女子柔道で、金メダルを取った直後の松本薫選手へのインタビュー。
「勝った瞬間に、この金メダルは、私だけのものではないなと思いました」。
インタビュアーは、「支えてくれた家族とかコーチやスタッフのことですか?」と聞いた。
「それもありますが、(金メダルを期待されて敗退した)48キロや52キロの選手とも、一緒に練習してきましたので…」。
彼女たちの悔しさ、無念さを誰よりも感じていたのだろう。
それにしても、柔道関係者は、金メダル以外はメダルでない、という言い方をするのは、もうやめたほうが良い。神がかりの武道ではなく、スポーツなのだから、世界は日進月歩である。にもかかわらず、そういう言い方をするのは、それこそ、驕りであり、驕りはスキをつくる。
他の種目と同様、銀でも、銅でも、心からメダルを取れたことを喜ぶべきだ。日本柔道界は、驕りを捨てるところから始めてほしい。
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