Y社製の長寿命ビッグシングル、、、SR400、、、現在でももちろん販売しています。
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現在販売されているバイクの中では、、、超古典的なメカニズムがマニアにはタマラナイ、、、乗り味も他のバイクには無い振動、鼓動を感じられます。
この古典的なメカニズム、、、って、言って良いのかはさて置いて、、、
エンジンの始動の方法が、、、ライダーの足でキックペダルをチカラ強く下に踏み貫く! 事で、エンジンを目覚めさせます。
以前のSR400(500)は燃料装置に キャブレター を使っていて、、、冷間時の始動ではスターターノブを引っ張り、そしてキックでエンジンをかけましたが、、、今、販売されているSRは、燃料装置にフューエルインジェクション(FI)というコンピューター制御になっていますので、、、冷間時でも温間時でも気を使う事無く キックを踏みおろせばエンジンは簡単にかける事が出来ます。
キャブレター式のモデルの方がエンジンのかかり具合は、、、キックキックキックキックキック、、、ハーハーハーかからない、、、なんて事もしばしば、、、でしたね。
キックでエンジンをかけるんですが、、、Y社の取り扱い説明書を読むと、、、
◎スロットルを完全に閉じます。
◎デコンプレバーを握り、キックインジケーターのマークが見えるまでキックペダルをゆっくり踏みます。
(エンジン右上部にあるガラス窓がキックインジケーターです。このインジケーターが写真の様に銀色のマークが出るまでキックペダルをゆっくり踏みます。)
◎デコンプレバーを放し、力強くキックしてエンジンを始動させます。
(Y社hpのSR400取扱説明書から原文のまま載せています)
というキック始動のやり方が取り扱い説明書には書いてあります。
もちろんこの取説通りのエンジン始動方でかかりますが、、、
キックインジケーターを毎回見て、、、キックをする、、、
でも夜はキックインジケーターは見にくいですよね。。。
では、、、どうしましょうか???
つい先日、SR400の車検でお預かりして、、、車検が終わったのでお客様が引き取りに来店、、、そしてお帰りになる為にエンジンを始動、、、
そんな光景をお見送りの為に、、、見ていたのですが、、、エンジンがなかなかかからない!
キャブ車でしたので、スターターノブを引いて、キックをするのですが、、、やっぱりかからない。。。
このSRをお預かりする時にお客様が、、、エンジンがかかりにくいんです、、、との事でしたので、車検の点検で調子を見ていたのですが悪くは無く。。。
そしてお帰りになる時のキックの風景を見ていてわかりました。
正確なキック始動が成させていない事が。。。
キックインジケーターを見ることも無く、キックを無造作に蹴っ飛ばしていました。
このお客様、今回の車検で3回目?だったと思いますが、、、何年も長くお乗りですが、いつの間にか自己流で、、、インジケーターも見ずにキックをしてかけていた様で、、、
というお客様が多いと思うんですよ、老メカが今までいろんなオーナー様を見ていると。。。
つづく。
老メカとはよく遊ぶお客様 mazyoraさん のご子息のT君もSR400に乗っていた時期があり、、、納車の時には始動方法を教えていたはずですが、、、やっぱり自己流になって、、、キックインジケーターを合わせることも無く、いつしかキックをしていた、、、のを思い出しました。
そんなT君がバイクで長旅に出た時に、、、
山形から連絡が入りました。
キャブレターが外れた! と。
通常ではキャブレターが外れることはありませんが、キック始動の時にケッチンが来たのでは?
キック始動の時に、、、無造作にキックをすると、、、エンジンが正常な爆発をせず、逆回転して爆発し、、、キャブレター側に爆発ガスが勢い良く排気され、、、キャブレターが外れた、、、んだと思います。
ケッチン、痛いですね。
でもキックを正確にすればケッチンがくる事も無い(少ない)、、、かな。
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