星の王子様

昨日は『リトルプリンス　星の王子様と私』を見ました。

原作となる『星の王子様』に関しては、実を言いますと私は大人になってから初めて読みました。
今から２０年ほど前かな？
大人の自分にとってはとてもとても面白く、かつ深～い本でしたが、同時に子供が読んでも理解できるのかな？とも思いました。
でも、これだけ有名なんだから「子供時代から好きで」って人も多いんだろうな～。
（子供の頃の私はと言えば・・・マンガばかり読んでました。＾＾；）

で、本作なんですが、『星の王子様』の内容はバッチリ頭に入ってたので、映画が始まったと同時にその後の展開が勝手に頭に浮かんじゃって、始終目はウルウル。
一応「その後の物語」とはなってますが、原作のキャラ設定等をうまく生かしたストーリー展開となってまして、ファンにはよりたまらない内容です。

原作本を初めて読んだ時の感想と同じく、この映画を子供が見て理解できるのかな？って疑問もちょっぴり浮かびましたが、分かりやすくする事で作品の質を落とすよりは、原作のもつ難解さ（と言っても、メチャクチャ難しいってものじゃないですが）も生かす作りにしたのは大正解だと思います。

あと映像表現的に、回想として描かれる『星の王子様』の物語は、ＣＧではなく紙素材を多用したストップモーションアニメとなってまして、これがまぁ～すこぶる素晴らしい！
これだけで『星の王子様』を１本の作品として作ってくれないかな？って思っちゃうぐらいに美しかったです。
やっぱり、アナログは良い！（・・・とか言いながら、最近はデジタルで絵を描く事の方が多い私。＾＾；；；）

とにかく、ピュアな気持ちを取り戻したいって大人の方には大いにお勧めの作品です。
もちろんお子様にもオススメ！