「ミスを減らすために業務を増やすのが看護師の仕事」
「ミスを減らすために業務(書類)を増やし、残業時間を増やす看護師」
医師によって指示が違う、オーダーメイド医療が進めば、例外だらけになり、ミスが増えます
これは人為的なエラーだと思います。
医師はヒヤリハットなんて書いているのでしょうか?
実は書いていないのです。
問題が発生しない限り、報告はしないのです。
・・・・・・・ヒヤリハット経験頻度 月1回以上が3人に1人 薬剤処方で多く 医師1000人調査
公開日時 2013/02/20 0
ヒヤリハットの経験がないと回答した144人を除く856人に報告状況を聞いたところ、「全て報告している」との回答は41.1%にとどまった(図2)。
「報告しないことがある」(45.0%)または「全く報告しない」(13.9%)と回答した504人にその理由を聞いたところ、
「レポート作成等に手間がかかる」(46.0%)、「院内に報告の仕組みがない」
(23.0%)、「報告しても事故予防に役立たないと思う」(19.4%)――の順になった。
「責任追及される、評価・懲罰に関わるため」との回答は2.2%と少なかった。
・・・・・・(転載ここまで)
これぐらい、医師はヒヤリハット報告をしていないのです。
なぜかというと、診断や治療は医師の裁量に任されてしまうから、医師一人一人によって正解が変わってくるからです。
つまり、病棟医の数だけ看護師は対応していなくてはいけない指示のパターンが増えていくのです。
つまり、「医師の数だけ例外がある業務、例外だらけの指示」に従うことになるのです。
その例外だらけの指示を現場で判断していくため、看護師のヒヤリハット報告書は増えていくのです。
ですから、ベッド数を減らし、医師の業務を減らして、治療をマニュアル化できれば済む話なのです。
ここまで前置きが長くなりましたが、誤薬は生じます。
それは医師の数だけ指示が無限にあるからです。
いうなれば、毎日違う製造ラインで働いても、作業が早くならない、効率化できない状況に似ています。
特に、今は超急性期治療がメインですから、患者の状態が違う上に、医師の指示も膨大でコロコロ変わる。
さらに、後期高齢者ばかりで、すぐに急変するとなっては、全てに対応しなくてはならない、病棟看護師たちは身が持ちません。
医師の指示が悪い、多すぎるのが問題で生じるインシデントレポートだらけです。
「仕事に例外を作るな」ミスを減らす重要なポイントです。
犯人探しをしてもインシデントが減らないのは、張本人が医師だからです。
精神科病院の業務で誤薬は少ない。
それはなぜか?
誤薬時の指示があるからです。
「誤薬、拒薬時はDrもしくは当直Dr報告、原則スキップで」
医療なんてこんなもんなんです。
死にかけの後期高齢者を相手にする場合は、「何してもいずれ死ぬ」それが正解なのです。
90歳超えた高齢者に肋骨骨折させてまで、胸骨圧迫する理由なんて
「偽善と責任逃れ」
以外にあるのでしょうか?
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