晴れ。馬鹿馬鹿しいような晴天。
昨日の午前中、ひたすら読書と居眠りを繰り返していたと書いた。実はカズオ・イシグロ著「忘れられた巨人」を読み終えていた。百五十頁ほどを一息で読んだというのは、私にとってはかなりのハイペース、記録的である。いろいろな含みがあって難解なようだが、単純に読んでもいろいろ考えさせられる。ラストは意味深だよね。いわゆる「ネタバレ」になるので書きませんが。
NHKで「トミーとタペンス(アガサ・クリスティー著)」のシリーズを放送し始めて見ているので妙に探偵小説が読みたい。江戸川乱歩全集もいいが、今回は京極夏彦著「魍魎の函」。実はかなり前に文庫版を購入しておいたのだが、あまりの分厚さに躊躇し、ずっと放置していた(笑)。このタイトルは「アサヒグラフ」がまだ発行されていた頃のものなので大分古いのだが、名作らしい。持っているのが疲れる分厚さの文庫(わざわざ一巻で出版する意味あるのか?)だが、頑張って読みます。読み終わる頃には腕の筋力がついてるかもネ。