遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

1バレル99ドル

2007-11-21 22:21:59 | たわごと
昨夜、ガソリンスタンドへ灯油を買いに行きました。高くなりましたねー。エライことになりました。今の原油相場の影響は1ヶ月後に市場に反映されますから、年末年始はすごいことになってますよ。
いろいろアナリストの文章を読んだりしますが、この原油価格の上昇は『バブル』だということは確かなようです。バブルというと裏付けのない価値の上昇というわけですが、中国を始めとする新興諸国の大量消費、イラン・イラクを中心とした不安定な中東情勢、サブプライム問題から逃避した資金の流入、そして、ドルの価値の下落等の理由が挙げられます。でも、要するに投機が投機を呼んでるんでしょうね。バブルが怖いのは上昇ではなくて、崩壊に伴う下落です。上昇した時よりも速いスピードで落ちます。米エネルギーリスク管理会社キャメロン・ハノーバー社長ピーター・ビューテル氏が原油市場はいつ調整局面に入ってもおかしくないと解説した後、「みんな忘れている。相場は上げ足より下げ足の方が速いのだ」と述べています。さて、バブルが崩壊するきっかけって何があるでしょうか?

1)サブプライム問題の終息+ドル高
投機資金が現物から株式市場に戻ってくる・・・かな?まあ、これが望ましいといえばそうなんですけどね。その頃にはお安くなった金融機関がバーゲンセールされてたりして。(笑) 

2)中国を始めとする新興諸国の経済失速
経済が成長してるから高い石油を大量消費できるんであって、成長力が弱まると消費が減退する・・・かな?あちらの国々もバブルだからねぇ~。でも、そこからの資金の逃げ場も現物のような気がします。

3)イラン・イラク情勢の安定化
しばらくないよ。ブッシュの次の大統領次第じゃないの?

4)石油依存から脱却
みんな、がんばろー!

本日のお酒:KIRIN CLASSIC LAGER
コメント (2)
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