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キック始動はむずかしい?

2016年09月05日 | メンテナンス

 

 

 

Y社製の長寿命ビッグシングル、、、SR400、、、現在でももちろん販売しています。

 

 

 

現在販売されているバイクの中では、、、超古典的なメカニズムがマニアにはタマラナイ、、、乗り味も他のバイクには無い振動、鼓動を感じられます。

 

 

この古典的なメカニズム、、、って、言って良いのかはさて置いて、、、

 

 

エンジンの始動の方法が、、、ライダーの足でキックペダルをチカラ強く下に踏み貫く! 事で、エンジンを目覚めさせます。

 

 

以前のSR400(500)は燃料装置に キャブレター を使っていて、、、冷間時の始動ではスターターノブを引っ張り、そしてキックでエンジンをかけましたが、、、今、販売されているSRは、燃料装置にフューエルインジェクション(FI)というコンピューター制御になっていますので、、、冷間時でも温間時でも気を使う事無く キックを踏みおろせばエンジンは簡単にかける事が出来ます。

 

 

キャブレター式のモデルの方がエンジンのかかり具合は、、、キックキックキックキックキック、、、ハーハーハーかからない、、、なんて事もしばしば、、、でしたね。

 

 

 

 

 

 

 

キックでエンジンをかけるんですが、、、Y社の取り扱い説明書を読むと、、、

 

 

◎スロットルを完全に閉じます。

◎デコンプレバーを握り、キックインジケーターのマークが見えるまでキックペダルをゆっくり踏みます。

(エンジン右上部にあるガラス窓がキックインジケーターです。このインジケーターが写真の様に銀色のマークが出るまでキックペダルをゆっくり踏みます。)

◎デコンプレバーを放し、力強くキックしてエンジンを始動させます。

(Y社hpのSR400取扱説明書から原文のまま載せています)

 

 

 

というキック始動のやり方が取り扱い説明書には書いてあります。

 

 

もちろんこの取説通りのエンジン始動方でかかりますが、、、

 

 

キックインジケーターを毎回見て、、、キックをする、、、

 

 

でも夜はキックインジケーターは見にくいですよね。。。

 

 

では、、、どうしましょうか???

 

 

 

 

 

 

 

つい先日、SR400の車検でお預かりして、、、車検が終わったのでお客様が引き取りに来店、、、そしてお帰りになる為にエンジンを始動、、、

 

 

そんな光景をお見送りの為に、、、見ていたのですが、、、エンジンがなかなかかからない!

 

 

キャブ車でしたので、スターターノブを引いて、キックをするのですが、、、やっぱりかからない。。。

 

 

 

 

 

このSRをお預かりする時にお客様が、、、エンジンがかかりにくいんです、、、との事でしたので、車検の点検で調子を見ていたのですが悪くは無く。。。

 

 

そしてお帰りになる時のキックの風景を見ていてわかりました。

 

 

正確なキック始動が成させていない事が。。。

 

 

キックインジケーターを見ることも無く、キックを無造作に蹴っ飛ばしていました。

 

 

このお客様、今回の車検で3回目?だったと思いますが、、、何年も長くお乗りですが、いつの間にか自己流で、、、インジケーターも見ずにキックをしてかけていた様で、、、

 

 

というお客様が多いと思うんですよ、老メカが今までいろんなオーナー様を見ていると。。。

 

 

 

 

 

 

つづく。

 

 

http://www.ichikoku.com/

 

 

老メカとはよく遊ぶお客様 mazyoraさん のご子息のT君もSR400に乗っていた時期があり、、、納車の時には始動方法を教えていたはずですが、、、やっぱり自己流になって、、、キックインジケーターを合わせることも無く、いつしかキックをしていた、、、のを思い出しました。

そんなT君がバイクで長旅に出た時に、、、

山形から連絡が入りました。

キャブレターが外れた! と。

通常ではキャブレターが外れることはありませんが、キック始動の時にケッチンが来たのでは?

キック始動の時に、、、無造作にキックをすると、、、エンジンが正常な爆発をせず、逆回転して爆発し、、、キャブレター側に爆発ガスが勢い良く排気され、、、キャブレターが外れた、、、んだと思います。

 

ケッチン、痛いですね。

でもキックを正確にすればケッチンがくる事も無い(少ない)、、、かな。

 

 

 

 

 

 

 


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