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防衛省、「高出力マイクロ波」兵器を開発へ…軍用ドローンを無力化  202202

2022-02-05 20:43:00 | 気になる モノ・コト

防衛省、「高出力マイクロ波」兵器を開発へ…軍用ドローンを無力化
  読売新聞オンライン より 220205


 防衛省は来年度から、敵の軍用無人機(ドローン)を無力化できる「高出力マイクロ波」(HPM)兵器の研究開発に本格的に乗り出す。現代戦で戦局を左右する電磁波領域に対応した装備や技術を導入し、防衛力を高める狙いがある。

 マイクロ波は電子レンジで食品を加熱する時などに使われる電波だ。これを応用して強力なマイクロ波をビーム状に照射することで、ドローン内部の電子制御システムなどを故障させる。

 中国やロシアが開発に力を入れるドローンは小型化が進み、高性能化している。飛来の予測が難しく、低空飛行の場合はレーダーなどで捉えにくいため、発見が遅れがちだ。多数で襲撃する「飽和攻撃」も想定されることから、瞬時に同時対処する能力が必要になる。

 HPMの導入はドローンなどへの迎撃能力が格段に強化され、戦力バランスを一変させる「ゲームチェンジャー」になると注目されている。具体的には、
▽狙った目標に光速で到達
命中率が高い
▽照射方向の変更が簡単で飽和攻撃への対処能力が高い
▽弾数の制約がなく電力消費のみで低コスト
――といった特徴がある。照射装置を車両に搭載すれば、移動式も可能だ。
 緊急発進(スクランブル)して対応する航空自衛隊の戦闘機と比べ、隊員の死傷リスクが減る利点もある。

 防衛省は今後5年間かけて試作に取り組む予定で、来年度予算案に72億円を計上した。対ドローンのHPMが実用化できれば、北朝鮮によるミサイルの迎撃などに用途が広がる可能性もある。
 将来的には、イージス艦搭載の迎撃ミサイル「SM3」と、地対空誘導弾「PAC3」という現行の二段構えのミサイル防衛網を補完することも期待される。同省幹部は「HPM技術の確立は急務だ」と話す。

 ◆ HPM =High Power Microwaveの略。建物や人に影響を与えずに電子機器だけを無力化するエネルギー兵器。米軍が2003年の対イラク戦争でイラク国営テレビ局への攻撃で使用したと報じられた。米空軍は19年にHPM兵器を配備し、中国やロシアも研究開発に取り組んでいるとされる。
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日本が世界に勝つ「独自性の市場」は、スピードでもスケールでもない 202202

2022-02-05 20:18:00 | なるほど  ふぅ〜ん

日本が世界に勝つ「独自性の市場」は、スピードでもスケールでもない
FORBES より 220205  アクセンチュア

 前回記事(アワセとソロイ?日本人の精神性が、ビジネスの弱点ではない理由)は、高名な著述家たちが記してきた日本人論を手がかりに、温暖で豊かな気候風土、複雑さや曖昧さを許容する文化を育んだ歴史を振り返り、われわれ日本人の思考や行動様式を「アワセとソロイ」「オモカゲとウツロイ」「シゼンとキンベン」の3つのキーワードに分けて解説しました。

 この3つのキーワードが表す日本企業の特性は、今日の資本市場では弱さや脆さの要因となることが多く、それは市場自体が ”ヨーロッパを出自とする彼らの行動様式” に合わせて作られたものであることが原因です。それでも筆者は、考える対象を「戦う場」の定義まで広げれば、日本企業の特性は強力な武器に転じられると考えています。

 今回は社会のデジタル化によって実現しつつある「完全競争市場」の中で、日本企業にしかできない立ち回り方、ビジネスにおける ”勝ち筋” を提案したいと思います。

⚫︎自ら「戦場」を選ぶことからはじめよう
 グローバルジャイアントと呼ばれる新興企業は、データとテクノロジーを駆使した新たなビジネスによって未曾有の成功を収めています。彼らがこの世の春を謳歌する今日の資本主義市場において、日本企業はどのような戦略や戦術をとるべきでしょうか。戦い方を考えるうえで、ひとつの大切な選択をしなければなりません。

それは「戦場」の選択です。
 簡単に言えば、グローバルジャイアントと同じ土俵(今日の市場)で戦うか、日本の強みが活きる市場を作るかの選択です。
 もし前者を選ぶのであれば、先行するグローバルジャイアントにならい「スピード」と「スケール」を徹底する必要があります。ゲームのルールと勝つための要諦が定義され日本企業の独自性が入り込む余地は少ないです。

 第二次世界大戦中「マッカーサーの参謀」と言われ、優れた分析力で知られた日本陸軍堀栄三氏の言葉「アメリカ軍の鉄量に対するには鉄量を以ってするほかなし」に学び、他企業を凌駕するスピードとスケールを充足する必要があります。


作成:アクセンチュア

 一方、日本の独自性を活かせる新たな市場創造を考える場合、その市場はどこにあるのでしょうか。
 上に示したのは、縦軸に「デジタルの発展度」、横軸に「市場の大きさ」を取った模式図です。
 グローバルジャイアントがメインターゲットに据えている市場は一番左端のエリア、つまりデジタルで完結し、かつ場所や言語を選ばず世界共通で存在するニーズに応えるプロダクトやサービスが該当するビジネス領域です。Google検索、TwitterやInstagramなどのSNS、NetflixやAmazon Prime Videoなどの映像配信サービスなどが該当します。ユーザー数が10億人を超えるサービスも珍しくない領域です。

 図の中間に位置するのが、デジタルで完結しうるものの、国ごとに異なる法令や税制への準拠、許認可を要するビジネス領域です。これまでですと、通信や製薬、自動車など「国境がある産業」と言われていた領域で、最近ではUberのようなライドシェアサービスなどがこのエリアに当てはまります。グローバルジャイアントが次に狙おうとしている市場です。

 さらに図の右側は、地域特性や文化の違いに対応すべきビジネス領域で、右に行けば行くほど考慮すべき項目が増えていきます。
 たとえば同じ日本でありながら異なる文化や嗜好をもつ関東と関西で、サービス内容を変えるようなイメージです。完全自動運転の実現が難しいのも、その技術だけではなく、高精細な地図を地域ごとに揃える必要がありそのコストが膨大であることがあげられます。それぞれの市場は小さいですが、世界中に無数とも言えるほど多くのマーケットが存在するビジネス領域です。

筆者は、前回までの論考を踏まえ上に示した図の「右側」にこそ、グローバルジャイアントが参入しにくく、多様な価値観を重ね合わせてきた日本がもっとも力量を発揮できる領域であると確信しています。

では、具体的にどのように検討を深めるべきか、その論点を「戦略」「リーダーシップ」「オペレーション」の3レイヤーに分けて解説します。

⚫︎1:戦略:少量多品種に対応し多様性を追求
 古い経営学の教科書を開くと、プロダクトの価値は「コストバリュー」と「プレミアムバリュー」のふたつであると書かれています。
 大量生産による低コスト化、そして機能やデザイン、ブランディングによるプラスαの価値こそがプロダクトの魅力を高めるということです。しかし1980年代に入ると日本企業が新たな価値を生み出しました。「少量多品種生産」です。

 半導体製造装置や医療機器、航空機やロケットなど、民生品と比べ非常に高度な加工精度が要求される精密板金加工分野は、一品あたりの生産量は非常に限られる一方品数は多く、また製品ごとに多様な仕様要求に応える必要があり高い利潤を得ることが難しい産業と言われてきました。
 そんな中、日本の町工場は工場同士で連携を組み、圧倒的なオートメーション化を図り、また高額の工作機械を共同で購入しそれをカスタマイズし、最終的には「一日板金」「一個生産」を実現してきました。

 最近では、全国の印刷工場を束ね多種多様な印刷物を請け負うラクスル、金属加工分野で言うとキャディのように、デジタルの力を活用し経験豊富な職人の技術、特殊な加工設備を有する工場の生産力を最大限に引き出すBtoBマッチングサービス、累計出品点数が25億を超えたメルカリのビジネスはCtoCビジネスなど、多様性を軸とした日本の強みを生かしたデジタルビジネスも立ち上がってきております。

 また、グローバル展開している一部の日本企業では、古くから本社と海外現地法人とで異なる経営方針・販売施策及び社員の採用基準を用いている企業もあります。日本では正しいとされる方法が現地で通用するとは限らないためです。これはトップダウンによる中央集権的なガバナンスを是とする欧米企業ではあまり見られない傾向と言えるでしょう。

 ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と受容)は、欧米からきた新しい概念として受け止められていますが、多様な存在を認め活用する「アワセとソロイ」、自然を規範とし努力と研鑽を厭わない「シゼンとキンベン」という、古くから日本人が大切にしてきた特性そのものであり、今日のビジネスを考える上でも、この特性を活かすべきだと筆者は考えます。

⚫︎2:リーダーシップ:日常感覚に訴えるストーリーを提示
 日本企業はトップダウンでは動かない。いろいろな所で聞く言葉であり、そのように感じる方も多いと思います。一方、前回紹介した石田三成のリーダーシップに見るように、トップに大義を与えつつ、「オモカゲ」として象徴的な存在とし、そこから「ウツロイ」として執行権限を握った現場の納得感が醸成された時に、日本人の集団を大きな力を発揮します。

 現場の納得感は、その仕事が日常の中の喜びを生み、自らを高めることにつながると感じた時に醸成されることを、我々が持つ「シゼンとキンベン」の特性が教えてくれます。

 かつてホンダは、のちに業務用オートバイとして大ヒットするスーパーカブの広告で、排気量や馬力よりも大きな文字を用いて、集団就職で上京したばかりの青年に「片手運転もOKの素晴しい性能・ボクだって働きがいがあります」と語らせ、多くの共感を得たといいます。(参考: HONDA)
 こうした日常感覚に訴える広告戦略は、ホンダの創業者である本田宗一郎の発案によるもので、居丈高に性能を誇示するよりも日常感覚に訴えるストーリーを選ぶことによって、消費者の心をつかむとともに、社員のモチベーションを高め、ホンダが体現すべきフィロソフィーを浸透させるのに成功したと言われています。

 情報出版事業からテックカンパニーへの転換に成功したリクルートも、社員の意欲をかき立てることに長けた企業のひとつです。同社では事業部ごとに半期に1度開催する、全社社員参加の「キックオフ」の場で、ビジネス最前線で奮闘した写真にスポットを当てたたえ、社員にとっての身近なヒーローを作り出します。これは現場のやる気に火をつけ、経営ビジョンの再確認と今後の事業戦略の浸透を図るのにも有効だからです。

⚫︎3:オペレーション:企業内の共通事業基盤の確立
 少量多品種から転じて、ニッチ市場を狙った小規模事業を展開するうえで、コスト競争力が大きな課題となります。我々の諸先輩方はそれを徹底したオートメーションで工場内を最適化してきました。
 工場を企業に見立てれば、デジタル化・共通化によって、企業内のオペレーションコストを下げる余地はまだまだ十分にあります。また、デジタルを前提としたビジネスプロセスを再構築すること、個別事業の特殊性を保ったまま、ミドル・バックエンドを共通化することも可能になってきました。

 事実アクセンチュアでは、世界200箇所の拠点で個別の顧客に最適化されたサービスを展開しながら、バックエンドの仕組みは世界で標準化されており、非常にコスト競争力のあるビジネスオペレーションが構築されております。

 このような仕組みを日本企業型にアレンジすることで、小規模ビジネスにコスト競争力を付与し、新たな企業基盤を確立することができれば、グローバルジャイアントとは一線を画した事業展開が可能であると考えます。

 いかがでしょうか。業種や業態により選ぶべきビジネスは異なるでしょうが、今後の日本企業の勃興のための検討の一助になれば幸いです。
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3分で1万歩以上の運動効果が期待される「高効率ウォーキング」とは  202202

2022-02-05 20:03:00 | 健康関連

3分で1万歩以上の運動効果が期待される「高効率ウォーキング」とは
  Men'sBeauty  より 220205 


⚫︎2週間動かなければ血液循環が悪化して骨や筋肉が衰える?!
 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、現在34都道府県にまん延防止等重点措置が適用されている。しかし、4日時点での東京都の新規感染者数は1万9798人、病床使用率は54.1%と、金曜日としては過去最多を記録。

 東京都では緊急事態宣言発出を要請する条件として、新規陽性者数の7日間平均が2万4000人という基準を上げているが、4日時点では1万7368.1人だった。
今後も感染拡大は続くと考えられており,引き続き感染予防対策の徹底が求められている。

 そんな対策の一つとしてテレワークは今回のコロナ禍で急速に浸透したが、その一方で注意したいのが運動不足による〝コロナ太り〟。
 対策として、食料品や生活必需品の買い出しの際はクルマを使わない、あるいは電車を利用する時は、感染リスク軽減とダイエット効果を狙って1駅や2駅分は歩いてみようと思っている人も多いのではないだろうか。

 そんなウォーキングについて、「歩く時に体の動かし方を意識すれば、短時間でも高い運動効果が得られる『高効率ウォーキング』となります」とコメントするのは、元オリンピック競歩代表で、ウォーキングプロデューサーの園原健弘さんだ。

 園原さんによれば、2週間動かないでいると、血液循環が悪くなり若い人でも骨や筋肉が衰え、人間本来の機能が低下する可能性があるという。
「自粛期間中は通勤やレジャーなどがなく、普段行っている活動量をはるかに下回ります。運動量ゼロをプラスにするのではなく、マイナスをゼロに戻すと考えましょう。まずは気軽にお散歩感覚から始めて歩く習慣をつけましょう。

 より効率よく運動効果を上げたいのであれば、ウォーキングに挑戦してみましょう。ウォーキングでは、歩く時に体の動かし方を意識すれば、短時間でも脂肪や糖質を効率よく燃焼させる効果が期待でき、コロナ太りの対策にもつながります」

⚫︎散歩からウォーキングへの第一歩は〝大股歩き〟
「特に意識をせずに歩くと股下だけを動かしがち。しかし正しい歩き方は、動きの基点をみぞおち辺りまで高く上げ、そこから足を振り出すイメージを持つのがコツです。
 肩には力をいれず、手の振りは自然にまかせます。大きく振ろうと意識しないことがポイントです。

 振り出した足はかかとから着地します。かかとから着地するためには、ふくらはぎの筋肉を伸ばす必要があります。ふくらはぎの筋肉が伸縮することで、静脈の血流が良くなり、全身に血流を巡らせてくれます。
 正しい歩き方ができるようになると、ボディメイクにも役立ちます。ウォーキングは血液循環もよくなり、美肌作りにも役立ちます」

⚫︎慣れたら〝3分で1 万歩以上〟の効果を目指そう
「10 分でもより運動効果を得るそのコツは、負荷をかけることです。厚生労働省もただ歩くだけでなく負荷をかけることを推奨しています。やり方によっては、10 分も歩かずに1 万歩以上の運動効果が得られます。まずはレベル1 を行い、体が慣れてきたらレベル2に挑戦しましょう」

⚫︎レベル1:10 分で1Km が目安
「10 分間をいつもより早歩きで歩きましょう。ギリギリ歩きながら会話ができる程度、時速6 キロ、10 分で1Km 程度歩く速さがちょうどいい負荷になります。吐く息を意識して歩くリズムに合わせて、ふーふーと大きく息を吐きます。たくさんの酸素を取り込むことができ、細胞の活性化につながります。マスクをしていると呼吸がしにくいので、より意識しましょう」

⚫︎レベル2:3 分で1 万歩以上の効果を得る超・高効率ウォーキング法
「レベル1 で慣れてきたら、またはダイエットを意識したい方はレベル2へ。
 朝食や夕飯前の空腹時のウォーキングがおすすめです。
早歩き程度の運動は、脂質が燃焼しやすい運動強度です。また、ランニングほど炭水化物(糖質)を必要とせずにできる運動で、効率よく脂肪を燃焼することができます。

 さらに、30 秒思いっきり早歩きをして30 秒ゆっくり歩く、インターバルを利用した歩き方を3 セット、合計3分行うだけで1 万歩歩く以上の運動効果が期待できます。
これは、短時間で超・高効率のウォーキングになります」
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🚶‍♀️…向島農道ジグザグ❄️… 220205

2022-02-05 19:38:00 | 🚶 歩く
🚶‍♀️…❄️右岸河川敷…隠元橋…左岸堤防道…同47km碑…向島農道(鷹場…藤ノ木…東泉寺…向島東中学校&用水路沿…東泉寺⇄藤ノ木⇄鷹場⇄清水→)向島団地10番と向島市営団地の外周沿グルっと(向島藤ノ木小学校沿…同東公園…同学生センター沿…道路沿)…向島農道(清水⇄渡シ場⇆)…左岸…隠元橋…右岸堤防道…戦川右岸…平町橋…戦川橋…戦川左岸…右岸堤防道…莵道太閤橋↩︎…>
🚶‍♀️20278歩2kg

🌤❄️:隠元橋5℃〜4℃:時折粉雪チラホラ舞う: 普段なら3千歩で汗ばむが今日は8千歩…よけいに歩かねばと2万歩目指す,歩数確保にジグザグ歩き多用。今年初の2万歩越え重り2kgは速歩快調!1kg違うだけで…鍛錬不足
🌙五日月が青空に


鷹場町にて 梅が見頃に

東泉寺町より 桃山城天守閣

醍醐山系の

11:54 五日月🌙月齢4.1

17:14 🌙




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90歳までピンピン! 崑ちゃん流、若さをキープする5つの健康法 202202

2022-02-05 02:28:00 | 健康関連

90歳までピンピン! 崑ちゃん流、若さをキープする5つの健康法

 青春 onlain より 220205   大村崑


 人生100年時代を迎え、多くの方は最後まで「元気ハツラツ!」に生き抜きたいと望むはずです。しかし、健康的で充実した毎日をいつまでも送るのは、そう簡単なことではありません。「元気ハツラツ!」でおなじみの大村崑さんは「90歳を迎える今が、人生で一番健康!」と話します。なぜ90歳の今が一番元気なのか、体だけでなく心も元気な秘密はどこにあるのか、その健康法について教えていただきました。

⚫︎崑ちゃん流「健康法」教えます!
 筋トレを始めて、成果が実感できるようになったら、欲が出てきました。ジムに通う以外にも、健康のため、若さを保つために家でもいろいろなことがやりたくなったのです。

そこで、本などで勉強して、ぼくなりのエクササイズや健康法を考え、実践しています。これはもう、「ぼくなり」の健康法なので、合う合わないがあると思います。「そんなんずっとやってるわ!」って人もいるかもしれません。

でも、自分の体のことを考えて新しいことを始めるって、意外に楽しいもんです。おもろいと思ったもの、自分に合うものを見つけられたら、ぜひやってみてください。

⚫︎朝起きたら、まずお風呂で発声練習
 毎朝、起きたら、体をシャキッとさせたくて、一番に風呂に入ります。風呂に入ってまずやるのが、シャワーを浴びながらの発声練習。いくつになっても、ハリのある若々しい声でおしゃべりしたいのです。

 声も年齢とともに老けます。声帯という筋肉も、ほったらかしにしていたら、衰えるばかりで、すぐに年寄りっぽい弱々しい声になってしまいます。そんな弱々しい声で演技をしてみなはれ、見ているお客さんかて、なんや気が滅入ってきて、ロクに笑えへんでしょ。

 そうならないように、毎日、発声練習をして声帯の筋肉を鍛えているというわけです。
風呂場は湿度が高いので、喉を使う発声練習にはもってこい。シャワーで口を湿らせておいて、アエイオウー、アエイオウー、アエイオウー、とくりかえします。喉の奥から声を出すのがポイントです。

 発声練習のおかげか、電話の声も「若々しくて、90歳とはとても思えない」などとほめられたりします。
 それに発声練習は、喉の筋肉の筋トレ。鍛錬を続けることで、きっと誤嚥の予防にもなると信じています。

⚫︎1年365日、毎日「ブロッコリー」生活
 ブロッコリーは筋トレをしている人間の間では、鶏の胸肉と並んで大人気の食品です。ぼくも毎日1房ずつ食べつづけています。

 ライザップで教えてもらったのですが、ブロッコリーはまさに栄養の宝庫だそうです。とくに多いのがビタミンC。その量は100グラムあたりのブロッコリーで、レモンの約5倍以上!
 ほかにもビタミンE、葉酸、カリウム、カロテン、クロム、食物繊維など多種多様な栄養素が含まれているそうですが、なんと言っても驚くべきは筋肉が大きくなるのに欠かせない「たんぱく質」の量。100グラムあたりの含有量が4・3グラムにもおよびます。
 これは、ニンジンやキャベツ、タマネギなどのおなじみの野菜の、約4~5倍もの量になるそうです。筋肉を増やしたい人間にはたまらん食材。ブロッコリーさまさまです。

 しかも、糖質はニンジンの半分以下、ジャガイモの10分の1以下。筋肉を育てるのに不可欠なたんぱく質を多く含み、糖質は少なくて、低カロリーのブロッコリー。筋トレをしている人たちが競って食べるのもうなずけます。

 うちではアマニ油をかけてレモンを搾しぼったり、明太マヨネーズをかけたり、と目先を変えることで、毎回おいしく食べています。
 ブロッコリーのいいところは、60回は噛まないと、なかなか飲み込めないところ。しっかり噛むことで、顔の筋トレもできている気がしてます。

 あるとき医者から、よく噛んで食べものを小さく噛み砕いてから飲み込めば、胃腸への負担も小さくてすみ、長生きできる、と聞いたことがあり、ブロッコリー以外の食べものも基本的には、ひとくちにつき30回以上よくよく噛んで食べているぼくです。

 食事でほかに気をつけているのは、炭水化物をとりすぎないようにすること。
でも、まったくとらないというわけではなく、ごはんもパンも食べています。おいしいですもん。ただし、食べるのは午前中だけ。寝るまえの夕食では、口にしまへん。ごはん抜き、パン抜きの夕食にもすぐに慣れました。腹八分が守れて快調でっせ。

⚫︎伸ばして、縮めて……足指ゴルフボールで転倒しらず
 ダイニングテーブルの下のぼくの足元には、いつもゴルフボールが4つも5つも転がっています。ごはんやおやつを食べながら、食後に瑤子さんとおしゃべりしながら、あるいはテレビを見ながら、ゴルフボールを5本の足指でつかんでギューッと握るのを習慣にしています。これも、ぼくなりの健康法のひとつです。

 ゴルフボールはけっこう滑ります。そやから、最初のうちは往生しました。やっとつかめたと思っても、すぐに落ちてしまって、握れまへんのや。
 どうやら、ぼくの足指の筋肉はよほど弱っていたらしいですな。
 ぼくたち現代人は、1日に何時間も靴を履いてすごしているために、足の指は縮こまりっぱなしで、足指の筋肉は衰えるばかりだそうです。

 いろいろな本によると、足指の筋肉が弱っていては、大地をしっかりと踏みしめて歩くこともできないし、よく言われる、かかとから着地して、つま先で蹴り上げる「正しい歩き方」もむずかしいらしい。ペタペタ歩きになって転倒しやすくもなるそうです。

 そこで、足指の筋肉の鍛錬のために、食事の時間やテレビを見る時間などを利用して、テーブルの下のゴルフボールを足の指で握るようになったというわけです。
 今では足指でゴルフボールをギュッと握って、持ち上げることもできるようになりました。足指に筋肉がしっかりついてきた証拠ですな。そうしたら、うれしいことに、蹲踞をするのがラクになったのです。しかも、足のむくみがかなり改善された。足の指を動かすことで、滞っていた血液が流れるようになったためかもしれません。

 妻の瑤子さんは足の指を使って、「グーチョキパー」ができます。足の指の筋肉が発達していて、よく動くんですな。ぼくもゴルフボールのエクササイズで早いとこ、瑤子さんに追いつきたいもんです。

⚫︎「医者はふたり以上持て」が、ぼくのモットー
 セカンドオピニオンという言葉が広く言われるようになるまえから、ぼくは「医者はふたり以上持て」と言っていました。実際、ぼくには東京と大阪にひとりずつ主治医がいます。

 ひとりきりしかいない場合には、その医者が黒と言えば、黒でいくしかない。選択肢がないわけです。が、ふたりいれば、選択肢が広がります。
 たとえば、ふたりの医者がともにAという薬をすすめたら、ぼくはAを飲むことにします。ひとりがAを、もうひとりがBをすすめたら? その場合には、資料や関連する本を読んでから自分で考えて、自分で決めます。
 最後に決めるのは、自分。そして、決めるためには、素人なりに勉強もしなければあきまへん。面倒だと思うかもしれませんが、これも大切な自分の体を守るため。

 薬についても、ぼくなりのやり方があります。市販の薬を使うときには、ぼくは能書(添付文書)のなかの[注意]から先に読みます。これを読まないで、[効能・効果]だけを読んで薬を飲む人もいるようですが、怖いやん。
[注意]にはたとえば、「緑内障、前立腺肥大、排尿困難のある人は医者に相談してください」と書かれていたりします。それに気づかずに前立腺肥大の人などが薬を飲めば、重大な副作用が現れる危険性もあります。
 ところが、この[注意]の多くは小さな細い字で書かれています。そこで、読みとばさないように、かならず[注意]を先に読むようにしているのです。能書の小さな細い文字は、虫メガネを使ってでも読む。これもぼくのモットーです。

⚫︎どんな日でも、ユーモアを忘れない
 笑いを仕事にしてきたぼくは、「笑いは幸せの入口」だと思っています。
寂しかったり悲しかったりしても、笑えば楽しくなります。家に笑い声が響くと、それだけでも幸せな気分になれる。それに、夫婦喧嘩を防ぐには、笑いが一番。雲行きが怪しくなったら、どちらかが笑わせる。笑っていると喧嘩するのがアホらしくなります。

 ぼくは残された人生を、1日でも2日でも楽しい日を多いものにしたい。だから、1日最低でも1回は瑤子さんを笑わせています。大笑いでなくても、小さな笑いでも手数多くくりだせば、楽しくなれますし、相手も笑いで返してくれれば最高です。
 笑いのジャブをいくつもくりだしているうちに、アッパーカットが当たって、大笑いになることもあります。
 ダジャレでもモノマネでもなんでもOK。その日、見たり、聞いたりしたことにひと工夫、ひとひねりを加えて、笑いをつくり出しています。
 ダジャレひとつひねり出すのにも、ときには脳をフル回転させます。そやから、人を笑わせる努力は、すぐれた「脳トレ」にもなります。喜劇役者のぼくが言うんやから、間違いおまへん。


⚫︎PROFILE  大村崑  1931年11月1日生まれ。兵庫県生まれ。
キャバレーのボーイから司会、そしてコメディアンへと転身。昭和30年代、黎明期のテレビ軽演劇『やりくりアパート』『番頭はんと丁稚どん』『とんま天狗』に出演し一世を風靡する。大塚製薬オロナミンCのCMで子どもから大人まで幅広い層に好かれる国民的タレントとしての地位を確立。現在は講演活動で全国を駆け回りながら、映画にも出演。精力的に活動を続けている。著書に『崑ちゃん ボクの昭和青春譜』(文藝春秋)などがある。
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