室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

満月のライブ

2007-11-26 01:44:20 | Weblog
昨日は辻堂のブルックランズという喫茶店で、タンゴの”アストロノーツ”のライブの日でした。マスターを筆頭に、お店の方が感じ良くて、気持ちよくやらせて頂きました。

3ヶ月に1度の割りで行われる”レジェンド4”(cl.後藤雅広、Pf.後藤千香、Gt.阿部寛、Bass小林真人の皆さん)のライブを聴きに行っていて、たまたま私がタンゴを弾いたことから、やらせて頂く運びとなりました。

今までの印象より、ピアノを弾きやすく感じました。考えてみると、西荻窪のミントンハウスでも、飛び入りで弾く時は、いつもピアノの状態を調べながら弾いていて、鍵盤に馴染まないうちに終わってしまうんですね。だから、自分の全てを発揮しないうちに終わってしまいます。しかし、リハもやって、自分の鍵盤にする事ができれば、全然印象が違ってきます。1曲だけ飛び入りで弾く事の難しさを、あらためて感じます。

バンドネオンの池田達則くんと3時半過ぎに着くと、フルーティストの後藤麗子さんから可愛いぬいぐるみが届いていました。この写真の”もんちっち”です。添えられたカードも素敵で、ピアノの上に飾って弾かせて頂きました。思いがけないプレゼント、とても嬉しかったです。

ベースの大熊慧くんを再び辻堂駅まで迎えに行って、ベースをわが”プリ号”に積み込みます。プリウスでは、助手席を倒して、運転席の後ろから斜めに大きなベースを寝かせて入れ、持ち主はそれを支えながら乗ります。長時間だったら、かなり苦しい態勢です。ところが、ライブ終了後、ご実家へ帰る大熊くんをお迎えにいらしたお父上の車には、なんと後部座席に横たわり、わずかにネックの一部が窓から外に出ている状態でベースが乗せられていました。なんだ、この車は~ 後ろに回ってよく見るとベンツ・マーク。流石、メルセデス。プリ号は完敗です。

いつも何かと応援して下さる皆さんと、地元の方々、それに新宿フェスティバルでご覧になって、遙々、浦和から来て下さったお二人など、予想を超えて大勢の方がいらして下さいました。そして皆さん、熱心に聴いて下さいました。皆さんの好意的な視線が、とても有難かったです。 皆さん、本当にありがとうございました。皆さんに支えられて、愉しい晩となりました。

湘南の空に、一際くっきり、大きな満月が微笑んでいました。