デモンズ’95

昨日は映画『デモンズ’95』を見ました。

『デモンズ』と言えば、ダリオ・アルジェント製作総指揮＆ランベルト・バーヴァ監督による「アキロン大王様、降臨～」なしっちゃかめっちゃかドタバタホラー。
シモネッティ氏のノリノリな音楽と、スタイリッシュな映像がかっこよかったな～。
で、続編となる『デモンズ２』はコメディ要素たっぷりで、これはこれで大好きな１作♪

でも、『デモンズ』と呼べる作品は実はこの２作品のみで、日本のビデオショップ等に並んでいる『デモンズ３』『デモンズ４』『デモンズ５』『デモンズ６』『新デモンズ』・・・まだまだある「デモンズなんたら」は、オリジナルのタイトルを見ればわかる通りシリーズでもなんでもない代物。
イタリア映画のホラー、しかもゾンビっぽいのが出るってだけで勝手に日本で「デモンズ」つけたってだけの話なんです。

中には見てガッカリなクオリティの作品もあるわけですが、本作はそんな中にあって実は結構出来の良い部類だったりします。
ただ、不条理極まりないストーリーだし、ホラーというよりはコメディ要素の方が多い内容で、「ナニこれ？」って思う人の方が多いだろうな～って作品だから、どんなタイトルをつけても大ヒットが狙えないことだけは確かでしょうね。（＾＾；）

でも映像センスはすこぶる良いし、テンポも良くて特殊メイクも頑張ってる！
ストーリーが不条理なだけに、好き嫌いは真っ二つ・・・というか、ハマれる人の方が限られちゃうかもしれない作品ですが、私は大いに気に入りました♪

監督のミケーレ・ソアビと言えば『アクエリアス』が人気なのだそうですが、私はまだ見てないんですよね。
本作も非常に好みだっただけに、『アクエリアス』にも近日中にチャレンジしようかな？
そういえば、『デモンズ３』はキース・エマーソンが担当してた音楽が好きでサントラCDも買いましたが、この作品の監督もソアビさんでしたね。
あの作品も映画内容はどちらかといえばホラーというよりはファンタジー寄りで、結構好きでした。