室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

メントリ終了

2006-10-13 11:23:19 | Weblog
”メントリ”・・・野菜の煮物ではありまへん。
メンデルスゾーンのトリオソナタ、略して「メントリ」と呼ばれています。
バイオリン、チェロ、ピアノの三重奏、つまりピアノ・トリオの名曲にして、難曲(ピアノばっかし音が多い)なので、ずっと避けてきた(できれば他の曲に・・と)のですが「やればレパートリー増えるじゃん」と、自分は余所でやったばっかしのバイオリニストに云われ、承諾してしまい、夏中、暑い時期に、暑苦しいこの曲をさらっていました。第1楽章だけだったんですけどね。
 八戸の小学校でのトリオ演奏を頼まれ、他にも色々編曲もしたりして9月の本番に向けて準備をしていたのが「台風が来そうだ」という事で、延期になり、メントリから開放されるのが、約ひと月延びてしまいました。三人での練習は、延期になる前の9月のリハで2回通しただけ。二人は経験豊富らしいのに、ピアノばっかしが大変な曲を、あとは当日ゲネプロのみ、という状況は、なかなかプレッシャーのかかるものでしたが、昨日、八戸へ行って来ました
 東京駅から八戸まで、東北新幹線はやてで行くと、3時間なんですね。日本地図を思い浮かべると、信じられない速さですが、おかげで日帰りです。昨日、朝7時半の東京駅は、まさに爽やかな秋晴れ。丸の内のビル街の青空には、膨らんだ飛行機雲が、空を駈けるおろちのように力強く浮いて、励まされる思いがしました。八戸駅、階段の下でのピーナッツ南部煎餅試食にも気を良くして、本番がんばりました。
 やっとメントリから開放されました。さしものタフネスも夕べはぐったり。久々にエビスビールの晩酌。今日は快調だ~ (ゲンキン?)