本日の「あまちゃん」
アキの母、春子の過去が明らかになってきています。昔、アイドル志望だったようですね^^
オーディション用に撮った写真をアキに見せ、ダサいでしょと聞くと、アキはこう言います。
「ダサくないけど、イタイ・・・」
その言葉を聞いて春子は、昔、そのような言葉があったら、ぴったりの表現だ、か何か言っていました。そう、この「痛い」の意味、確かに新しい表現だと思うのです。思うと言ったのは、いつからか調べていないからわからないので・・・。少なくとも、私も春子と同じ意見で、80年代前半にはそんなに使われている表現ではなかった・・・。しかも、ここで使われている「痛い」の意味は非常に繊細というかデリケートで語義を書くのが難しい。
最近の国語辞書にここでの意味が書いてあるかどうか手元にある岩波と新潮社の小型辞書を見たけれども、書かれていなかったので、若者ことば専門の辞書だとあるかもしれないと思い、試しに、米川明彦氏の『若者ことば辞典』(1997)を調べてみると、「痛い」ありました。語義説明に
②の意味は原義にやや近いと思われるので、①の用例を挙げると、
となるようです。ここで書かれている意味と、現在、使われている意味は、少し違うニュアンスも異なるようです。「痛い」の意味用法の広がり、面白い。それがドラマの中で出てきたことが、さらに面白い。
アキの母、春子の過去が明らかになってきています。昔、アイドル志望だったようですね^^
オーディション用に撮った写真をアキに見せ、ダサいでしょと聞くと、アキはこう言います。
「ダサくないけど、イタイ・・・」
その言葉を聞いて春子は、昔、そのような言葉があったら、ぴったりの表現だ、か何か言っていました。そう、この「痛い」の意味、確かに新しい表現だと思うのです。思うと言ったのは、いつからか調べていないからわからないので・・・。少なくとも、私も春子と同じ意見で、80年代前半にはそんなに使われている表現ではなかった・・・。しかも、ここで使われている「痛い」の意味は非常に繊細というかデリケートで語義を書くのが難しい。
最近の国語辞書にここでの意味が書いてあるかどうか手元にある岩波と新潮社の小型辞書を見たけれども、書かれていなかったので、若者ことば専門の辞書だとあるかもしれないと思い、試しに、米川明彦氏の『若者ことば辞典』(1997)を調べてみると、「痛い」ありました。語義説明に
①おかしい、変の意。
②心にグサッとくる突っ込みに対する相づち。感動詞的用法をとることが多い。
②の意味は原義にやや近いと思われるので、①の用例を挙げると、
① 咲江「見て見てー!このハンカチ買ってん」
信子「なにそれ、サルやん」
咲江「このおチャルがプリチー!」
信子「ちょっと頭が痛いんちゃうかー」
となるようです。ここで書かれている意味と、現在、使われている意味は、少し違うニュアンスも異なるようです。「痛い」の意味用法の広がり、面白い。それがドラマの中で出てきたことが、さらに面白い。