眠くなるのは困るねんな

アレルギーを抑える薬飲んでます。花粉症はつらいからね。僕の場合、鼻がつまってるのは深刻な問題なのです。抗ヒスタミン剤が眠気の原因なんだけど、それをマウスを使った実験で大阪バイオサイエンス研のグループが解析した。ヒスタミンH1レセプター遺伝子を操作して欠損マウスを作るとそいつは寝起きが悪くなった！(笑)　逆にこのレセプターを強制的に活性化すると目覚めが良くなった！・・・そうです。うらやますぃ。
抗ヒスタミン剤なんだからヒスタミンレセプターが効いてるのは、「そりゃ、そうだ」ということなんで、そんな驚くような研究ではないんだが、モデルマウスができてるっつーことは大事。眠くならない抗ヒスタミン剤ができれば、いいなと思う。逆に睡眠障害の人にもよい薬が出るかもしれません。

この研究をした大阪バイオサイエンス研究所というのは、大阪市と企業がお金を出しあって作った半官半民の研究所です。そんなわけで、こてこての純粋な研究者も働いていますが、企業からの出向社員もきています。O大の吹田キャンパスの近所なので、大学院生時代に見学させてもらいました。その頃はできたばっかりでピッカピカでした。当時はアメリカと構造協議をやってたりしてたんで、装置や設備のほとんどが外国製でした。お上のお達しで外国製品を買うことになってたそうな。また、この研究所には外国人の研究者も働いているので、セミナー等の発表会は英語で行われているとのこと。日本じゃないみたいな感じの世界でした。研究者が泊まり込みで働きやすいように２段ベッドの置いてある仮眠室があるところもすごいと感じました。この業界、泊まり込みで働くなんてのは若手なら普通にあることなんですが、設備として用意されてるってのはなんといいますか・・・・うちで寝かしてやれよぉ。

記事のURLは、http://health.nikkei.co.jp/news/top/index.cfm?i=2006030705838h1

本日のお酒：NIERSTEINER HIPPING RIESLING SPATLESE