9月入りか。零時過ぎに目が覚め、大丈夫そうだったのでエアコンを切って、窓を網戸にして寝直したら、今度は涼しくて3時過ぎに目が覚めた。温度計は27.1度まで下がっていた。エアコンを付けていても28-9度あるのに、やっぱり秋が来ていた。数日前にも窓を開けて寝ていると、虫のすだきが聞こえてきたけれど、あれは右耳に鈴虫、左耳にクツワムシが常駐している耳鳴りで、別に自然の声でなかった。とにかく防災の日でもあり、月替わりをきっかけにガタの来た老体には、酷暑とコロナが早く消えていってくれると有り難い。
年寄りの唯一の楽しみである大相撲が13日から始まり、番付が発表された。スポーツ報道には日本特有のレイシズムがあるのか大概は新関脇大栄翔にスポットライトが当たっていた。2日前の女子ゴルフ、ニトリレディス最終日でもトップランナーでなく2位選手に注目するなど、奇異に感じることがある。
今場所の私の注目は逸ノ城と豊昇龍(ともにモンゴル出身)である。徳勝龍の時も、世界に先駆けて幕尻優勝を予言したら図星だった。奈良県出身力士の優勝は鶴ケ浜以来、98年ぶりであることをいち早く解説しておいた。先場所の照ノ富士の幕尻優勝も余人に先駆け予想した。平成の怪物と恐れられ、照ノ富士より先に頭角を現した逸ノ城か、鎌倉幕府を揺るがせた蒙古襲来以来、日本を恐怖のどん底に陥れた元横綱朝青龍の甥に当たる豊昇龍のどちらが優勝しそうかは、さすがの私にも予想が付かない。でも、両者が競って場所を締めることで秋場所の展開が一段と面白くなると思う。贔屓的には、東方関脇の正代にも、幕尻優勝時の徳勝龍に競り負けた悔しさをバネに奮起して、優勝争いに最後まで残ってほしい。
今後の有力候補という点では、日本郵政(6178)にも着目したい。きのうJR東日本(9020)と組んで、千葉県内房線の江見駅で郵便局と駅の窓口業務の一体運営を開始した。他の駅にも拡大していくことを検討しているという。これは私がかねてから提唱していた構想に方向が合致するもので、生活インフラとして最強のタッグとなると思う。コロナ禍による旅客の激減を補うため、宮城県で水揚げした魚介類を新幹線で東京駅に運び、そのまま飲食店に瞬時に供給する新たな試みが始まったように、窓口業務にとどまらず、物流全般に拡張していけば、最強のロジ企業に変貌することは間違いない。根はともに国営企業で相性がいい。日本郵政は巨額資金を投入したオーストラリア物流会社の事業を売却する方向と伝えられている。ガバナンスが十分に効かない海外企業への投資収益で成長しようという安易でリスキーな方法を捨て、国内の業務開拓にまだまだ成長の余地を見付けていく方が賢明である。頭さえ使えば藤井聡太八段のようにもなれるし、上手く行けばオセロゲームのようにすべてをひっくり返せるチャンスもある。今後の展開に期待したい。
幕尻が
天下を極む
下剋上
頭を使ひ
図体活かせ
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