4サイクルエンジン、、、って
(ネットの画像よりいただきましだ)
上の画像の4行程で1回のお仕事が終わるのが 4サイクルエンジン になります。
1 吸入行程
2 圧縮行程
3 燃焼・膨張行程
4 排気行程
それぞれの行程がきちんとお仕事が出来ませんと、、、エンジンの馬力は出ないし、かからない!止まってしまう!事もあります。
1行程が180度ですので、、、4行程で720度です。
クランクシャフトを720度回転すると、、、
720度とは、、、2回転でやっと1回の燃焼が終わり、エンジンの馬力が得られます。
昨日の記事のつづきになりますが、ビッグシングルエンジンのキック始動ですが、、、
現在このタイプのエンジンのバイクは、、、Y社のSR400、、、くらいしか思い当たらないので、、、SRでお話しを進めますが、、、
SR400、、、キックペダルをチカラ強くキック!してエンジンをかける!んですが、、、
キックペダルを踏みおろすと、、、ギアを介してクランクシャフトを正回転させます。
ではキックペダルを上から下まで踏みおろすと、、、クランクシャフトはどれだけ?正回転させる事が出来るでしょうか?
10回転???20回転??? 何回転???
答えは、、、
下のクランク位置から(マジックで線を書いた位置から)1回転して、、、
下の写真の位置まで、、、です。
1回転半、、が正解です。
2回転で1回の爆発・燃焼をして、エンジンがかかる! のに、1回転半しかクランクを回せないんです。
実際には、、、チカラ強くキック!しますので、惰性で1回転半以上の回転を与えますので、、、チカラ強いキック!が必須になります。
(SRのキックシーンを撮り忘れてしまいましたので、違うバイクのキックシーンです)
ではクランク2回転のどの行程からキックをすると、、、エンジンが容易にかけられるのでしょうか???
答えは、、
キックインジケーターが銀色になっている時です。
キックインジケーターが銀色になった時のクランクの位置とは、、、↓ の写真の位置です。
↓ の写真が圧縮上死点で、、、圧縮上死点から約90度進んだ位置が、、、
↓ の写真です。
ここからチカラ強くキックをするのが、、、かかり易いんです。
圧縮上死点後90度から強力なキックで約2回転すると(次の圧縮上死点を越える)、、、エンジンはかかります。
弱いキックだと1回転半しかクランクを回す事が出来ないの、次の圧縮上死点を越えられないのでかからない。
強いキックで最後までキックを踏み切る事が出来るか!が、キック始動のキモになります。
難しい説明なんか覚えなくてもいいので、、、キックインジケーターが銀色の位置がかかり易い! これが基本ですので位置出しを実行しましょう。
次は、、、銀色の位置をどうやると?簡単に出せるのか?です。
つづく。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます