さて、昨日は、吹奏楽コンクール中央地区大会2日目。昨日も聴きに行って来ました。
本当に、みんな、上手です。中学生、すごいです。殆どの子が、楽器を始めて1年とか2年とか、そんな感じでステージに上がっているはずですが、すごいです。ずっと聴いていたい、中学生の演奏とは思えない演奏がたくさん。本当に、すごい…。
このコンクールのために、みんな一生懸命がんばってきたのですね。
教えている学校の子たちも、すごくかっこよかった!!終わった後、みんなニコニコしていました。こんな素敵な演奏をする素敵な子たちに関わらせていただいていること、感謝です。
中学生、というか、若者を馬鹿にしちゃいけません。大人よりずっとすごい可能性を持っているんだし、これからどんどん、楽器の演奏に関わらず、伸びていくのですから。そして、子供とは、大人が思っているより、遥かに賢いと思います。
大人の生徒さんももちろんだけど、お子さん生徒さんのことは、絶対に、大切にしなさいよ、と、うちの親がいつも言っていますが、…とにかく、若い子は、すごいです。
何年か前に、同じコンクール会場の客席に座って演奏を聴いていました。
私のすぐ近くに、一人のおばあちゃんが座っていました。いつもコンクールを聴きに行っていると、今演奏している学校にお子さんがいる親御さんやおじいちゃんおばあちゃんは、見ていて分かります。そのおばあちゃんは、明らかに、今孫が演奏している、といった様子でした。
演奏が終わると同時に、大きな拍手。とても感激したのは分かるのですが、その感動を、近くの席にいた初対面の中学生に語り始めました。
今の演奏どうだった?上手だったわよね?今、うちの孫もいたのよ。毎日何時間も練習してるの、朝も毎日早起きしてね、帰りも遅いのよ、毎日練習しないとだめなのよ、一日休むと取り戻すのに三日かかるんですって…
と、延々中学生に話しかけています。
うーん、どうしよう…すごくいやな感じだなあ、と、心配していました。
確かに、おばあちゃんのお孫さんもがんばったんだと思うけど、話しかけられている中学生だって、ものすごくがんばってきたはずで。自分たちの演奏が終わって、結果発表を待ちながら他の団体の演奏を聴いている時間って、すごく落ち着かないものだし、緊張しています。演奏終わった後なんて、泣き出しちゃう子だってたくさんいます。演奏がうまくいったにしても納得いかなかったにしても、終わった安堵感というか、そういうのにしても…とにかく、感情の面でも、あのステージに上がることは、大変なことなんです。私も、いつも、演奏前も、終わった後も、落ち着かずに心臓ばくばくしていました。その、デリケートなところを、分かってあげてくれ!!
おばあちゃん…あれじゃあ、神経逆撫でしてるよなあ…。ああ、止められるものなら止めたいけれど…と、思っていました。
男女数人の中学生が話しかけられていましたが、みんな、ニコニコと、そうなんですかー!へえ!すごいですねー!と、対応しています。おばあちゃんも、いろいろお話しています。大変ほほえましい様子に見えますが…
しばらくして、おばあちゃんが、それじゃあ私はこれで失礼するわね、みんなの学校も、良い結果が出るといいわね。
と言って、去って行きました。
中学生たち、はい、さようならー、気を付けてー、と、ニコニコしていました。
が、その後、おばあちゃんが遠くに行くと、サッとみんなの表情が険しくなり、
何だよあのババア!!
と、言っていました。
よくやった!!中学生!!よく頑張った!!偉かった!!!おばあちゃんも、悪気は全くなくて、孫思いの良いおばあちゃんなのでしょう。でも、この子たちの方が、ずっとしっかりとした対応だったな、と、こっそり、中学生を褒めていた私です。
昨日は、高校の時の先生や、教えていた学校の卒業生にも会えたりして、楽しかったです。
昨日は、仕事を終えて実家に行くと、リビングで、夫と妹が、ひたすら静かにスイカを食べていました。
なんじゃこの光景は?!
今庭でスイカがじゃんじゃんとれている、今切ったスイカは10キロある、と言って。
私も食べるー。
見通しの明るいスイカ。
今日の回文。
でかいスイカで!!(でかいすいかで)