日本語おもしろ発見

日々の生活から

LINEでは誤解が生じやすいようです

2014-08-13 09:41:18 | 日記
私は携帯電話すら本当は持ちたくない古いタイプの人間ですので,LINEなどは絶対にしませんが,今の子どもたちはそうもいきませんね。

このLINEでのコミュニケーションがうまくいかず,人間関係に支障が出る場合もあるとか。
誤解がもとで,苦しい思いをする人がいるなんて,悲しすぎます。実際に会って,顔と顔を向き合わせて話をしても,伝わらないことが多いのに,まして,LINEなどのように短い言葉でコミュニケーションをとっていたら,誤解が生じて当然です。昨日の報道を見ていると,特に,1対1ではなく,複数のグループでトークしているときに,誤解が生じやすいようです。

A:「映画,見に行かない」
B:「うん,行く」
C:「なんで行くの」

このようなトークがされたとき,Bさんは,Cさんに「何であなたが来るの?来ないで」と言われたと理解したそうです。当然,それは誤解で,Cさんは,「Bさんも来るよね。Bさんは何に乗って来るの?」と聞いたわけです。

AさんとBさんだけの会話なら,このような誤解はなかったはず。
Cさんも省略しないで,「よかった」とか入れたら,通じたはず。

もう一つ,紹介されていた例です。

A:「最近,髪切った」
B:「へえ,そうなんだ」
C:「かわいくない」

この例では,Aさんは,Cさんに,「Aさんは,髪を切って,かわいくない」と言われたと理解しました。もちろん,それは誤解で,Cさんは,Bさんに,「Aさん,髪を切ってかわいいよね」と同意を求めたわけです。

LINEは便利だけど,誤解が生じやすいのかもと思いました。(使っていないので,実際のところはわかりませんが…)

せめて,イントネーションのマークを入れるだけでも,疑問を表せるから,二つ目の例だったら,誤解を防ぐことができるかなと思いました。

A:「最近,髪切った」
B:「へえ,そうなんだ」
C:「かわいくない
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イントネーションは大事

2014-08-13 09:27:10 | 日本語豆知識
文字では伝えることができないものに,アクセントやイントネーション,声の調子や,顔の表情などがあります。これらはコミュニケーションにおいて,とても重要な役割を果たすんですよね。

たとえば,「明日行く」という文も,イントネーションを変えるだけで,意味も違ってきます。

1.明日行く→  平板調で話すと,「明日行きますよ」「明日行くつもりですよ」という意思を表す。
2.明日行く  上昇調で話すと,「明日行きますか?」という疑問を表す。
3.明日行く  下降調で話すと,「明日は必ず行きなさい」という命令を表す。

授業でこの話をすると,学生に3番の命令がよくわからないと言われたことがあります。
大人同士では,こういった表現を使いませんね。あるいは,こういう表現で注意されたことがないのかもしれません。

下降調での命令表現は,親が子供に対して注意するときによく使うようですね。うちの妹は,子どもたちに,しょっちゅう,言っています。

「さっさと着替える
「さっさと食べる

おお,恐。

話がそれてしまいました。次の記事で本題に入ります。

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