先日の読売新聞の世論調査によると、安倍内閣の支持率は65%だった。十分である。
調査では、麻生さんの起用に賛否が分かれ、谷垣さんの起用に否定は少なく、石破さんには大賛成となっている。
石破さんは、今が旬の政治家。私も大いに期待しているが、まだ首相の品格はない。安倍さんあっての石破さんである。吹く風に惑わされることなく、幹事長として、しっかりやりきってほしい。
麻生さんの人事は、私は、◎(二重丸)。超ベテランだが、精神が若々しいし、さわやかである。 自民党最後の首相だったが、あのときは自民党そのものの退潮が著しく、持ちこたえられなかった。彼に何の失政もない。国民は、彼を、というよりも自民党を一旦捨てたが、その後の民主党の首相、鳩山、菅、野田と比べてみればよい。器の違いは歴然だ。
野党時代の自民党を支えた谷垣さんを入閣させたのは、安倍さんの温かさ。「あなたのお蔭で自民党はここまで来られたのだから、ぜひもう少し一緒にやってほしい」という心だ。石原ジュニアに裏切られ(敗れ)、力衰えた今の谷垣さんをつぶすのは簡単だ。だが、先輩を大切にする。それが、真のリーダーというものだ。人間としての器の問題である。これから企業その他の組織でリーダーになろうかという人は、ぜひ、こういう人事を見習ってほしい。
世論調査では、日米関係は改善方向と見ている。しっかり改善してほしい。
戦前なら日英同盟。このお蔭でロシアにも負けなかった。その後、ドイツと結んで、日本はおかしくなった。戦後は、日米同盟。アングロ・サクソンとしっかり手をつなぐことだ。
日中関係の改善は、期待薄である。
朝貢外交でもやらなければ、誰が首相でも改善しない。
仮に、関係改善しても、2、3年もすれば、必ず中国はまた反日暴動を意図的に引き起こすだろう。暴動或いは他の手で、進出した日本企業を追い出し、ヒト(技術を与え育てた)、モノ、カネを奪い取る。それが戦前からの彼らのやり口である。中国に行かなくても、いくらでも中国から儲けるやり方はある。多くの賢い日本企業は、今回、そのことを学んで、中国から撤収した。これも、イノベーションである。
ただし、安倍さんは、硬軟両方の戦術を使い分けるだろう。首相は硬派を演じるが、軟派役もちゃんと配置している。そういうところが、民主党の、真面目なだけのやり方と違うところだ。あれでは舐められる。
世論調査で一番の注目点は、「安倍内閣にどのくらい続けてほしいか」に対して、「できるだけ長く」が57%。「2年か3年」が23%ある。党派を超えて、8割の国民が、今までのように1年で終わってほしくないと願っている。
安倍さん、健康に気をつけて、頑張ってほしい。でも、あなたは、今度は、死んでも良いぐらいの気持ちで臨んでいるでしょう。あなたをテレビで見ていると、わかります。
今、日本には、あなたしかいないのだから、ながーくやってほしい。最低、5年。小泉さんぐらい。
そうすれば、日本も、光が見えてきて、次のリーダーも、出てくるでしょう。
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