遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

差の大きさには気をつけないと

2019-04-05 23:57:53 | BIONEWS
すごい暴風が吹き荒れましたねー。今日から今年度の僕の講義もスタートしました。まあ、なんとかこなせました。月曜からの分が本格的な量と質なんですが、準備できてませーん。特に日曜日はあかんな。フル営業でデスクワークやなぁ・・・。orz
兼六園が無料開園(北國新聞)
東北から西日本にかけ気温上昇 夏日やことし初の黄砂も予想 (NHK NEWS WEB)
4月は一日の気温差大!週末のお花見は服装に要注意 (tenki.jp)
明日も南風が強目に入ってきそうです。まあ暖かくなっていいです。寒暖差の大きさには気をつけないといけませんね。

この二つの記事、ネタ元は同じ論文です。3月のランセットに掲載されたものです。
不健康な食生活で寿命短縮は5人に1人、日本では変化も=国際研究 (BBC)
1300円のアボカドトーストは高くない、果物添えれば寿命伸びる (BLOOMBERG)
寿命を縮める食生活のポイントは、この3つ。
塩分が多すぎる:300万人が死亡
全粒穀物が少なすぎる:300万人が死亡
果物が少なすぎる:200万人が死亡

塩分が多すぎるのと果物が少なすぎるのは同じことを指しているような気がします。要するにカリウムとナトリウムのバランスです。全粒穀物の問題は食物繊維なのかな?

ほんでもって、1日当たりの摂取量と、実際に摂取されている量および達成率で問題のある食品を挙げると・・・。
ナッツ・種子類:理想は25グラムだが、実際は3グラム(達成率12%)
牛乳:理想は443グラムだが、実際は71グラム(達成率16%)
全粒穀物:理想は126グラムだが、実際は29グラム(達成率23%)
赤身の肉:理想は22グラムだが、実際は27グラム(達成率118%)
塩分:理想は3.2グラムだが、実際は6グラム(達成率186%)
加工肉:理想は2.1グラムだが、実際は4グラム(達成率190%)

達成率が低いものは、摂取が足りないもので、達成率が100%を超えて多すぎるものは食べ過ぎているものだ。欧米で健康食としてよく挙げられるナッツ類はオメガ3系の不飽和脂肪酸を取りましょうということでして、我々日本人にとってはお魚を食べましょうということです。まあ、日本人はけっこう摂取しているよね。
日本の場合、昔よりは塩分摂取量は減ってはいるが、今もなお問題なのは塩分の多さだそうです。ただ、カリウムの多い野菜や果物の摂取が多くなってるのでよくなっているとのこと。そんなわけで、不健康な食品を制限するよりも、健康的な食事を積極的に取るよう勧めた方が効果が大きいとゆうてはります。まあ、その方がやりやすそうやもんな。

とにかくや、「体に良い食べ物」とか「体に悪い食べ物」があるんじゃなく、「体に良い量」とか「体に悪い量」があるんですよ。いろんなものをバランスよく食べれたらベストなんやね。なかなか難しいけど。

本日のお酒:インドの青鬼 INDIA PALE ALE
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