トラブルに見舞われたメインパソコンでインターネット接続がどうやら回復して、メディア記事などをまとめ読みしている時に、『後期高齢者医療制度 5カ月も保険証なし 政府は対策怠る』という見出しが目に入りクリックしたら「しんぶん赤旗」の2008年8月25日記事でした。
先日、「後戻りできない地デジ移行」を書いたときに、「視聴者、国民不在で業界と官僚の思惑から一方的に決められてきたような全面地デジ移行は後期高齢者医療制度が実施後に問題化したように、その時、2011年7月24日になって大騒ぎになるのかも知れません。」と書いていたのですが、赤旗が書いていたことには驚きました。
75歳のご主人と74歳の奥様がおられ、奥様が会社員であるご主人の扶養家族だったが、新制度の発足とともにご主人は後期高齢者医療制度に組み込まれて切り替わり、奥様の扶養家族としての保険証は無くなった。この場合に奥様はご家族のどなたかの扶養家族になるか、自身の国民健康保険に切り替えるというのがこの制度の扱いのようです。その知らせや説明がどこからも届かず、色々あって奥様が保険証を手にするまで5か月かかったという事です。「優先扶養義務」という言葉も初めて知りましたが、人間社会に全くうとい私だと思います(^_^;)
システム設計をする時に、メインの流れと例外処理を分けて考えていくことは私にはよくあります(過去形で「ありました」と言った方がよいかも)。
「よろしければ**キーを押してください」という処理の時に、**キー以外のどんなキーを押されてもエラーにはならないプログラムを組まねばならないとか、「終了しますか?」と問いかけた処理では、勘違いで終了ボタンを押された時も想定して、「本当に終了ですか?」と再度問いかけるとか。いわゆる「フェールセーフ」、エラーが生じた時には全てが安全側に働くようにシステムをつくるとか・・・例外、想定外操作にどこまで気配りをすればよいか、それでいて全体の流れはスッキリしたものでなければユーザーは煩わしさを感じてしまいます。最近は集中力も欠けてきたのでWebページの作り方が我ながらズサンになってきた事を痛感していますが。
しかし、赤旗の記事を読んでいて、人の命に係るような医療保険制度を改訂する時ですらこの程度では、地デジ移行の混乱は想像を超えたものになりそうな気がしてきました(^o^)
地デジ問題は引き続き注意していきたいと思いましたので、ブログ記事をそのままホームページの後戻りできない地デジ移行記事にしてリンク集などを追加しました。