ココからは、、、
調整のお時間です。。。
調整その1、、、
カムの山がロッカーアームを押し下げ、、、さらにバルブを押し下げます。。。
ですが、、、バルブとロッカーアームの間には絶妙な隙間を作っておかないと、、、エンジンは調子よく回ってくれないのです。。。
その隙間が小さすぎると、、、圧縮漏れを起こしたり、、、
大き過ぎると、、、ガチャガチャと異音を発したり、、、或いは破損に至る事も。。。
隙間はマニュアルに記載されていますが、、、今回はヨシムラさんのキットですので、、、キットの指定の寸法に調整をします。。。
指定の寸法に調整をしませんと、、、カムシャフトが、エンジンが、設計された作動から、性能から、、、ずれてしまいますので、、、正確に調整を。。。
隙間、、、バルブクリアランスと言います。。。
このヨシムラさんのキットは、、、
ノーマルのホンダさんの構造とは少し違っていて、、、
シム式に変更されています。。。
厚さの違うシムに交換、、、入れ替えて、バルブクリアランスを変更し、、、指定のクリアランスにいたします。。。
使っている特殊工具は、、、ヨシムラさんが販売している専用の工具で、、、これを使ってテコの原理でロッカーアームとリテーナーの間を開いてシムを出し入れいたします。。。
指定のバルブクリアランスは、、、0.13mmプラスマイナス0.05mmです。。。
手に0.13って書いてあります。。。
0.13mmプラスマイナス0.05mmなのでこのプラスマイナスの範囲に入っていればOKすが、、、ここはきっちりと、、、0.13mmに仕上げたいので、、、シムも途中で追加注文して、、、
in、ex 共に0.13mmに調整しました。
シムは0.025mm単位で厚さが違うシムの販売がありますので、、、0.13mmに出来ました。。。
調整その1、、、バルブクリアランスの調整はこれで完了です。。。
バルブクリアランスですが、、、使用過程で摩耗等が進み変化しますから、、、時々ヘッドカバーを開けて、、、点検し、、、指定寸法からずれているようなら、、、調整が必要ですね。。。
ノーマルのバルブスプリングとリテーナー。。。
ヨシムラさんのキットのバルブスプリングとリテーナー。。。
オプションの軽量リテーナー。。。