栄養素

2012-03-02 23:51:09 | 読書、書物

  晴れ後曇り。また怪しい雲行き。

 内田百間著「サラサーテの盤」を読んでいるが、一体何ゆえこの内田氏の書いたものはこんなに不気味なんだろう。ホラーなどというものでは無いし、無闇と恐怖を煽るようなものでもない、奇妙にじんわりと気味の悪い気配があると言ったらいいのか。読んでるとつい後ろを振り返ってしまうような、そんな感覚がある。その不気味さがいい。次はまた平和にオースティンでもいこうかな?

 無益な忙しさのため、無駄に人生の時間を費やしている今日この頃、心の栄養「読書」が無いと生きられません。