さて、分離個体化理論を使った精神力動学をベースとした、精神科看護の基本的な考え方の最後、神経症や不眠症に対しての看護です。
これは、入院レベルではないので、自身のセルフケアでも使える考え方かなと思います。
遠足の前日、眠れませんよね?
大切な試験の前の日、急に部屋掃除を始め
たりして落ち着かないですよね?
付き合っていた彼氏と別れたら1週間くらい食欲湧きませんよね?
これらは、不眠症でもなければ、強迫行動でもなければ、拒食症でもありません。
これらは、正常な範囲で現実に適応するために行動とれている状態なのです。
つまり、時間が解決するということ。
一般の人々、病的な人の違いは、何か?
それは『過去の重要他者との基本的信頼関係が構築されているか?』にあるという考え方です。
我々は時に孤独を感じることがあります。
実家を離れ、家を出れば、世間は他人だらけ。
ここでは皆、孤独のはず。
なのに、今日もせっせと仕事しにくる。
辛い辛いと文句を言って仕事しにくる。
なぜでしょう?
我々を支えているのは、両親なのです。もしくは、その時懸命に親代りしてくれた人です。
その人との無償の絆を胸に秘めて人間は毎日、無意識に赤の他人の世間さまを信頼して、地下鉄に乗り、バスにのり、仕事に行くのです。
そして、上司から怒られても、両親のおかげで耐えられる、両親はあなたが何をしても全面肯定してくれた!という万能感を胸に今日も生きるのです。もちろん、無意識ですが。
精神世界における、強さとは、信頼関係だという考え方ですね。
さて、あっさりと説明してきてしましいましたが、実践においてどのように取り組まれるかということを少し説明します。
自己絶滅不安に対しては
言語的介入よりも、タッチング、ケアを通して介入する。
対象喪失不安に対しては、タッチングを減らし、声かけ、関心を向けてあげる。
対象愛喪失不安に対しては、
問題が何なのか、カウンセリングにより!本人から明確化、言語化させる
ことが大切です。
対象喪失不安は本当に難しいです。
そしてエネルギーが必要です。
こちらがどれだけ待てるのか?とう局面だらけです。
聞き分けの良い子供を演じてきた大人を取り扱うのですからね。駆け引きせず、感情をストレートに伝えるのも技術なのです。
対象喪失不安の患者は、多様性に弱いですから、窓口を減らしておくのも良いですね。
簡単に説明してきましたが、このような考え方を持って、精神科看護実習に臨んで頂けると、少しは勉強になるのでは無いでしょうか?
大学時代にお世話になった恩師の言葉を思い出しながら書きました。
何か書き忘れていたら、追記していきます。
これは、入院レベルではないので、自身のセルフケアでも使える考え方かなと思います。
遠足の前日、眠れませんよね?
大切な試験の前の日、急に部屋掃除を始め
たりして落ち着かないですよね?
付き合っていた彼氏と別れたら1週間くらい食欲湧きませんよね?
これらは、不眠症でもなければ、強迫行動でもなければ、拒食症でもありません。
これらは、正常な範囲で現実に適応するために行動とれている状態なのです。
つまり、時間が解決するということ。
一般の人々、病的な人の違いは、何か?
それは『過去の重要他者との基本的信頼関係が構築されているか?』にあるという考え方です。
我々は時に孤独を感じることがあります。
実家を離れ、家を出れば、世間は他人だらけ。
ここでは皆、孤独のはず。
なのに、今日もせっせと仕事しにくる。
辛い辛いと文句を言って仕事しにくる。
なぜでしょう?
我々を支えているのは、両親なのです。もしくは、その時懸命に親代りしてくれた人です。
その人との無償の絆を胸に秘めて人間は毎日、無意識に赤の他人の世間さまを信頼して、地下鉄に乗り、バスにのり、仕事に行くのです。
そして、上司から怒られても、両親のおかげで耐えられる、両親はあなたが何をしても全面肯定してくれた!という万能感を胸に今日も生きるのです。もちろん、無意識ですが。
精神世界における、強さとは、信頼関係だという考え方ですね。
さて、あっさりと説明してきてしましいましたが、実践においてどのように取り組まれるかということを少し説明します。
自己絶滅不安に対しては
言語的介入よりも、タッチング、ケアを通して介入する。
対象喪失不安に対しては、タッチングを減らし、声かけ、関心を向けてあげる。
対象愛喪失不安に対しては、
問題が何なのか、カウンセリングにより!本人から明確化、言語化させる
ことが大切です。
対象喪失不安は本当に難しいです。
そしてエネルギーが必要です。
こちらがどれだけ待てるのか?とう局面だらけです。
聞き分けの良い子供を演じてきた大人を取り扱うのですからね。駆け引きせず、感情をストレートに伝えるのも技術なのです。
対象喪失不安の患者は、多様性に弱いですから、窓口を減らしておくのも良いですね。
簡単に説明してきましたが、このような考え方を持って、精神科看護実習に臨んで頂けると、少しは勉強になるのでは無いでしょうか?
大学時代にお世話になった恩師の言葉を思い出しながら書きました。
何か書き忘れていたら、追記していきます。
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