ドラマでは時忠が禿という集団をつくり、平家に異を唱える者達を抑圧
していましたね
時忠は関白でもないのに平関白と呼ばれていたとか?
関白をも凌ぐ力を時忠は持っていたのでしょうか?
高倉天皇は時忠の甥にあたる訳ですから時忠が権力者となるのはある
意味当然の事なのかも知れません。
本来なら日のあたる事の無かった人間が権力を持つ恐ろしさを感じます
ね
それにしてもこの禿集団、真っ赤な衣を身に着けいかにも不気味
本当にこんな集団を作ったのでしょうか??
清盛自身が作るとは到底考えられず、策略家の時忠なら?とも思います
が…
個人的には平家物語の創作ではないかと思っています。
盛者必衰となる平家ですが、そのスピードがあまりにも早すぎます
坂を転げ落ちると言うよりも垂直に落ちる感じですよね。
その原因の一つとして禿を象徴的に登場させたのではないのでしょうか?
早すぎる没落のその裏にはこのような恐怖政治があったと言いたいの
では…
わが世の春を謳歌する時忠にもの申す兎丸
『やりすぎやないか』と非難される時忠ですが、全く意に反しません
それどころか『平家にあらずんば人にあらずじゃ』と言うくだり、驕る平家
の代表格といったところですね。
摂関家ですらこんな言葉を言わなかった筈です。
「この世をば我が世とぞ思ふ望月の欠けたるひともなしと思へば」
御堂関白・藤原道長が絶頂期で詠んだとされる歌ですが、この世は自分の
世だと言っている道長に比べても、平家以外は人ではないとまで言い切って
いる時忠の方が辛辣で成り上がり者のえげつなさを感じる僕なのです
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