別件で閲覧している時に気付きましたので、まとめて記録しておきます。山梨建設新聞の記事なのでハード施策を紹介していますが、ソフト分野ではどのような要望・要請があったのか確認してみたいとも思います。
11月7日に開催される「山梨総合研究所創立20周年記念フォーラム」ではソフト分野からの考察・提言もなされるのではないかと期待しています。
高速道路では中部横断自動車道について、事業中区間(新清水JCT~増穂IC)の一日も早い全線開通への予算確保、基本計画区間(長坂~八千穂)の整備計画区間への格上げと北杜市の取り組みへの支援を要望。
地域高規格道路では、甲府富士北麓連絡道路の早期実現などを求めている。
要望内容は次のとおり。
【中部横断自動車道の整備促進】
◆事業中区間(新清水JCT~増穂IC)の一日も早い全線開通への予算確保。
◆基本計画区間(長坂~八千穂)の整備計画区間への格上げ、北杜市の取り組みへの支援。
【中央自動車道の整備】
上り線の小仏トンネル付近および下り線の相模湖付近の渋滞対策事業の早期完成。
【スマートICの整備促進】
◆中央自動車道の富士吉田西桂、(仮)談合坂、(仮)甲府中央の早期完成。
◆東富士五湖道路の(仮)富士吉田南の整備促進。
【新山梨環状道路の整備促進など】
◆北部区間
・直轄事業による全線の早期事業着手。計画路線内の住民への早期説明。
・甲斐市内インター整備計画予定地の土地利用を規制するための準都市計画区域の指定。
・県都市計画マスタープランの見直しに合わせ、JR塩崎駅周辺を「都市機能補完地区」に格上げするとともに、駅周辺を中心としたエリアに都市機能を集約した居住誘導地区を設けること。
◆東部区間
・早期の事業完成、アクセス道路の早期完成。
・周辺住民への大気汚染や騒音、振動などの不安解消。特に笛吹市砂原地区に対しては、水害、地域分断、農作物への被害、大気汚染、騒音・振動などへの不安への配慮(地域の実情に応じた道路構造や安全性)。
◆南部区間
・田富東ランプおよび環状線側道の渋滞解消。
広域避難や多方面からの救援などに大きな役割を果たす本道路の計画路線へ早期に格上げすること。
重点提言・要望は
①地方創生の推進
②防災・災害対策の充実強化
③高速道路や地域高規格道路などの整備促進―など。
高規格道路では甲府富士北麓連絡道路の早期実現へ計画路線への早期格上げを求めた。
防災・災害対策では、国の直轄砂防事業の実施など富士山火山対策の充実、土砂災害対策の推進などを提案。
高速道路関係では、中部横断自動車道の整備で事業中区間(新清水JCT~増穂IC)の一日も早い全線開通への予算確保、基本計画区間(長坂~八千穂)の整備計画区間への格上げなど。中央自動車道については、上り線の小仏トンネル付近と下り線の相模湖付近の渋滞対策の早期完成を求めた。
新山梨環状道路については、北部区間の直轄事業による全線の早期事業着手、東部区間およびアクセス道路の早期完成などを要望。さらに、甲府富士北麓連絡道路の早期実現へ計画路線への早期格上げを求めている。
そのほか、リニア中央新幹線については、リニア駅から県内各地への利便性の高いバス交通ネットワークの構築など。
提言・要望事項のうち、主なハード施策は次のとおり。
【重点提言・要望】
◆地方創生の推進
◆防災・災害対策の充実強化
◆高速道路および地域高規格道路などの整備促進
◆リニア中央新幹線の早期開業など
◆JR中央本線の高速化など
◆火葬場整備への財政措置
◆水道事業
◆合併処理浄化槽の普及促進
◆廃棄物処理対策
◆有害鳥獣の駆除・防除対策
◆松くい虫被害防除対策
◆公共施設の集約化および老朽化対策
◆クリーンエネルギーの導入促進
◆甲府市地方卸売市場施設整備への財政支援(甲府市)
◆社会資本整備総合交付金および防災・安全交付金
◆国道・地方道の整備促進
◆橋梁および公園の長寿命化
◆河川改修など整備の促進および環境保全
◆下水道の整備促進
◆空き家および空き地の適正管理
◆公立学校施設などの整備
◆埋蔵文化財の調査および文化財の保護・継承など
◆東京オリンピック・パラリンピック競技大会事前合宿誘致自治体への支援(甲府市、笛吹市、北杜市、山梨市、甲州市)
◆県立八ヶ岳スケートセンターについて(北杜市)
◆警察署などの設置(都留市)
知事と商工団体との懇談会に出席した経済団体は、甲府商工会議所、県商工会連合会(中村己喜雄会長)、県中小企業団体中央会(細田幸次会長)、富士吉田商工会議所(堀内光一郎会頭)。
要望では、県がリニア駅舎工事への影響や駅周辺に整備する駐車場、用地取得、地元からの意見聴取などきめ細かく検討した結果、建設場所を「小瀬スポーツ公園周辺が適当」と後藤知事が判断した、とこれまでの経緯を金丸会頭が説明。
知事の発言により整備に向けた機運が一段と高まったとして「全国規模のスポーツ大会を通して県民に夢と感動を与える場となる球技場は、交流人口の拡大や地域経済への波及効果を創出。本県の今後の振興を図る重要な施設」と続けた。
金丸会頭は、今後具体化するために必要な事業費や運営方法、活用方法などを早急に検討し「県民みんなの球技場、全国に誇れる施設として早期に整備していただきたい」と要望した。