遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

高野聖読了

2007-11-19 22:04:16 | たわごと
泉鏡花の本、読み終えました。僕のふるさと不足が解消されたかどうかわかりませんが、なかなか面白い短編小説でした。小説に出てくる『天生(あもう)峠』は飛弾と白川郷の間の峠で、本の注釈にあるように富山から信州松本に出る峠ではありません。作者はおそらく安房(あぼう)峠と間違えたのでしょう。この峠は冬のパラグライダーのツアーで朝霧高原に行くために越える道で何度か往復した経験があります。昨年甲府に出張する時にもこの峠を越えました。なかなか険しい峠で、歩いて越えたなんて想像できません。昔の人はすごいなぁ。

今は次の本を物色中なんですが、なかなかこれっていう本が決まりません。本屋で文庫本コーナーをうろうろするだけでもけっこう楽しいですよ。10代の時に読んだ本に巡り合うと懐かしい気分になります。パラパラとめくってみるとすっかり忘れてるんですが、どうせ読み込んでいってその世界に入ると思い出すんでしょうね。(思い出せなかったらショックだー)
金沢三文豪のコーナーがある本屋もちらほらありますね。でも、どーして徳田秋声の本はないんだ?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする