土曜日に「武蔵野タンゴを聴く会」のコンサートに”タンギッシモ”が呼ばれて三鷹へ行きました。
去年は、車でエレピを運んで、途中で道を間違えて迷子になりましたが、今年は、程度の良い中古ピアノを買って下さった、という事で、電車で行きました。
”タンギッシモ”といっても、バンドネオンの岡本昭さんとのデュオ演奏です。会場は、スナックとかパブ(正確には違いが分かりません。同じでしょうか?)という感じの、夜、カラオケに人が集まる社交場のようなお店で、3人くらいは立てるステージとそれを囲むL字型に客席が並んでいて、満席で30人弱くらいでしょうか。春に購入して以来、誰も弾いていないというピアノを、先月のうちに一度、下見に来たのですが、カワイ・ピアノにしてはタフな、結構程度の良いピアノです。ただ、右手で旋律を弾く音域が、がくんとこもった音質で、どんなにガンガン弾いても、ギャン!とは鳴らないのです。ジャンジャカ鳴り過ぎるピアノもコントロールが出来なくてツライけれど、鳴らないピアノは、確かにツライ
あまり腕ずくで頑張ると、手が壊れてしまう危険があるから、頑張らないでおこう・・と思ったのに、岡本昭さんの日本一のバンドネオンと一緒に弾くと、どーしても、頑張ってしまいました。
本来4人で演奏する編曲を2人で弾くので、それぞれヴァイオリンやベースのパートを補うべく、音数も増えるし、何と云っても、4人分の迫力を2人で担って弾くことになり、それは、音量だけではないけれど、音量にも反映される訳で、とどのつまり、頑張ってしまう事になります。また、そこまで本気でやらないと、やった気がしないというか、自分が楽しめないのです。困ったもんです。
皆さんに喜んで頂いて、喫茶店で軽くお茶の打ち上げに参加してから、今度は、ジャズバンドに参加しに、池上線の沿線に行きました。こちらも”パブ”で、やはりカラオケの装置があるけれど、ドラムセット、ウッドベースも備えられていて、ピアノはエレピでした。こちらは、なかなか歴史のあるお店だそうで、中村八大さんや、何方だったか忘れましたが、かなり有名なプレイヤーが演奏していらした、というお話ですが、まさか、その当時はエレピではなかったでしょうね・・。
これは、悲しいエレピでした。ピアノ系の音色のボタンが6つ位はあったのですが、どれをとっても、使える音が無いのです。アコースティックのつもりらしい音色は、筋張ってつぶれているし、エレピの音色も、アコースティックと大差がなく、イヤな後味をひきずる楽器なのです。唯一、ソフトなエレピの音だけ耐えられるかと思って、それを使っていたら、音が出たり出なかったりする・・。
それでも、一緒に行ったメンバーは人柄もプレーも気持ち良いひとばかりで、私も初めての事に挑戦するのは楽しみな事なので、ステージじたいは楽しんでやっていました。が、それにしてもあのエレピは辛かった。今度から、エレピでも機種を確認してから依頼を受けた方がいいかな、と思いながらだんだん時計ばかり見ていました。それと、小さい子供もいたのにタバコの煙がもの凄かった。若いリーダーもみんなも頑張ってステージを務め、呼んで下さった、司会進行役のオジ様も座を盛り上げていらしてお客さんを乗せ、おおいに盛り上がりました。が、20分ほど延びて終了すると「お疲れ様!」「お疲れ様!」「お疲れ様!」と何人かに何度か言って、ドアを開けてダッシュしていました。別だん、怒っても泣いてもいない、何にも感情が無く、ただ駅まで身体が勝手に走っていました。
永くピアニストをやっていると、色んなことありますな~。
去年は、車でエレピを運んで、途中で道を間違えて迷子になりましたが、今年は、程度の良い中古ピアノを買って下さった、という事で、電車で行きました。
”タンギッシモ”といっても、バンドネオンの岡本昭さんとのデュオ演奏です。会場は、スナックとかパブ(正確には違いが分かりません。同じでしょうか?)という感じの、夜、カラオケに人が集まる社交場のようなお店で、3人くらいは立てるステージとそれを囲むL字型に客席が並んでいて、満席で30人弱くらいでしょうか。春に購入して以来、誰も弾いていないというピアノを、先月のうちに一度、下見に来たのですが、カワイ・ピアノにしてはタフな、結構程度の良いピアノです。ただ、右手で旋律を弾く音域が、がくんとこもった音質で、どんなにガンガン弾いても、ギャン!とは鳴らないのです。ジャンジャカ鳴り過ぎるピアノもコントロールが出来なくてツライけれど、鳴らないピアノは、確かにツライ
あまり腕ずくで頑張ると、手が壊れてしまう危険があるから、頑張らないでおこう・・と思ったのに、岡本昭さんの日本一のバンドネオンと一緒に弾くと、どーしても、頑張ってしまいました。
本来4人で演奏する編曲を2人で弾くので、それぞれヴァイオリンやベースのパートを補うべく、音数も増えるし、何と云っても、4人分の迫力を2人で担って弾くことになり、それは、音量だけではないけれど、音量にも反映される訳で、とどのつまり、頑張ってしまう事になります。また、そこまで本気でやらないと、やった気がしないというか、自分が楽しめないのです。困ったもんです。
皆さんに喜んで頂いて、喫茶店で軽くお茶の打ち上げに参加してから、今度は、ジャズバンドに参加しに、池上線の沿線に行きました。こちらも”パブ”で、やはりカラオケの装置があるけれど、ドラムセット、ウッドベースも備えられていて、ピアノはエレピでした。こちらは、なかなか歴史のあるお店だそうで、中村八大さんや、何方だったか忘れましたが、かなり有名なプレイヤーが演奏していらした、というお話ですが、まさか、その当時はエレピではなかったでしょうね・・。
これは、悲しいエレピでした。ピアノ系の音色のボタンが6つ位はあったのですが、どれをとっても、使える音が無いのです。アコースティックのつもりらしい音色は、筋張ってつぶれているし、エレピの音色も、アコースティックと大差がなく、イヤな後味をひきずる楽器なのです。唯一、ソフトなエレピの音だけ耐えられるかと思って、それを使っていたら、音が出たり出なかったりする・・。
それでも、一緒に行ったメンバーは人柄もプレーも気持ち良いひとばかりで、私も初めての事に挑戦するのは楽しみな事なので、ステージじたいは楽しんでやっていました。が、それにしてもあのエレピは辛かった。今度から、エレピでも機種を確認してから依頼を受けた方がいいかな、と思いながらだんだん時計ばかり見ていました。それと、小さい子供もいたのにタバコの煙がもの凄かった。若いリーダーもみんなも頑張ってステージを務め、呼んで下さった、司会進行役のオジ様も座を盛り上げていらしてお客さんを乗せ、おおいに盛り上がりました。が、20分ほど延びて終了すると「お疲れ様!」「お疲れ様!」「お疲れ様!」と何人かに何度か言って、ドアを開けてダッシュしていました。別だん、怒っても泣いてもいない、何にも感情が無く、ただ駅まで身体が勝手に走っていました。
永くピアニストをやっていると、色んなことありますな~。