室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

内幸町ホール

2010-07-05 14:33:01 | Weblog
日曜日は、タンゴ歌手・昌木悠子さんのリサイタルの伴奏で、内幸町ホールに行きました。

昌木さんは、今年で17回もリサイタルを続けていらっしゃいますが、私は《岡本昭とタンギッシモ》の一員としてかれこれ5年くらいご一緒させて頂いています。

今年も蒸し暑い新橋駅からの道を歩いてホールに到着。

早速、サウンドチェックとゲネプロ。舞台下手(客席から見て左側)からのステージ 

 今年はバイオリン3人、バンドネオン3人、バホ、ピアノの8人編成。

反対側、上手舞台袖から。   

マイクやモニターが色々とならんでいます。ヴォーカルはマイクが拾うし、タンゴではバイオリンも増幅が必要なものだから仕方ないのですが、それにしても、モニターのチェックをしたりするのに、ずいぶん時間がかかりました。

私は基本的にモニターから耳に刺さるような音が聞こえてくると、とても落ち着かなくなり、自分の音が自分の手の中からこぼれて掴めない感じになります。それで、今回もモニターの音を切ってもらいました。ピアノ用のモニターを切ってしまっても、客席用下手モニターから充分、バイオリンの音は聞こえました。

サウンドチェックでは、音響技術者とのコミュニケーションが取れるまでに時間がかかります。あちらも仕事でやっているので、本番前の時間は自分たちの時間だと思っているのでしょうが、こちらは本番がスムーズに行く為の、演奏上の確認の時間として使いたい訳です。

ソリストの出入り、イントロのタイミング、合図の出し方、様々な段取り以前に、今回は新譜や慣れていないアレンジの曲が多かったので大変だったのか・・、いや、曲が多かったのかな・・。ゲネプロは開場時間までかかりました。


それでも、前半が終わるとゆとりが出てきて、記念撮影をしました。




先日来、midiデータ音源をCD に焼く実験を重ねた新アレンジの曲も何とか披露でき、昌木さんは熱唱していらっしゃいました。


さて、コンサートが終わると、急いでかたづけ。そして打ち上げへ。

残念ながら、その模様の写真はありませんが、昌木さんのお弟子さんであるすっかりお馴染みの“タンゴ・マニア” の皆さんと、にぎやかにワイワイやりました。