天愛元年

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ
新元号『天愛』元年にスタート

人の業

2021-08-16 12:02:58 | 日記

 アフガニスタン政権がタリバンの手に落ちた。国際政治を見る視野と見識を一切持たないけれど、感想は「それ見たことか」である。米軍占領・統治下以降、日本の国際政治・政局を見る目はアメリカのフィルターを通してであった。米ソ対立、米国のベトナム侵略戦争などの国際紛争に対して、常に米国サイドの歪んだ展望しか持てなかった。核戦略や沖縄政策などで属国根性が染み渡っていた。しかし、御主人はそうした健気な下僕の気持ちなどは汲んでくれず、日本の頭越しに米中国交回復に走り、国際パワーバランスにおいて日本に孤立、根腐れの危機感を持たされた。それでも米国にしがみ付かざるを得なかった。日本の報道機関も、イラクのフセイン大統領、アフガニスタンのタリバンは悪の権化とする米国シナリオをナイーブに信じ切り、垂れ流した。局外に立って濁りない目で見れば、織田信長が勝とうが武田勝頼が勝とうが、豊臣秀吉が勝とうが柴田勝家が勝とうが、歴史の後講釈を待たなければ善悪をつけてもしようがないことなのに、旦那の言い分だけにのめり込んでしまっていた。米軍のイラク侵攻、アフガニスタン侵攻を、こうした瓦版は支持、吹聴し、いまタリバン政権の誕生にぐうの音も出ず、書き様が無くなった。
 お嬢ちゃんコメントでサンデーモーニングの張本勲氏が集中砲火を浴びているのを見て、なら女々しくヘッドギアというかプロテクターを着けずに勇ましく闘ったらどうかと頭に浮かんだけれど、思い返すとロンドン金メダルの村田諒太選手もガード付きだったので、ぐうの音も出なくなった。東京では男子選手は被っていなかったような記憶があるけれど、嫁入り前であってもなくても、顔に青あざが付いたり、変形したまま治らなくなったら困るので、保護すべきは勿論である。
 日本列島を襲う大雨とともに気温が急降下し、この夏、半袖シャツと短パンで寝ていたのが、それでは寒くなって夜中に、冬に着ていたパジャマを引っ張り出して寝直そうとしたけれど、なかなか寝付けなかった。仕方なくプライムビデオ用タブレットを出して、『ひつじがすき 日本のひつじ牧場』を観た。日本各地の牧場のひつじを延々と紹介してくれた。世界に1000種類くらいあるそうで、メェーの印象そのままの羊や、茶色いのや、馬のような顔つきのや、いずれも可愛くて飽きさせない。これはますます寝れないぞ、と焦り出すと、最後に期待通り、定番の「羊が百匹」をやってくれた。ナレーション付きで「羊が1匹」・・・、・・・と各地の愛らしいのを映し出し、さすがに10匹、20匹程度で終わるだろうと高を括っていると、とうとう100匹まで到達し、最後まで寝ることができなかった。

牛見ても
羊を見ても
愛しさに
人のごふとは
凄まじきかな











最新の画像もっと見る

コメントを投稿