goo何気無い日々が心地よい安寧

何気無い日々が続く様に。生きていく事の大変さがカナン。ある種空気の様な存在になりたいもの。

テスト明けの琵琶湖一周小旅行! 202208

2022-08-03 22:28:21 | 🚇 旅選定の参考

テスト明けの琵琶湖一周小旅行!! (雲を観察しながら)
  note より 220803  そううん


 そううんです。
本日午前をもって前期のテストが終わり、そのまま旅をしたくなって琵琶湖一周してきました。琵琶湖一周は大回り乗車で安く楽しめるし、半日あればできるので、ちょっとした旅にはもってこいですね。

⚫︎東山駅にて
 さて、本日の旅のスタートは京都市営地下鉄・東山駅から。京阪京津線に直通で浜大津を目指します。
 この京阪京津線、トンネルの中を進んでいると、いつの間にか地上に出ており、最後は路面電車になるという不思議な路線です。見飽きない!

 浜大津からさらに京阪を乗り継いで、大回り切符のスタート、大津京駅に参ります。

 何故かみどりの券売機で乗車券のみを買う
琵琶湖一周の運賃は、たったの240円!
 山科までだと190円ですが,京都の地下鉄はやたら高いので今回は京都駅まで行きます。

⚫︎国鉄車両の113系 レトロでいい。
 ここからは、風光明媚な車窓と強風による運休で有名な湖西線を進みます。
 新快速が40分後だったので、とりあえず普通電車で堅田まで。
 西側にいい積乱雲を発見 光と影の感じが綺麗
 列車の待ち時間は、雲の写真を撮ることが多いです。風景写真を撮ると空が主役になることが気象好きたる定め・・・
 西側にも発達しそうなのがいて、追っていきたいと思ったり。。
 近江舞子行きの列車に乗り換えさらに北上します。

⚫︎青と緑が鮮やかな湖西線 雲の白も映える
 堅田ー近江舞子間は特に琵琶湖の景色が綺麗な区間なので見入ってしまいます。堅田駅で見つけた積乱雲が発達して、対岸では雨が降ってるのがはっきりわかります。そんなうちに近江舞子に到着。
 おーみまいこ
ここではサンダーバードに遭遇しました。通過速度がめちゃ速い。

⚫︎雷鳥のごとく走り抜けるサンダーバード
 やっと新快速に乗り換えて近江塩津を目指します。結局湖西線各駅停車。琵琶湖西岸の積乱雲は最盛期を迎えているのが撮れました。先程より雨の柱が太くなっていました。
 これを雄大と言わずして何というだろう

 しかし、しばらくすると衰退していくのが積乱雲。寿命はわずか1時間。美しく雄大だからこそ、感じられる無常感は大きいものとなります。
 雲頂は圏界面に達しているが、中が抜けてきている衰退期の積乱雲
 
 大津京を出て1時間40分で滋賀県最北の駅、近江塩津に到着。ここで姫路行きの新快速に乗り換えます。
あまりいい写真を撮っていなかった…
 ここから乗り換え無しで京都まで一直線!景色をゆっくり楽しもう!。米原、彦根に近江八幡、草津と見たい都市が多いぞ。
と、思っていたのですが・・・
 爆睡。気づいたら大津でした。あぶねぇ
正直言って湖西線に比べて琵琶湖線は生活路線という感じで、景色は見劣りするんですね。
 特に意味はなく、一旦山科駅で降りました。
⚫︎やましなー
ここでホームの時刻表を見ると、とんでもない本数の列車が! 時間1,2本が当たり前の田舎者には目眩のする量です。
 朝ラッシュ時間18本・・・エグい
最後に湖西線経由の列車に乗り換えて、京都に到着。これにて旅の幕は閉じました。

 早くも見慣れたものとなった京都タワー
読んでくださりありがとうございました!
夏に向けて旅行記事をどんどん投稿していきます。


▷そううん
旅好き大学生。京都在住。長崎出身。 鉄道旅・徒歩旅を主にやっていきます。
毎日更新の 「今日の注目記事」ページ では、note公式のおすすめ記事がお読みいただけます。
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【保存版】京都オススメ奥深い魅力の池・沼☆豊臣秀吉ゆかり~古の観月池まで【厳選5所】202208

2022-08-03 21:47:00 | 🚇 旅選定の参考

【保存版】京都オススメ奥深い魅力の池・沼☆豊臣秀吉ゆかり~古の観月池まで【厳選5所】
  Kyotopi より 220803三杯目 J Soup Brothers


 汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都オススメの池・沼を集めました。平安時代から和歌に詠まれた名所から伝説の巨大池まで。


◆比叡山を望む市民憩いの景勝地「宝が池」
 左京区上高野にある市民憩いの公園内ある『宝ヶ池』。かんがい用の溜池として江戸時代中期につくられた池からは名峰・比叡山を望め、貸しボートもあり。池の周囲には1.5㎞のランニングコースが整備され、自然の空気に触れながら、四季折々の景観も楽しめる場所。

名称:宝が池公園
住所:京都市左京区上高野流田町8
関連記事:https://kyotopi.jp/articles/pRZwn


◆古より多くの歌人や俳人を魅了してきた景勝地『広沢池』
 右京区北嵯峨にあり、日本三沢の一つでもある『広沢池』。京都市内に居ながらにして里山風景広がる開放的空間。すぐ近くには大覚寺があり、大沢池とともに月見の景勝地として有名で、古来より数々の歌や俳句にも登場するスポット。ちょうど広沢池の向かいには歌碑があり、月を詠んだ歌が数々紹介され、源頼政、西行などの詠んだ名歌ぞろい。

名称:広沢池 
場所:京都市右京区嵯峨広沢池下町31−2
関連記事:https://kyotopi.jp/articles/ZR9Lw


◆都市伝説的心霊スポットとして知られた「深泥池(みどろがいけ)」
 北区上賀茂エリアにあり、古くから和歌にも詠まれる景勝地『深泥池(みどろがいけ)』。かつては地元で有名な心霊スポットとして知られ、どこまで真実かもわからない伝説の残る場所。四季折々でその景観を楽しめ、さらに貴重な生態系が残ることから「深泥池生物群集」として国の天然記念物に指定。近年では池の周りに生息する鹿の食害に悩まされるエリアでもあり。

名称:深泥池
住所:京都市北区上賀茂深泥池町67−1
関連記事:https://kyotopi.jp/articles/Xn6Tg


◆春は桜、秋は観月のスポットとして名高い大覚寺境内「大沢池」
 右京区嵯峨にある真言宗大覚寺派大本山、嵯峨天皇の離宮を寺に改めた皇室ゆかりのお寺『大覚寺』。その境内にある『大沢池』。周囲約1kmの日本最古の人工の林泉(林や泉水などのある庭園)。嵯峨天皇が離宮嵯峨院の造営にあたって、唐(中国)の洞庭湖を模して造られたところから、庭湖とも呼ばれ、当時の最先端の文化発信地。春は桜、秋は観月の名所としても知られ、古の歌人にも愛された場所。

名称:大覚寺・大沢池
住所:京都市右京区嵯峨大沢町4
関連記事:https://kyotopi.jp/articles/yhBri


◆戦国武将・豊臣秀吉ゆかりの伝説の巨大池「巨椋池(おぐらいけ)」
 かつて、京都市伏見区・宇治市・久御山町にまたがる界隈に存在し、その規模池というより湖と言うにふさわしいほどの大きさを誇っていた伝説の巨大池『巨椋池(おぐらいけ)』。琵琶湖を水源とし、日本史上においても重要な池で、桃山時代には伏見に城下を構えた豊臣秀吉が巨椋池(宇治川)に堤防を築く河川改修の大工事に着手したことでも知られる。昭和に入り、さらなる大規模な干拓工事が行われ巨椋池はその姿を消したが、今でもその周辺の地名から巨椋池を感じることができる。

名称:巨椋池排水機場公園
場所:京都府京都市伏見区向島又兵衛
関連記事:https://kyotopi.jp/articles/T9A00
     https://kyotopi.jp/articles/S51Am


◆最後に
いかがでしたか?古くから存在する池や沼であるからこそ、数々の古都の歴史、文化を育み、今もなおその優美な景観が人々に癒しを与える憩いの場。ぜひ、お立ち寄りください!

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実際、昔と比べて日本はどれぐらい「暑く」なっているのか。データをみたらやばかった。 202208

2022-08-03 21:39:00 | ¿ はて?さて?びっくり!

実際、昔と比べて日本はどれぐらい「暑く」なっているのか。データをみたらやばかった。
  キャリコネ より 220803 ふじいりょう


とにかく暑い日々が続いている。昔と比べて夏が暑くなった気がするのだが、実際にはどうなのか? 気象庁のデータなどを元に調べてみた。(文・ふじいりょう)

 実際暑い!
      気象庁のデータをもとに編集部が作成

 気象庁によると、日本は昔に比べて明らかに暑くなっている。日本の気温は100年あたり1.28℃の割合で上昇しているという。

真夏日・猛暑日・熱帯夜も、いずれも増えている。

1910~1939年と、1991年~2021年の平均日数を比べると

  真夏日は約35日→約41日、
  猛暑日は約0.8日→約2.5日、
  熱帯夜は約9日→約23日、

 に増えていた。

 しかも、ここまでの数字は、都市化の影響を比較的受けていない場所で調査したもの。都市部は「ヒートアイランド現象」の影響で、もっと暑くなっている。

 例えば、東京では100年あたりの平均気温が、2.6℃の割合で上昇。

 1910~1939年と、1991年~2021年の平均日数を比べると、

   真夏日は40日→53日、
   猛暑日は0.5日→5.3日、
   熱帯夜は3.8日→30日、

  と大きく増えていた。

猛暑日と熱帯夜の変化をグラフにしてみると,ここ最近,大きく増加していることがわかる。

 地方出身 → いまは都会だとなおさら暑く感じそう。
温室効果ガスの増加が主因とされる世界規模の温暖化、それに都市部のヒートアイランド現象が加わって、日本は実際に暑くなっている。特に、地方で自然に囲まれて育った人が都市部に出てくると、「昔より暑くなった」と感じるだろう。

 最近はテレワークの推進などもあり、「涼しい場所で働く」という選択肢が以前よりも現実的になってきている。

 たとえば、最近話題の千葉県勝浦市は「100年猛暑日知らずの街」として、観測史上1度も猛暑日を記録したことがないと涼しさをPRしている。もし、いまいる職場が完全テレワークOKだとしたら、こんな地域に住居を構えてみるのもいいかもしれない。
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量子コンピューターの頭脳であるQPUとは一体何なのか?をNVIDIAが解説 202208

2022-08-03 21:32:00 | なるほど  ふぅ〜ん

量子コンピューターの頭脳であるQPUとは一体何なのか?をNVIDIAが解説
  by IBM Research
 Gigazain より 220803


 従来のコンピューターとまったく異なる計算方式を採用しているため、従来よりも圧倒的な速度と量の計算をこなすことができる量子コンピューターの計算ユニット「QPU」について、半導体企業のNVIDIAが解説しています。

What Is a QPU? | NVIDIA Blogs
https://blogs.nvidia.com/blog/2022/07/29/what-is-a-qpu/

 量子コンピューターは従来のコンピューターよりもはるかに高い計算能力を持ち、これまで「時間がかかりすぎるために解決が事実上不可能」とされたような問題も解決できる可能性が期待されています。
 例えば、さまざまな暗号技術の核となる因数分解計算も量子コンピューターによって爆速で解決できます。もちろん今日の暗号技術が持つセキュリティ性を一瞬にして破壊してしまう可能性はありますが、同時にこれまで以上に解読が難しい暗号を開発することも可能になります。
 他にも、原子レベルで量子力学をシミュレートしたり、タンパク質や薬品などの構造解析、飛行機の設計など、ありとあらゆる分野で役立つといわれています。

 QPUとは量子コンピューターの頭脳のことで、電子や光子などの粒子の振る舞いを利用して、従来のコンピューターのプロセッサよりもはるかに高速に特定の種類の計算を行うものです。
 QPUは「量子重ね合わせ」や「量子もつれ」といった量子力学の現象を利用し、並列計算を行います。一方で従来のコンピューターに使われるCPUやGPUなどは、古典物理学の原理を電流に応用したものです。そのため、量子コンピューターに対して従来のコンピューターは「古典コンピューター」と呼ばれます。

 例えば、CPUとGPUは電流のオンあるいはオフ状態をビット単位として計算を行いますが、QPUの量子ビットでは0と1だけではなく、「0と1を重ね合わせた状態」を示すことができます。古典ビットで3ビットの場合は「000」「001」「010」「011」「100」「101」「110」「111」のうち、一度に表わすことができるのはどれか1つだけです。
 しかし、量子ビットは0と1の重ね合わせの状態を示すことができるため、複数の状態を同時に表わすことが可能になります。

 量子コンピューターでは従来のコンピューターで1つ1つ行っていた計算を同時並列で行えるようになるため、これまでのコンピューターでは莫大な時間が必要だった計算も爆速で終わらせることができます。
 例えば、量子コンピューティング企業のQuantum Computing Inc.(QCI)は、BMWとAmazon Web Servicesが出した車両センサー配置に関する3854変数と500以上の条件が与えられた問題を解決したと発表しました。
 この問題は従来の古典コンピューターだと非常に時間がかかる問題でしたが、QCIの量子コンピューターはわずか6分で答えを出したそうです。

 もちろん量子ビット数が多ければ多いほど、可能な並列計算の量が増えるので、量子ビット数はQPUの能力に直結します。また、量子コンピューターの研究者はQPUのパフォーマンスをテストおよび測定するための方法を模索しています。

 QPUに量子ビットを構築する方法として最も人気のあるアプローチが、「超伝導量子ビット」と呼ばれる技術で、2つの超伝導体の間に絶縁体を挟むジョセフソン接合で、クーパー対と呼ばれる2個の電子がトンネル効果によって絶縁体を通過する現象を利用し、量子力学的重ね合わせを実現するというものです。
 量子ビットに使われる超伝導体の状態を持続させるため、量子コンピューターの回路は液体窒素などで極低温で動作させる必要があります。

 また、一部の企業は電子ではなく光子を使って量子ビットを開発しています。光子の振動や経路を0~1として計算を行うため、超伝導量子ビットと異なり、液体窒素などで量子ビットを極低温に保つ必要がありません。
 ただし、光子を管理するためのレーザーと高度な検出器が必要になるほか、検出時にエラーが起こりやすいという点がデメリットとなります。 

 他にも、電磁場で荷電粒子(イオン)を細くするイオントラップを用いて量子重ね合わせの状態を作り出すイオントラップ型量子ビットなど、量子ビットの実現方法にはさまざまなやり方が研究されています。NVIDIAは「今はまだ量子コンピューターの黎明期であるため、QPUの量子ビットにどの種類の量子ビットが広く使われるようになるのかは明らかになっていません」と述べています。

 ただし、いずれの方法においても、極低温を維持できる冷蔵庫や真空エンクロージャー、電磁シールドなど、一般の家庭には設置できないような施設が必要となります。
 そのため、量子コンピューターは主にスーパーコンピューティングを求められる研究施設や大規模なデータセンターに設置されるだろうと予想されています。

 そんなQPUで実用的なものが登場するのはまだ先のことだろう、とNVIDIA。ハードウェアレベルでは、QPUは現実世界の多くの仕事に対応できるほど強力ではなく、信頼性も十分なものではないとのこと。
 また、QPUに対応したソフトウェアもまだ初期段階であり、これは古典コンピューターの黎明期にアセンブリ言語のエンジニアたちが四苦八苦したのと同じことだとNVIDIAは述べています。

 しかし、AmazonやIBM、IonQ、Rigetti、Xanaduといった複数の企業がハードウェアの研究に投資しているほか、量子コンピューター向けのソフトウェア環境を整えるプロジェクトがさまざまな企業によって進められているそうです。
 NVIDIAも、量子コンピューターと古典コンピューターを連係させたハイブリッド量子コンピューティングシステムをプログラミングするためのオープンプラットフォームであるQuantum Optimized Device Architecture(QODA) を発表しています。
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【驚異的】人間の心に、意識が生まれるその瞬間 202208

2022-08-03 21:21:00 | なるほど  ふぅ〜ん

【驚異的】人間の心に、意識が生まれるその瞬間
  ダイヤモンド onlain より 220803 アントニオ・ダマシオ,千葉敏生


 言語や創造性をはじめとして、意識は生物としての人間らしさの根源にあり、種としての成功に大きく貢献したと言われてきた。
 なぜ意識=人間の成功の鍵なのか、それはどのように成り立っているのか? これまで数十年にわたって、多くの哲学者や認知科学者は「人間の意識の問題は解決不可能」と結論を棚上げしてきた。
 その謎に、世界で最も論文を引用されている科学者の一人である南カリフォルニア大学教授のアントニオ・ダマシオが,あえて専門用語を抑えて明快な解説を試みたのが『ダマシオ教授の教養としての「意識」――機械が到達できない最後の人間性』(ダイヤモンド社刊)だ。
 ダマシオ教授は、神経科学、心理学、哲学、ロボット工学分野に影響力が強く、感情、意思決定および意識の理解について、重要な貢献をしてきた。さまざまな角度の最先端の洞察を通じて、いま「意識の秘密」が明かされる。あなたの感情、知性、心、認識、そして意識は、どのようにかかわりあっているのだろうか。(訳:千葉敏生)

⚫︎意識がある状態とは?
「私に意識がある」とは、いったいどういう意味なのだろう? ごく単純に言えば、私自身に意識があると称する瞬間において、私こそが心の所有者であると自然に特定されるような知識を、私の心が有している状態といえる。

 基本的に、その知識は次のようなさまざまなかたちで、私自身とかかわっている。

1)私の身体。私は感情を通じて絶え間なく、私の身体に関する詳しい(または漠然とした)情報を受け取っている。

2)私が記憶から呼び起こす事実。その事実は、この瞬間の知覚と関係がある場合もあればない場合もあり、私自身の根幹でもある。

 心に意識を与えるこの知識の集会の規模は、名誉あるゲストの数によって変わるが、その一部は名誉があるどころか、絶対に欠かせないゲストといえる。その名前を挙げておこう。一つ目は、自身の身体の現在の機能に関する知識。二つ目は、記憶から呼び戻された、今この瞬間の私、最近の私、遠い昔の私についての知識である。

 とはいえ、私は、意識がそこまで単純だと言い張るつもりはない。実際、意識は単純とは程遠いからだ。これほど多くの可動部位や関節によって生み出される複雑さを過小評価したところで、得るものは何もないだろう。たしかに意識は複雑だが、意識が物質的な意味ではなく、心的な意味で何からできているのかは神秘であるとか、解明不可能であるとは思えないし、いつまでもそのままである必要もない。

 私は、私たちの生体が成し遂げてきたことを深く称賛している。私たちが神経と呼ぶ部分と、「残りの身体」という言葉で片づけてしまいがちな部分、その両方から成る私たちの生体が、感情と自己参照の感覚を備えた心的状態へとつながるプロセスを生み出してきたことは、称賛に値する。

 だが、何かを称賛するのに、神秘性をかき立てる必要などないのだ。神秘の概念や、生物学的な説明が人智を超えたところにあるという考えは、意識については成り立たない。疑問には答えがあるし、難問は解ける。それでも、いくつかの比較的明快な機能の組み合わせが人間のために成し遂げてきたことは、驚異としか言いようがない。

⚫︎「意識」がこれほどまでに注目されるのは、何故なのか?
 脳科学、生物学、心理学、宗教学、哲学、ロボット工学、人工知能工学から、自己啓発やスピリチュアルやライフハックやマインドフルネスまで、本当に様々な分野で、「意識」は重要なテーマとされ、各分野で論文や書籍が出版されてきました。アントニオ・ダマシオ教授が専門用語を抑えてコンパクトに『ダマシオ教授の教養としての「意識」』で展開する解説は、細菌などの原始生物の生物学や心理学、神経科学を発展させた科学者たちの知見から哲学的議論、さらにはAIやロボット工学で展開される感情や意識の研究、果ては私たちの生きる宇宙の議論にまで広がっていきます。

 これほどまでに「意識」が注目されてきた背景には、実は特別な事情がありました。
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