函館 Glass Life

函館市田家町で眼鏡店「サポートGlass」を営む店主の趣味と感じたことの
日記です。

頼みに行く相手が違います!!

2009-10-05 | 歴史
家康からの命令で遂に上洛する事になった景勝主従
「正義はなお我らにある。上洛してそれを家康の前
に示してやるのじゃ」と意味不明の言葉を発する景

上洛するからには家康に恭順の意を表さなくてはな
らなりません。
遂に気がふれたかと思ったくらいです

家康との謁見の場で謝罪を求める家康に謝罪拒否!!
この主従、自分達の置かれている立場が全く分か
っていないようですね
勝者に対して暴言を吐くと言う事はお家取り潰し
を覚悟しなくてはなりません。
家は残したいは言いたい事は言うはでは通りませ
ん。
子供の喧嘩ではないのです
尤も、この鈍感さがあったればこそ今まで生きて
これたのかも知れませんが

それにしても、家康に刃向かう気概があるのなら
何故上洛したのでしょうか??
上杉の正義を語る為に上洛したのでしょうか??
話せば分かるというほど戦国の世は甘くはないの
です

元々上杉の上洛拒否から関ヶ原の戦いが始まった
のです。
最初から上洛していればこんな事にならなかった
筈。
覚悟を決めて戦いに臨んだとばかり思っていたの
ですが、西軍敗戦に接してなおこんな馬鹿な発言
をするとは呆れてしまいます
尤も、景勝が悪いのでも兼続が悪いのでもありま
せん。
史実に無理やり義だとか愛だとか正義を埋め込も
うとした脚本家の失敗
僕には戦国時代と現代を混同しているとしか思え
ません。
真剣に見れば見るほど馬鹿らしくなってきます
某放送局の年末時代劇の方がよっぽどましですね。

意味不明なのがもう一人、小早川秀秋
上杉家を残す為に何故?淀殿の所へ出向いたので
しょうか?
秀秋が嘆願するとすれば高台院(北政所)のところ
しかないはずです。
家康と通じていたといわれている高大院
幼少の頃から高台院に可愛がられていた秀秋
頼みに行く相手が違います
今頃淀殿に頼みに行くくらいなら最初から西軍に
味方すればよかったのにと思ってしまいます。
なんとも痴愚危惧な感じがしてならない僕なので


おそらくこれから大坂冬の陣→夏の陣とドラマは
続くのでしょうが、家名を残した上杉も家康側と
して大阪城を攻める筈です
義だとか愛だとか最後には正義までもちらつかせ
た景勝主従。
大阪城攻めに対してどの様な整合性を見出すので
しょうか??
まさか、義の戦いとは言わないでしょうね



サポグラ 10月号 のCMです





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6 コメント

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家康の方が正論 (haru)
2009-10-06 22:26:02
こんばんは。
このドラマを見る限り、上杉側に愛や義があるとは思えません。むしろ家康の言うように、上杉の勝手な愛や義によって、多くの人の命を奪われたのです。しかもこのドラマでは、三成に決起を促したのは兼続で、極悪人です。現代だったとしても、自分勝手な正義で多くの人を殺す狂信的なテロリストと共通するところがあります。家康の言った愛や義は恐ろしい方便だという言葉はいい台詞ですが、それをアンチ主人公で言わせるところがこのドラマのおかしいところです。この分だと、景虎や三成や西軍の諸将や多くの兵士のように、兼続の愛や義によって秀頼母子は殺されそうです。
最後に、おっしゃるように兄の秀次のこともあるし、秀秋なら高台院に頼みに行くと思います。
http://blog.livedoor.jp/haru1106/
返信する
朝廷の力関係を考えれば上杉家の行動は当然かと思います (PGM21)
2009-10-07 01:42:39
何時もTBを頂きましてありがとうございます。

コメントでは初めてになりますが、

私自身家康が悪人とは思いませんし、私が戦国武将の中でも家康は好きなので1つポイントを上げるとすれば、確かに関ヶ原に勝利したものの、この時点で家康はまだ征夷大将軍に任命されておらず、戦を起こした段階では豊臣家が官位では上だった訳です。元々秀吉は朝廷の官位を非常に重視して各大名や武将に官位を献上している点でも朝廷の力で天下を治めようとした事がわかります。
信長のように征夷大将軍を追放し神と名乗るほど型破りな武将でなかった家康にとっては戦で勝利したものの、朝廷の力は天下に示すためには必要ですし、官位に対する力は強かった訳で、戦った時点では負けたとはいえ豊臣の方が朝廷の力を持っていた訳です。
一歩間違えば朝廷を踏みにじる事になりそれこそ天下の収拾がつかなくなる訳です。
上杉の義というのはこの時点では豊臣が持つ朝廷の力によるものであり、朝廷に対する義と捉えた方が良いと思います。
謙信公から朝廷への義を導いてきた戦いを展開した上杉にとっては当然の行動であり、その点を考慮して観ないといけないでしょう。
そう考えれば秀秋が朝廷の力を持っていた淀殿に頼むのは間違った行動ではありません。
それだけ家康が征夷大将軍に任命されるまで諸将の処分に2年以上掛かったのが朝廷への配慮と考える事ができるのではないしょうか。
返信する
haruさん (iseッチ)
2009-10-07 16:04:57
こんにちは!!
あくまでもこのドラマでの話ですが…
三成をけし掛けたのは兼続なのでいっ
てみれば関ヶ原の張本人は兼続及び上
杉と云う事になります。
その上杉が絶好の機会に徳川を攻めな
かった事に武将としての整合性を僕は
感じないのです。
勿論、実際には攻めれなかった理由も
あるので一概には云えませんが、それ
にしても今回の脚本にはかなり無理が
あり支離滅裂な感じを受けています。

>家康の言った愛や義は恐ろしい方便だ
という言葉はいい台詞です
全く同感です。
戦国には似つかわしくない愛や正義を
ドラマのメインに持って来たのがまず
かったのでしょうね。
ましてや義と云う抽象的な言葉では…
いまだに義の意味が僕にはよく分かりま
せん。

返信する
PGM21さん (iseッチ)
2009-10-07 16:40:49
コメントありがとうございます!!
>朝廷の力は天下に示すためには必要ですし、
官位に対する力は強かった訳で、戦った時
点では負けたとはいえ豊臣の方が朝廷の力
を持っていた訳です。

日本の歴史は権力者が朝廷の権威を利用して
成り立っきたので仰る意味は良く理解できます。
個人的な意見ですが、この時代官位だけでは
政治は動いていなかった様な気がしています。
家康は関ヶ原の戦いの前から実質的な最高権
力者だったと思うのです。
東軍に加勢した大名の殆どは家康の実力の前
にひれ伏したと言っても過言ではありません。
何れ天下を治めるのは家康だと大多数の大名
は思っていたのでは…

個人的には淀殿が上杉の執り成しをしたとは
信じられませんが、もし上杉家存続を懇願す
るのであれば間違いなく高台院の方だと僕は
確信しています。
いくら官位が上でも一大名になった豊臣家に
秀吉存命の時の力は残っていなかったのでは
ないでしょうか。
仮に淀殿が家康にお願いしても家康は受け入
れなかったのでは…
上杉家が存続出来たのには違う理由がある様
な気がしています。


返信する
恩を仇で返す上杉? (Tommy)
2009-10-09 00:57:02
 上杉存続に助力した人を秀頼や淀にしたために、大阪の陣で豊臣を攻めた上杉の行動がまさに恩を仇で返す忘恩不義の行いになりますよね。
 おそらくその時にはもう兼続も景勝も助けてもらった事なんて忘れていて、「上杉のためには 徳川に従うのが義」と言うのでしょうけど。あるいは大阪の陣に触れずにスルーとか…(--;)
 謙信は既成の権威と秩序を大切にしていたようですから、位階の上下というより、朝廷と足利将軍家を庇護しようとしていたと思っています。その将軍を追い出し、朝廷を差し置いて自ら神になろうとしていたのが信長で、信長の跡を継ぐ形で(しかも信長の息子から権力を簒奪して)天下人となったのが秀吉ですから、上杉が「義」ゆえに豊臣家を持ち上げることには違和感を感じてしまいます。
 上杉がいかに生き延び、いかに大きくなるか、という視点からなら、秀吉に臣従したのも、後に家康に臣従したのも、当然のこととして納得できます。

 史実を忘れてフィクションのドラマとして見ても矛盾だらけですね。
 「正義は我らにあり」というなら上洛して言い訳せずに、本多正信を脅したとおり決起して徹底抗戦して義を貫くべきでしょう。三成は最期まで諦めていませんでした。
 家康に正論で詰られたとき、なんで声高に反論しなかったんでしょうね。「正義を主張」するならまさにこの時でしょうに、主従揃って沈黙。いやそれ以前に「いかなる命にも従う」と言った時点で、家康に臣従することを認めたも同然でしょう。
 福島正則は直江状に感銘を受けたかのように語っていましたが、それでは直江状を読んだ後に会津征伐や東軍に加わった理由がわかりません。
 首謀者の三成ほか数名が斬首刑ですから、発端となった上杉は改易されなかっただけでもマシなのに、減封されたぞどうするんだと騒ぐ家臣達。それまで何の覚悟もしてなかったようですね、情けない限りです。
 アバンタイトル「仁義なき戦後処理」なんて、景勝・兼続だって御館の乱の後、景虎方についた者を徹底的に排除したでしょうに。
 などなど、数え上げたらきりがないのでこのへんで打ち切ります(^^;)。たくさん書いてしまってごめんなさいm(_ _)m
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Tommyさん (iseッチ)
2009-10-09 10:28:28
おはようございます。

>史実を忘れてフィクションのドラマとして見ても矛盾だらけですね。

仰る通りです。
一つ一つあげたら切りがないですよね。
勿論、ドラマですのでそういう側面があって当然だとは思いますが、ストーリーに無理がある様な気がしてなりません。
義と云うあまりにも抽象的な言葉をモチーフに
した為でしょうか??
見れば見るほど義の意味が分からなくなってきました。
僕だけでしょうか??

>
上杉がいかに生き延び、いかに大きくなるか、という視点からなら、秀吉に臣従したのも、後に家康に臣従したのも、当然のこととして納得できます。

僕も同感です!!
ドラマとして面白いか面白くないかは別として
見ていてすっきりするでしょうね。
ある方が言っていました。
脚本も悪いが原作はもっと酷いと…
これに尽きるのかも??


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