アニマルカム通信

ヒト(まつやま)とイヌ(ぐり子)の日常

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ヘンテコ映画?2本立て♪

2018-05-29 10:16:00 | 日常
昨日は久しぶりに映画を2本、一気に鑑賞。
どちらも90分ほどと、短めだったこともありまして。

実はつい最近、仕事の打ち合わせでお会いした方から、たくさん映画のDVD&ブルーレイをいただきました。
私が「映画好き」って言っちゃったせいで、洋画から邦画までジャンルもいろいろと。
その節はどうもありがとうございました。
m(_ _)m

そのうちの1本が『死霊のえじき』。
ん?ジョージ・A・ロメロ監督による、あの『DAY OF THE DEAD』???

パッケージには「ジョージ・A・ロメロ監督作」ってデカデカと書かれてるけど・・・過去作のデジタルリマスター版とか?
監督のお亡くなり前に、ご自身によるリメイク作ったって話も聞いたことないし。

で、本編をつけてみたら私の知ってる『死霊のえじき』とは全く違う内容。
どうなってるの???

よくよくパッケージを見たら、本作のタイトル『死霊のえじき』の下に小さく『Bloodline』って書いてあるじゃないですか。
しかも、パッケージの小さな説明書きにも「『死霊のえじき』をベースに映像化」って注意書きが。
う〜ん、まるでよくある通販番組の「薬の効き目には個人差があります」とか「あくまで個人の意見です」って注意書きみたいだ。(^^;)

結論から言えば、本作は『死霊のえじき』をベースにしつつ、オリジナルの解釈で作った2017年制作のゾンビ映画です。
数年前にも作られた、ロブ・ライナー監督作『デイ・オブ・ザ・デッド』みたいな感じ。
微妙な低予算っぷりも似た感じです。
出演者には全く知ってる役者は登場しないものの、女性も男性も美形揃い。
私は日本語吹き替えで見てたから途中でパッケを見るまで気づかなかったけれど、実は本作はブルガリア映画なんですよね。
どうりで知らない役者さんだらけなわけです。

とはいえ、内容はなかなかにテンポも良く、ツッコミどころもなくはないけど展開にも一捻りあって面白かったです。
ゾンビ映画は多すぎるが故に当たり外れが大いにあるジャンルなんですが、個人的には傑作とまでは言わないまでも悪くはないですよ♪ってのが感想です。

もう1本はAmazonプライムビデオからこちら。

『無敵のゴッドファーザー ドラゴン世界を往く』
1974年の香港映画といえば、シナリオはめちゃくちゃだけどノリの良さだけはハンパない、傑作バカ映画を乱発しまくっていた黄金期♪


しかも、日本が世界に誇るアクションスター倉田保昭さんも出てるじゃないですか!(悪役だけど。)
主演はブルース・リャン。
ん?どっかで聞いた名前・・・


そうそう、私もブルーレイを買って持ってる、こちらの作品の主人公がブルース・リャンじゃないですか。

日本でのタイトルは『燃えよ!じじぃドラゴン』(2013年作品)。
脱力なタイトルですが、香港カンフー映画の黄金期へのオマージュがたっぷり詰まった傑作映画なんですよ。


このブクブクに太ってハゲ頭(写真では黄色い帽子をかぶってますが)なおじいちゃん、彼こそがブルース・リャンなんです。
(『無敵のゴッドファーザー』の頃のリャンさんは、痩せマッチョで髪の毛はフサフサの七三分けです。)
彼のアクションは、とにかくジャンプ力のすごさと足技の華麗さが魅力。
ワイヤーなしで彼ほどの激しいアクションを見せられるスター俳優なんて、そうはいません。
ちなみに彼は、ブルース・リーの死後に何名か登場した、ソックリさんだとかクリソツな名前の俳優陣とは全くの別物ですからね。

で、本作なんですが、唐突な展開の連続に笑いつつ(笑うところじゃないのかもしれないけど)元気一杯すぎるアクションを堪能♪
画面をもうちょっと綺麗にして商品化してくれれば、買っても良いよと思える良作でした。
もちろん、内容に関してはダメ映画を愛せる人限定での傑作って感じですけどね。(^^)
そこで終わり!?なラストもこの時代の香港映画ならではで素敵だな〜。

久しぶりにメジャーじゃない映画を2本一気見したけれど、こういった作品にはハリウッド製の大作映画とは全く違った良さがあるんですよね。
今後も「なんじゃこりゃ?」って気になった映画は、世間の評価を気にせずバンバン見ていきたいと思ってます。