、香りで治療を行ったり
、気分を変えたりできるものとして、様々なところで使われています。
漢方でも、香りは重要な要素として考えています。
例えば、ジャスミン茶。
お茶の味も楽しみながら、香りもふわっと身体に取り込むことで、
気持ちを落ち着かせたり、気分を上向きにしてくれる、「気」の部分に作用してくれます。
イライラしたりするときには、
気血水弁証でいう「気滞」という、身体に気の滞りが存在し続けることで、
それが嫌な気として身体に蓄積し、モヤモヤと何かが積り、晴れない気分になります。
そんなときは、香りでモヤモヤを押し流すことも効果があるのです。
もう一つ
小さい黄色い花を乾燥させたものが「桂花(けいか)」
キンモクセイの花です。
桂花には、「理気」という気の流れを良くする働きがあるので、
味と一緒に十分香りも楽しんでみてください。
緑茶に適量入れても、だるさを取るお茶になります。
ぜひお試しくださいね!