この世は、「楽してお金を稼ぐことが幸せ」「楽して得するのは賢い」という価値観が蔓延しています。
その最たる場所が、障害者の就労支援だとマスコミで騒がれています。
2024年に入ってから、障害者が訓練しながら働く「就労継続支援事業A型」の要件が厳しくなり、廃業が進んでいます。(閉鎖事業所数と解雇退職者数)
当然、事業所が廃業、閉鎖されれば、そこに通所していた障害者も居場所を失います。
個人的見解ですが、精神保健福祉業界をシメにかかってきています。
手始めに、生ぬるい就労支援事業を政府がシメにかかり、適正化されたと思われます。
実は、今まで政府はこれらの事業所を野放しにしていたのです。
完全に野放しにしていたわけではありません。
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こうした流れを受けて、「障害者の社会での居場所を奪った」と政府を批判する声も挙がっている一方、「同業者であれ、違法業者を摘発するのは当然のことだ」と主張する事業所もありましたので、その記事を紹介します。(以下転載)
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岡山や広島の就労継続支援A型事業所の破綻、閉鎖、数百人単位での解雇。
いろいろと同業の方の投稿やメディア記事を見ていると、今後A型事業所の大半が無くなるとか、障害者の働く場所が無くなるとか、言ってしまえば悪しき事業所が淘汰されるならそれはそれで良く思ってまして。
問題はその状況で働けてた人たちがこれまでの環境が当たり前の間違った常識のまま社会に流れていくことの方が大きな問題だと考えています。
ある新聞で、行き場のなくなった利用者の方がこうコメントしていました。
「ここなら安心して働ける場所だと思ってたのに…」
そこの仕事はどう見ても最低賃金なんて稼げてない事業所です。
でもそれが彼達にとって「当たり前」になっていたとしたらどうでしょう?
こういった方々が一般企業に行ったら「ここはすごく仕事させられる、厳しすぎる」「前の事業所はこんなんじゃなかった」「前の事業所は自習だけでお給料が貰えた」「毎日相談に乗ってくれるだけでお給料が貰えた」と言って自治体や労基署や組合に間違った常識で権利をどんどん主張してくる可能性が高いです。
場合によってはそのご家族も同じ感覚になってるかもしれません。
企業はそんな方達を受け入れるのでしょうか。
世の中はそれを分かっているのでしょうか。
もちろん悪いのは障害者じゃありません。
それをあたかも当たり前のように刷り込んできた事業者側の責任です。
皆さんの税金が障害者の自立と納税者を増やすために使われてきたのではなく、事業所に通うだけで大した仕事もせずお金をもらえる障害者を何年もかけて大量に作り上げてきたこの実態を、今後社会はどうとらえ、どう向きあうのでのでしょうか。
言ってしまえばお金は貰うものであり稼ぐものという感覚がない方達がたくさんいるのです。
この制度でこの社会が作ってしまったんです。
こんな事は言いたくありませんが、これから障害者雇用する企業はこういったリスクを多く抱えることになります。
だから残った事業所はそのリスクテイクをする必要があるんです。
あわせて私達の使命はこの状況をより多くの方に知ってもらい、問題解決に参画してもらう協力者を増やすことと考えています。
もうひとつ、
A型事業所の制度が厳しくなって利用者のお給料はすべて外部収入で賄わないといけなくなったと投稿してる事業者の記事を最近見ますが、そんなことはありません。
ルール上は昔からそうでした。
今までは監査する側が大目に見ていたところを厳しくしだしただけのことなんです。
しかも、A型事業の認可を受ける際は事業所側が役所に提出する事業計画書の売上をコミットすることで認可を受けられるわけですから、そんな被害者ぶったことを言ったり書いたりしている事業者はそれを知らないわけがないんです。
申請された事業計画書を公表した上で言えるのでしょうかね。
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「働かざるものを食うべからず」という言葉があります。
「いやいや、私たちは障害のせいで、働きたくても働けないんだよ」
という声も挙がってきそうです。
本当にそうなのでしょうか?
福祉雇用、障害者雇用制度を利用すれば就労は可能です。
要するに、一部の精神障害者は「退院してまで働く気がない」
=「一生病院にいて障害者特権で生活したい」「本気で社会参加する意志がない」
のが本音なのでしょう。
それは本人たちのせいだけでなく、社会全体が「精神障害者の働く気を削いできた」「社会参加を拒否してきた」という事実もあります。
(詳しくは、過去記事『自律性の回復とは?社会的入院、施設症患者への考え方2024年06月22日 |』を参照してください)
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「損得勘定で生きた結果、病人として生きて行く」という職業選択した人たちが、「社会的入院中の精神障害者」だと私は思います。
その理由について、以下のやりとりをご紹介します。
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(病院や福祉事業所にて)
「スパイに殺されそうだから、怖くて退院できない」(妄想)
「働くな、働いたら殺すと(幻聴で)言われるので働けない」(幻覚)
「”働いたらいけない”といじめっ子の声で言ってくる」(幻覚)
このように発言する大人に対して、あなたはどのように返答しますか?
A,Bのパターン
A:『あなたが悪い訳ではない、病気がそうさせているんだね。
あなたは、100人に1人病気になる原因不明の病気になった不幸な人なんだよね。良い治療薬が発明されるといいね。それまで安静にして、治療を続けて!
(あなたは運が悪い、可哀そうな人だね)』
B:『あなたの気持ちは分かったけど、そんな事言っていると、あなたがしたい事もできないよ。
あなたが今日食べる食材や、使ったスマホはなぜ繋がるのか?電気や水は、誰が提供してくれているのかな?
日本のような便利な生活が提供されるのは「分業労働」によって実現されているんだよね。
日本に生まれたことが不幸なのかな?
それとも日本に生まれたのに、言い訳ばかりして、努力できる体質を身につけなかったことが不幸なのかな?
屁理屈や文句を言わず、あなたができることを、今日一日精一杯やって毎日一歩でも前進したらどう?』
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皆さんは、このようなやり取りをみて、どう感じますか?
「精神病は不治の病なのに、なんて酷いことを言うの?」
という意見もでてきそうです。
しかし「医療に治せない精神疾患」を病気と呼んで良いのでしょうか?
詳しくはこちらをご覧ください。(『精神疾患は存在しない。精神症状をコントロールできない言い訳だ2023年06月17日』 )
上記のやり取りをみると「精神障害者は単なる言い訳屋さん」でしかありません。
そうした人たちを相手にする精神科看護の役割は
精神力「忍耐力が弱い、努力する習慣が無い」ため「精神障害(我慢できない)精神発達遅滞(考え方が幼い)ことが障害」だとすれば、そういう子供じみた考えを変え、発達レベルを上げていく「子育てし直し」=「教育、更生」する役割となってしまいます。
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多かれ少なかれ、人それぞれ怠け心や弱い自分から発信される「内なる言葉」「マイナス言葉」と葛藤し、打ち勝って生活しています。
一例として、「ダルビッシュ有のメンタルコントロール方法について」の動画を見れば誰でも納得いくと思います。
メンタルは鍛えるものじゃない #ダルビッシュ #メンタル #メンタルヘルス #精神 #感動 #メジャーリーグ
いかがでしょうか?
メジャーリーグのトップ選手ですら、日々自分との戦っており、楽して今の地位についている訳ではありません。
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続いて、日本の文化的歴史的側面・価値観の問題点を見ていきましょう。
日本は四民平等と言いながら、実際、令和の時代に入った今でも「社会的弱者」という「被差別階級」を作っています。
それが「障害者」「受刑者」というカテゴリーで、今はそこに「高齢者」が仲間入りしています。
コイツラの発想って植松被告と全く一緒なのよな。彼にとっての障害者が、高齢者にすり代わっただけ。
— 門前小僧仮面 (@monzenkozo21) August 17, 2024
税が財源だと思い込んで「金が足りねぇからおまいら○ね」とばかりに高齢者を叩く狂信的財政均衡論者。
要するに反サロ界隈ってのは、大量殺人願望者の集団なのよ。 https://t.co/XFX5dF6OnB pic.twitter.com/HBP20Qnk5x
毎月給与から天引きされる、社会保険料の値上がり負担感と不満が、現役世代のサラリーマンや若者の間で強まっています。
その原因を、「高齢者の医療費使い過ぎだ」という論点になり、高齢者をバッシングしているのですが、税は財源でないため、医療費を使いすぎる高齢者だけが問題ではありません。
そもそもが医療費を全額公費負担しない政府が問題であり、医療費が増加しているからという理由を付けて、国民の社会保険税を増税していることが問題なのです。
増税しなくてもやっていけるのに、政府が、何かと理由を付けて、増税し、サラリーマンの手取りを減らして家計を圧迫していることが問題なのです。
森井じゅん「税は財源ではない」
森井じゅん
— ぽてと🐾@政治は未来への投資 (@mirai_youme) June 27, 2023
『財源がないというウソで、あれもできない、これもできないという理由にされてる。財源がないから消費税廃止にできないどころか、消費税上げていかなきゃいけないみたいな議論にもなっている。国はお金を発行できる。国債発行の制約は、供給能力』#消費税廃止
pic.twitter.com/5I4iYcx3pc
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ここからは障害福祉論の視点でお話したいと思います。
障害者とは一言で説明すると「生産性の低い人」のことを表します。
生産性の低さとは
「手足が事故などで無くしてしまい作業ができない」
「手足に麻痺がありうまく作業できない」
「てんかん発作を起こしてしまい、集中して作業ができない」
などが挙げられます。
しかし、これらの生産性とはあくまでも、効率性を重視した「営利企業の価値観を基にした生産性」なのです。
こういった問題に対しての解決方法は簡単です。
生産性、生産能力に合わせた仕事と賃金を、政府が公共事業として提供すれば問題解決するのです。
ところが、「お上(役所)の仕事を賤しい身分の障害者にさせたくない」という「官尊民卑」体質がある日本では、政府主導でのワークシェアリング政策が進んでいないのです。
対象企業、官公庁の障害者雇用率を見ても、全従業員数の3%も到達していません。
官公庁はノーマライゼーション促進のために、10%以上は雇用すべきでしょう。
では、働く場がない障害者はどこに行くのでしょうか?
その代替として、生産性の低い人間を官公庁や企業に押し付けず、精神病院に押し付けたのです。
生産性の低い人に、適当に診断名をつけ「不治の病の可哀そうな患者」を隔離収容するだけで収益が上がる構造を許可しました。
雇用を生み出すのではなく、「医療で死ぬまで面倒をみる」という政策にしたのです。
(人間をモノ扱いし、「臭い物に蓋をする」という日本文化です)
日本はそうした生産性の低い人たちを、「障害者として福祉サービスを受けて死ぬまで生活するという非差別的な役割」を仕事として割り当てました。
そしてその受け皿となる、精神科病院や福祉施設を民間業者に作らせ、医療福祉業界の事業を外部委託してきたのです。
実際、日本医師会元会長で、世界医師会初代会長の武見太郎は
「精神病院経営は牧畜業である」と発言しています。
かつて「精神病院は牧畜業者」と発言した武見太郎氏の動画
— まる 👉 (@maru5657) February 16, 2023
武見太郎👉日本医師会会長や世界医師会会長を歴任した人物
息子に自民党議委員の武見敬三氏 https://t.co/JeO5cCmKam
社会の厄介者を医療施設という収容所に閉じ込めておくという政策をとってきたのです。
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さて、ここで問題がでてきます。
それは「収容される生活条件がさほど悪くない」ということです。
飴と鞭という言葉がありますが、隔離収容されることが鞭だとすれば、施設内の生活がそこそこ快適であるという「飴」も準備されているのです。
その一例を紹介しましょう。
精神科病院には季節行事が行われたり、バス外出などがあります。
そして、精神科病院では刑務所と同様に「自由はないが、仕事をしなくても、雨風しのげ3食昼寝付きの生活ができる」特権があります。
(え、入院代を払ている家族への負担は?と疑問に思った方は『精神科の医療費や助成制度が豊富に使えることから 本人、家族への負担がないため、被害者が見えにくい 2020年07月04日 | 』をお読みください)
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精神病院の生活を例えると、檻で保護されながらも、ある程度の自由が利く、動物園で飼育されている観賞用の動物のようなイメージです。
精神病院入院患者とは「長期入院しているだけで、”治療中””療養中”という存在価値が認められてきた人たち」です。
言い方は悪いですが
「あなたは生きているだけで価値がある(1日ゴロゴロしていてくれれば、精神科病院に診療報酬が支払われる)」とヨイショされてきた人たちです。
そんな環境で何十年と生きてきた人が、施設や病院を退所して、世の中の人たちと同じ条件でいきなり働くことができるとは思えません。
そして、わざわざ「社会に出たら野垂れ死ぬかもしれない」というリスクを冒してまで社会に出て働きたいとも思わなくなってしまいます。
動物園で何十年と飼いならされた動物が、自然に戻ってまともに生活することはできないのと同じです。
動物園で生活する動物たちは、苦労せずとも毎日餌が提供され、身の回りの世話をしてもらえるため、日に日に筋力が弱り、思考力、判断力が失われ、いざ野生に戻ろうとしても、自分で餌をとって生活する”自立性”が失われてしまいます。
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精神病院入院患者を動物園の動物に例えてみましたが、こうなってしまったのは、一体誰の責任なのでしょうか?
政府(厚労省)です。
政府はイルミナティ=サタニストが作ったものです。
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ラプトブログでは、「楽して生活できる」という考え自体が間違っていると明言しています。
『RAPT有料記事298(2018年7月30日)この世に楽して成功できる方法は一つも存在しない。真の実力を身につけた者だけが成功できる。https://rapt-neo.com/?p=48331』
逆に言えば、こういった当たり前のことを、ラプト氏が出て来るまで、誰も言ってきませんでした。
実はこの価値観が、「奴隷に働かせて、労働力を搾取し、自分たちは優雅に遊んで暮らす」という、「王族、貴族(上級国民)たちの考え方」から来ているのです。
そして、庶民も、この王侯貴族、上級国民たちのような生活が送れたら、幸せだと思いこまされてきたのです。
しかし、実際この便利な社会は「勤勉さ」のうえに、成り立っています。
トラック運転手が、仕事をしなくなったら、物流が止まり、スーパーマーケットに買い物に行っても、商品が買えません。
いくら、お金を持っていても、商品が無ければ手に入れられません。
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今回摘発された就労継続支援事業所も「楽して稼げる」という安易な考えで運営されていたということです。
ある意味事業所も「精神障害者」としての特権に便乗してきたのです。
しかし、そのような不公平で不平等なシステムはいずれ破綻するのです。
「病気でもない人を病気だから」と偽って来た人たちの最後通牒が突き付けられたのだと思います。
そして、そういった人たちを隔離収容するだけで経営が成り立ってきた精神科病院も終わりが近いと思います。
嘘で成り立つ日本の医療全体が終わりなのです。
終わりと言っても、急に日本中の病院が閉鎖されるという意味ではなく、「新しい転換期が始まる」という意味で話しています。
実際、今まで考えられなかったくらい、医療訴訟が起こり始め、精神科医療に対しても各地で国家賠償請求訴訟がされています。
「ごく普通の生活がしたかった」精神科で40年もの社会的入院を強いられた男性(沖縄テレビ)2022/8/4
精神科病院で男性死亡 遺族が提訴「長期隔離が原因」2024/08/26
2014年に、精神病棟は福祉施設に転用する法改正は、反対意見により頓挫しました。詳しくは以下の動画をご覧ください。
精神障害があっても地域の中で暮らしたい 社会的入院と病棟転換
厚労省が精神病院解体が出来ない以上、精神科病院自ら自立支援施設(福祉施設)に転用なる日も、そんなに遠くないと思います。
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最後に、心の問題は、医療では解決できません。
日本の精神科医療の実態について参考記事URLを添付します)
『2023年3月6日日本の精神病床数は世界一 精神病患者は419.3万人に 医療利権に群がる医者たちの餌食に https://rapt-plusalpha.com/68765/』
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