遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

異国からのメール

2007-11-20 23:24:20 | 大学生活
今日は珍しい国からメールをもらいました。2005年にO大と共同研究で出した論文の別刷りの請求です。近年はPDFファイルをくれというのが普通で、別刷りが欲しいというのはとても珍しいですが、欲しいというのですからしょうがないですね。僕は責任著者(corresponding author)である以上、送る責任があります。送る国は、ウクライナ!
金沢に来てから僕は自分で実験をして、自分でデーターをまとめ、自分で論文を書いて、自分で審査員とやりあって、自分で修正や追加実験をして論文を通してきました。当然、筆頭著者であると同時に責任著者です。共同研究といっても、実験はなるべく相手に任せません。この論文もO大の共著者の名前がいっぱい載っていますが、掲載したデータは全部僕の出したものです。わたしゃ弱小研究者ですから、実験を大きな相手に任せると筆頭著者や責任著者のポジションを失うリスクがあります。相手からもらうものは極力研究のネタと実験材料だけ。出版にかかる経費をもってくれたらハッピーですな。

上の写真は、英国南部の港町フォークストン。GIVE WAYというのは、向こうが優先道路なので譲りなさいよっていう道路標識。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする