京都国立博物館で開催中の「大出雲展」に行ってきました。
「─ この夏、神話の国の物語 ─」とサブタイトルが付けられている割には、古事記の写本、埴輪や勾玉、銅矛・銅鐸などが淡々と並べられているだけという感じで、いささか期待はずれだった。1か月ほど前、2泊3日で出雲地方を旅し、本当にここは「神々の国」だな、と感銘を受けて帰っただけに、この展覧会に物足りなさを覚えた。
帰りに、七条通り沿いの骨董店で、たまたま目についた切子ガラスのコップを3個買った。
女主人らしい人が、冷たいお茶を入れてくれ、飲んでいる間に商品を包んで、やわらかいトーンで 「おおきに」 と言って送り出してくれた。その 「おおきに」 が心地よく、歩きながら 「ああ、ここは京都だ」 と、余韻を引いた。
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